ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

今日の日記

心療内科睡眠導入剤が処方されている。

症状も快方に向かっている(ということになっている)今でも時々寝付けない夜に飲んでいるんだけど、そうすると大体翌朝になっても薬が抜けていない感覚があり、その日の午前中くらいまではぼんやりした状態で過ごすことになってしまう。

そんな薬を金曜の夜に、翌日起きる時間を気にする必要のないタイミングに飲んで寝た。予想通り薬の効果を朝まで引きずって、昼頃まで心置きなく眠る作戦に成功する。

 

朝食と昼食を兼ねたコーンフレークを食べてから、服を着替えてスマホを置いて散歩に出かけた。

5月の下旬という時期なのに、未だ肌寒い。毎年こんな感じだっただろうか。薄い長袖のインナーに同じく長袖のシャツを着て、ちょうど肌に合う。

 

ショッピングモールの建物を過ぎて一級河川に架かる橋を渡り、大通りをだらだら歩く。何気に通ったことのない道だった。

歩き続けていると、隣駅のある辺りまで着いた。普段通勤している方向とは、反対の隣駅。過去に一度だけここに降りてみたことがあったけどあまり惹かれるものはなくて、何となく印象の薄い町というイメージが根付いていた。

こんにち改めて散策すると、大きめの商業施設内にある図書館を見つけたのでふらっと寄ってみる。

 

中央図書館と名付けられているそこは広く開放的で、内装のデザインもオシャレなので居心地がよかった。屋外テラスも数箇所あり、今日は悪天候だったが天気のいい日にここで読書すると気持ちいいだろう。

ただしコロナの影響で、閲覧室やすべての座席が利用できず、施設内での読書は今のところ不可能なようだった。残念すぎる。その気になれば1日中居られそうなよい場所なのに。

自分の住んでいる区全体の図書館で使える利用カードを今日は家に置いてきたので、ゆっくり書架を眺めてから施設を出る。何冊か読みたい本があったので、また時間のある時に借りに行こうか。でもやっぱり図書館の中で読みたいなぁ…。

 

もと来た大通りの反対側を歩きながら帰っていると、道中にもうひとつ図書館があることに気付く。

こちらも新築のように真新しく大きめの建物なので期待したのだけど、入口が分からないしどうも開館している感じではない。

外の掲示板に貼られたチラシによると、どうやらここは何年も前から休館していて、今年の6月にリニューアルオープンされるところらしい。なるほど。また来てみるか。

 

一級河川のところまで戻ってくると、今度は遠くに見つけた橋を目指して川沿いを歩くことにした。

学生時代もしょっちゅう、音楽を聴きながら地元の川沿いを歩いていたな。淡々と歩いていると、凸凹に歪んだ心が均される感じがして好きだ。水面や野鳥を眺めたり、途中のベンチに腰掛けてボーッと空を見上げたりする。

目的の橋までたどり着くと、そこにも腰を掛けるスペースがあったので、そこに尻を置いて高架線を走る電車を何台も見送った。高架の近くで、子どもを連れたおじさんが撮り鉄のごとく写真を撮っていた。

 

道を引き返している途中で野良猫が3匹集まっているのを見かけて、ここで初めてスマホを持ってきていないことを少し悔やんだ。

僕がノースマホで散歩に出かける理由は、純粋に「歩く」行為を楽しむために、ネットとかTwitterとか余計な選択肢を排除したいからだ。しかし時々、どうしても写真に収めたい場面に遭遇することがある。

コンパクトなデジカメでも買ってみようか。でもたまの散歩のためだけに物を買い足すのもなぁ…。次の給料日までまだまだ出費の予定があるので、これもしばらく先延ばし案件になるだろう。

 

それから川を離れて見慣れた街に戻り、坦々麺を食べてから帰宅した。

今日は約4時間くらい歩いた。

 

音楽のきっかけは何だっけ

自分にとって音楽とは何か、的な話題が一時期Twitterのタイムラインに流れていた。

長文で真面目なことをあんまり呟きたくなかった僕は、その時はただ人の意見を流し読みしていただけだったのだけど、少し時間が経って真面目に考えてみたい気分になった。

 

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そもそも僕にとって音楽の馴れ初めというのは、間違いなく小学4年生に入ったブラスバンド部なのだろうけど、あの頃は音楽をしているという自覚は全く無かった。

それもそのはず、当時の僕は単に姉がやっていたから入部してみたというだけで、音楽をやりたいという気持ちはほとんどなかったからだ。元々集中力のないガキだったので、練習なんかは苦痛の極みだった。

打楽器を演奏するのはまぁ楽しかったんだけど、「周りの音を聴きながら」「指揮や楽譜に合わせて」「決まった音やリズムを奏でる」ということをなるべく完璧にこなそう、という作業っぽい気持ちの方が強かった。ある意味ゲームのような感覚でやっていた思う。

 

その感覚は中学に入って、殆ど社畜や奴隷と似たようなそれに変わった。ひたすら孤独感や理不尽や苦痛に耐える日々で、音楽をやっているなんていう考えは微塵にも湧いてこなかった。

 

そんな中で、たまたまYouTubeスピッツの『冷たい頬』のPVを見たことがあった。中学2年の時だ。

この曲は当時初めて聴いた訳ではなくて小さい頃に母の車の中で流れていたのを覚えているけれど、久しぶりにしっかり歌詞を読みながら聴くことで、自分の中で確かな感動が芽生えた。

それから一気に熱が来て、ネット上にアップされているスピッツの曲をひたすら聴き漁ったり、過去のアルバムを少しずつレンタルしてパソコンにダビングしたりしていた。

ここで初めて『俺、音楽を聴いているな』と思えるようになった。インターネットしか趣味のなかった中坊に、音楽鑑賞という新しい趣味ができた瞬間だった。

 

やがて中学校3年間の奴隷生活から解放された後も、高専で軽音楽部と吹奏楽部を兼部するなどして、みっちり音楽にのめり込んだ生活を送ることになる。

この頃は部活動もゆるめにやれていたおかげか、演奏者としても音楽を楽しめるようになった。軽音でも吹奏でもドラムスティックを握り、文化祭や地元のライブハウスのステージで演奏したりしていた。それらを純粋に楽しむ余裕が出来て、結果的に中学時代よりも技術が向上したなと思える。

軽音部で知らないバンドを聴く機会もあったけれど、僕は基本的に自力で発掘して好きになったアーティストばかりを聴いていた。そうしてハマったのが、真心ブラザーズとか、LOST IN TIMEとか、the pillowsだったのだ。

そんな感じで、自分の世界が狭くも確実に形成されていったのだと思う。気付けばWALKMANが僕にとって、財布や携帯と並ぶ3大必需品として脳内に登録されているほどだった。退屈な昼休み、何となく憂鬱な学生寮での休日、最後の1年間の通学時、何時たりともイヤホンを耳から外さなかった。

 

高専生活の5年間で演奏者としての音楽は十分やったと思うので、社会人となった現在は、自分から音楽をやりたいという気持ちはあまりない。

それでも僕は、未だに音楽と密接に関わった生活をしている。

上京したての頃は好きなバンドが生で観られるというだけで興奮が止まなかったし、今でもその高揚感は人生の糧になっている。音源で惹かれたずっと真夜中でいいのに。やヨルシカは、そのライブパフォーマンスに圧倒されてより一層好きになった。

お気に入りのアーティストも少しずつ増えてきて、自分の世界もだんだん豊かになっている感じがある。

上京して間もない頃に聴くようになったLAMP IN TERRENを、今でも通勤時や気力の湧かない休日に聴くことで心を落ち着かせている。社会の理不尽さに打ちのめされた時は、ハルカトミユキの曲がいつも沁みていた。

 

こうやって音楽のルーツを辿ってきて思うのは、もう音楽が完全に僕の生活と一体化してしまっているということだ。なんか気付けばくっついて離れなくなっていた、といった感じか。

理由もなく憂鬱でやる気が湧かない時も、「だるい。今日はあかん。曲流して寝よ。」という風になって、身も心もしょっちゅう音楽に委ねてしまっている。ここまで来ると、もはや『逃げの手段』として活用してしまっているけれど。

 

曲やアーティスト達が直接生活を支えてくれている訳ではないし、「音楽に救われている」という感覚は僕にはちょっとわからない。この世から音楽が無くなっても多分死にはしないだろうことも、26年生きてきて流石に分かってきたし。

 

最近気付いたのだが、去年辺りから音楽の新規開拓を全然やらなくなった。もうずっと同じアーティストやプレイリストを延々と聴き続けている。

そうなった原因はハッキリと分からないけれど、その時期にライブに行けなくなったことや、仕事が単純な苦痛でしかなくなっていたことなど、様々な負の影響が相まって感性が鈍ってしまったのかもしれない。

ただでさえ周りへの関心が薄くて飽きっぽい性分なのに、そのうえ更に視野を広げられなくなってしまったことは悲しい。けれども、そんな心が死んだような状態でも聴き続けられる音楽というのは、それこそ一生染み付いて離れないものなのでは、とも思う。

 

そうして離れなくなった憑き物に、今もなお生かされている感覚があるので、可能な限りそれらを大切にしたい。直感で「これいいな」と思えた若い頃の感性ぐらいは、忘れずに持っておきたい。

この先歳をとってどんどん生命力が弱っていけば、本当に世界の全てがどうでもよくなってしまうのだろうか。どうなるか分からないけど、自分の中に何一つ気持ちが無くなってしまう、その時まで。

 

そうだ。
何一つもなくなって、地位も愛も全部なくなって。
何もかも失った後に見える夜は本当に綺麗だろうから、
本当に、本当に綺麗だろうから、

(ヨルシカ『盗作』より)

 

いかれたメンテナンス

 

『これがあの五月病というやつなのか。』

 

就職6年目にして、典型的な社会人あるあるを実感してしまっている。

ゴールデンウィークが終わった辺りから、魂がごっそり抜かれたようにふにゃふにゃな状態が続いていた。体調は悪くないのだが驚くほどにやる気が湧かず、時短勤務で早い時間に帰宅しても、陽が沈むまで昼寝ばかりしている(昼休みも、いつもまるまる寝ているのに)。

今まで動きまくった反動がようやく来たのかも。多分長いこと背伸びをし続けていたんだろうな。今は本能的に何もするべきではないと、脳が教えてくれているのかもしれない。

何もする意欲がない時は、布団に横になって音楽を流し、毛布やブランケットに包まって時間を潰せば、少しは回復する気がする。

家ではずっとコンポから曲を垂れ流していたのだけど、この前久しぶりに自宅でイヤホンを使って音楽を聴いた。当たり前だが、室内が静かなせいか外でイヤホンをしている時とは歌や楽器の聴こえ方が違っていて、これはこれでいい気分転換になった。

 

仕事に関しては朝普通に起きられているし、電車も混んでるけど何とか体調を崩さずいられているので問題ないとは思っている。

しかしやっぱり作業をしていると、現場時代の嫌なことが頻繁にフラッシュバックしてしまう。効率の悪さ、計画性の無さ、論理的思考がなってない…過去に言われた色々なキツイ言葉が、思い出したくもないのに次々と脳裏に浮かぶ。限界が来たら、おまじないのように頓服薬を飲んで気を紛らわしている。

嫌な記憶を鮮明に憶えているのは子どもの頃からのことだし、多分一生治らないんだろうな。なんか休職してた時よりも気分が落ち込んでいる感じがしなくもないけど、仕事のストレスは前より格段にマシになったので、とりあえず慣れて少しでも自信をつけていくしかないか。

もうすぐ時短勤務期間も終わるし、6月から本格的に業務を任されるっぽい。やっていけるかな。

 

平日は毎朝コーンフレークを食べていたんだけど、流石にそれにも飽きてきたので、この度とうとう炊飯器を購入した。

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実家以外で卵かけご飯なんて久しぶりだ…。米のある生活は素晴らしい。

夜寝る前に米を2合分セットして予約炊飯しておけば、朝はお茶碗1杯、昼はおにぎり2個、残りは夕飯、という感じで綺麗に1日分消費できることが分かった。

晩ご飯はスーパーで惣菜を買っているのみだけど、半年後ぐらいには料理が習慣になったりするのだろうか?未来のことは分からない。

 

あと、最近は歯医者に通ったりしている。以前、奥歯の一部分が欠けているところを見つけてしまって、流石に嫌な予感がしたので腹を括ったつもりだ。

診察の結果、案の定欠けている部分は虫歯が進行していた。他にもチラホラ虫歯があることを言われて、まぁ覚悟はしていたがショックだった。あと何回通わないといけないんだろう…。土日も空いている所なのが救いか。

そんな中で、人生で初めて親不知を抜歯した。2回目の診察の時に、「今日は親不知抜こうかー」と突然言われたのでビビってしまう。一応、上顎のそれはサクッと抜けるみたいで、実際麻酔が効いていてそれほど痛みはなかった。その日は中々抜歯跡から血が止まらなくて不安だったものの、寝て起きて鎮痛剤を飲んだら、殆ど違和感は無くなっていた。薬ってすごいな。

そういえば一度皮膚科にも行った方がいいんだよな。鋸山ハイキングの時に左足親指の爪を圧迫させ過ぎていたらしく、痣ができたまま治っていないので。痛みがないから1ヶ月以上ほったらかしてしまった…。

身体のメンテナンスも相当怠っていたせいか、今でも出費が止まらないな。ある程度貯金はあるし生活が苦しいってほどではないけれど、気付けばあっという間に財布が軽くなっていく。

 

土曜日にはずっと真夜中でいいのに。のライブに行ってきた。去年延期になった幕張での公演だ。

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ずとまよは去年12月のやきやきヤンキーツアー以来。他のバンドと比べると割と最近な方だ。

ずとまよは毎回ステージのセットが凝っているし、音響や楽器の演出も魅力的で引き込まれてしまう。ライブ中は余計なことを色々考えてしまう典型的なタイプなのだけど、ずとまよのライブは熱中しすぎてあまりそうはならない印象だ。

今日もその世界観に没入していて、時間があっという間に過ぎていった。やっぱりACAねさんかわいかったな。

モニターでバンドメンバーが紹介されるところで、『Everyone SHAMOJI』と出てきたのがなんか嬉しかった。自分もちゃんとライブに参加してるんだ、という気持ちが湧いてくる。忘れずにグッズのしゃもじを持ってきていてよかった。

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開演前にTwitterのフォロワーさんに会うことが出来て、軽く雑談したりした。ピロウズと全く繋がりのない以外アーティストのライブで、バスターズに会えるとは面白い。

 

そんな風にすごしたい(5月3日〜5月7日)

5月3日(月)

午前中に軽く部屋の片付けと掃除をする。風呂の排水溝を綺麗にした。えらい。

 

カラーボックスが本や漫画でいっぱいになってきたので、もう読まないであろう物を分けて整理した。大体半年に1回くらい、こんな風に仕分けしてブックオフへ売りに行ったりしている。

今回は割と思い切って断捨離したので、売る本が膨大な数になってしまった。数えてみると73冊。流石にこんなにまとめて店には持っていけないな。

せっかくなのでブックオフの出張買取センターを利用してみることに。会員登録をして、明日の昼間に予約を入れた。

 

お昼に、近所にできたばかりのまぜそばの店に行く。

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おいしかった。卓上のニンニクがおろしではなく、刻みニンニクなのが嬉しい。後からご飯も頼んで目一杯堪能する。

ただ、店員の接客テンションが高くてちょっとしんどかった。丁寧だがかなり豪快で声の大きい、ラーメン屋にありがちな接客。もはや感じ方の問題なってくるのだけど、僕はああいうの苦手だ。

 

スマホを機種変したので、いつもの散歩道を歩いて写真を撮ってみる。

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ズームして撮っても殆ど粗くならないのがすごいな。流石に5年も経てば技術も進歩するか。もっと早く買い替えていればよかった。

 

帰宅して昼寝しようと思ったがうまく寝付けなかったので、財布とWALKMANだけを持ってもう一度外に出る。すぐに戻ってくるつもりだったけど、歩いているうちに興が乗ってきて、結局2時間くらい散歩してしまった。

帰りに近所のツタヤを冷やかしてみると、知らない間にコミックレンタルが導入されていた。ビックリ。漫画喫茶よりも安い値段で便利そうだし、また流行りを追う時とかに活用しよう。

 

5月4日(火)

洗濯機を回していたらブックオフの出張買取センターが来た。予定より10分ほど早い。

大量の本を箱詰めして持っていってもらう。カラーボックスに余裕ができてスッキリした。最近は巻数の多い漫画は漫画喫茶で読んでいたりするし、家に紙の書籍が増えるペースも落ちていくと思う。

 

早めに用事が済んだので、今日もノースマホで散歩に出かける。こういうのが不要不急の外出って言われるんかなと一瞬思ったけど、わざわざ人混みに入っていくことがなければ、まぁ問題ないだろう。日頃の散歩まで咎められたらもう何もできん。

隣駅の公園をぶらぶら歩いた。手元にスマホがあればつい写真を撮ったりTwitterを見たりしてしまうので、あえて切り離して出かけると、いつもより歩くことや音楽を聴くのに集中できてよい。

 

夕方、風呂上がりに感傷ベクトルを聴いた。夏の夕方〜夜の時間帯に聴くと何となく合うような感じがする。

2年前に、アルバム『シアロア』の限定版がたまたま近所のツタヤに並んでいたのを買ったんだよな。10年くらい前の(しかもかなりマイナーな)限定品が売ってるって中々レアだと思う。

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↑これ。

 

フォロワーさんのDiscordイベントを聴きながら夜を過ごす。ピロウズの曲をリクエストされた分だけひたすら流すというもの。

僕の選曲は、『そんな風にすごしたい』。

ここのところネガディブなニュースや揉め事を頻繁に見かけて、勝手に疲れてしまっていた。なんかそういうものを一切気にせずに、何もかも自分のペースで決めて過ごしていたいな、という気持ちがこの曲の歌詞と一致していたのでリクエストしたのだった。

まぁ学生の頃からこの曲みたいにどこか気だるげで、この歌詞みたいにふわふわした考えを持って生きているんだよな。頭の中身はあの頃と殆ど変わっていない。

寂しくても急がない、そんな風にすごしたい。

 

5月5日(水)

長時間パソコン画面を見ていたせいか、目が冴えて全然眠れなかった。5時に寝て10時半に起きる。

 

学校の教室でキウイを食べるという夢を見たので(しかも何故か皮ごと)、スーパーでキウイを買って食べた。

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グリーンとゴールド、2種類のキウイを買ったんだけど、ゴールドキウイが明らかに熟れてなくて酸っぱい…。スーパーで手に持った瞬間に何となく察しはついていたけど。グリーンの方が熟していて甘かった。

 

スカート・澤部渡さんのYouTube配信ライブを観る。

やっぱりスカートの曲は落ち着くから好きだな。「どうしてこんなに晴れているのに」は最近散歩中によく聴いていたから、配信でも聴けて嬉しかった。

 

結局、今年の連休も全く電車に乗らず過ごした。1週間くらいなら、自分の生活は徒歩圏内で十分完結できるんだろう。

 

5月6日(日)

出勤の日。いつも通り6時に起きる。

 

部署を異動してから、朝起きて余裕ができたことは本当に大きい。

いつも身支度を済ませたあとにコーヒーを淹れ、朝食のコーンフレークを食べながら、出発の時間まで2〜30分ほどのんびりしている。今まで朝食は出社してから雑に済ませてばかりだったので、こういう時間はありがたい。

あと、現場時代は毎日早朝の薄暗い時間帯に家を出ていたので、陽が昇っている時に出勤するというのも新鮮だ。やっぱり外が明るいと気分は段違いでいい。

 

仕事の内容に関しては機密事項が多い都合で細かく書けないけれど、現場にほぼ全く出ないパソコン作業中心の業務だ。

まだ仕事らしい仕事はやってないのだけど、今は業務用のシステムに慣れるための練習を少しずつやっている。資料と数字を追っていると時間はあっという間に過ぎていく。

そうして15時に退勤。明日はテレワークなので、専用のノートパソコンを持って帰る。

 

帰宅するとブレーカーが落ちたみたいに、何もする気が湧かなくなった。

 

5月7日(火)

テレワークだ。やることはあんまりない。

 

とりあえずパソコンを準備して、テレワーク開始のメールを送る。コーヒーを淹れて部屋着のまま座椅子に腰掛けるものの、いまいちやる気が出ず、しばらくボーッと過ごしていた。

流石に1日何もしないというのもやばい気がして、システムの練習をだらだら進める。

 

比較的静かでのびのび作業できるのはいいことだけど、長時間数字を相手にしていると、なんか現場時代の嫌な記憶が次々に蘇ってしんどくなってしまう。

昔から、過去に自分がされた嫌なこととかを割と鮮明に憶えている方で、時々それらが不意にフラッシュバックすることがある。そこから芋づる式で負の記憶が蘇っていって、段々憂鬱な気分になっていってしまう。

そんな感じで昔の記憶が中々消えてくれないので、嫌なことに対して結構根に持ってしまう方だ。過去の大半はどうでもよくてどうしようもないものばかりだと分かっているんだけど。

もうずっとこの性質を引きずっていかないといけないんだろうな。諦めて適当に付き合っていくしかないか。気楽に生きたいな。

 

15時にテレワーク終了のメールを送ってパソコンを片付け、松屋で遅めの昼食を食べる。

帰宅してからは、また何もせず無になってしまう。なんか典型的な五月病だな。最近だめだ。

 

夜、ブックオフ出張買取センターから査定結果のメールがようやく来た。

買取金額4,643円。値段のつかなかった商品も何点かあるけど、まぁおおむね予想通りの結果だった。日々の食費の足しにしよう。

 

物持ちのよさとズボラさ(4月29日〜5月2日)

4月29日(木)

ゴールデンウィークが始まった。昨日の午後、有休の交渉に成功したので7連休だ。

休職明けから1週間でまた連休というのも妙な話だけど、休みは多いに越したことはないな。

 

…とはいえ緊急事態宣言の影響でやれることは殆ど限られている。カラオケもスーパー銭湯もショッピングモールも全部休業していて行く場所がない。

元々連休中は何もしないつもりだったので、何だかんだで休職中に色々やっていてよかったと思う。

天気も悪いし1日中だらだら。長時間寝すぎて頭が痛くなったので、夕方湯船に浸かったらスッキリした。

 

夜中に雨がかなり強くなる。雷なのか強風なのかよく分からない轟音が聞こえたりして。

雨の音は嫌いではないんだけど、こう強く来られると流石に気が滅入ってくるな。そもそも僕は周りの音とか人の声とかが過剰に気になってしまいがちだし。こんな時は何も考えず眠るに限る。

 

4月30日(金)

昨日の昼間に寝過ぎたせいか、夜うまく寝付けなかった。10時に起きる。

 

お昼に二郎系のラーメンを食べに行った。

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開店5分前に並んでいたので2番目に入れたんだけど、店がオープンしてからぞろぞろと人がやってきた。やっぱり人気なんだな。

入口にコロナ対策に関する貼り紙がいくつもあった。店の人同士の会話を聞いていると、どうやら最近、都の見回りが来て「ここまできちんと対策している店は滅多にない」と褒められたらしい。このご時世、生き残るためには工夫が要るんだろうか。

 

それからいつもの道を散歩する。昨日と打って変わっていい天気。長袖のシャツを着ていて若干暑かった。もう4月も終わりだ。

スマホの機種変をしようとauショップに入ったら、今日は予約でいっぱいだと言われる。仕方なく明日に予約を入れて帰った。

 

帰宅してから、漫画『青のオーケストラ』の最新巻を読んだ。

オーケストラ強豪高校の物語。自分もコンクール経験者なので、リハーサルとか結果発表のシーンとか、こういうのあったなーとか思いながら読んでいた(僕はオケじゃなくて吹奏楽出身だけど、コンクールの流れは大体同じだった)。

青のオーケストラは去年から何となく読み始めたのだけど、登場人物に愛着が持てて読みやすい。9巻はハルちゃんがひたすらに可愛かった。

 

あつ森でメーデーイベントを片付ける。

迷路の離島を進んでみしらぬネコの所まで辿り着いて景品をもらったり、ベル引換券を拾ったり。一度だけ行き詰まって緊急脱出サービスを利用してしまう。でも確か去年は2回ほどサービスを利用した記憶があるので、きっと前より賢くなった。

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誰だって生きてりゃ色々あるよな。

 

5月1日(土)

睡眠導入剤を飲んで寝たら、翌朝ずっと眠気を引きずってしまう感じがある。一度起きてしまえば大体どうにかなるんだけど。

結局また10時くらいに起きる。コーンフレークを食べていたら地震が来た。

 

近所のインドカレーの店に行く。

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食べている途中で店に入ってきたおじさんの食べる音が耳についた。スプーンの音がカチャカチャと。普通に食べていたらそこまで音はしないだろ、というほどの。

多分この人は自分のガサツさに気が付いてないか、あるいは気にしてもいないんだろうな。前の職場にそういう人がいたから何となく分かる。食事中の振る舞いを見るだけで、その人の性質とかが大体分かると思う。

 

適当に散歩してから一旦帰宅し、夕方auショップに行ってスマホの機種変をしてきた。iPhone 6sから12 proへと、5年ぶりの大幅アップグレードだ。

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普通の12でいいやと思っていたんだけど、容量256GBだとすぐに用意できるのが12 proしかないらしいのでそれにした。やっぱりすぐに手に入る方がいい。

デフォルトで前まで見かけなかったアプリが色々入っていたけど、多分これ半分も使わないだろうな、とか考えながらホーム画面を整理していた。そのあと、必要なアプリをダウンロードする。

 

夜にYouTubeさわおさんの配信ライブを観た。アラバキロックフェスが中止に伴い、特別に開催された配信イベント。

配信でさわおさんが見られる日が来るとは思ってなかった。普段は絶対やらなそうだけど、それだけアラバキに思い入れや熱意があるんだろう。フールオンザプラネットがかっこよかった。

 

5月2日(日)

スマホを機種変したはいいものの、新機種を使うのがもったいなくて、つい前のやつでネットを見てしまう。一応この日記は新しいスマホで書いている。

 

松屋で昼食。たまたま座った席に、普段見かけない山椒の小袋が入った入れ物があった。セルフサービスの店舗だし、前の客が返し忘れたんだろう。

せっかくなのでネギ玉牛めしに山椒をかけて食べてみると、普段と違った味がしておいしかった。山椒大好きなんだよな。口の中がじんわり痺れて気持ちいい。

 

昨日スマホケースを買っていなかったので、イトーヨーカドー電機屋に行く。ここが営業していて助かった。

そのあと通勤用の革靴を新調した。連休に入る前に、僕の靴を見た後輩から買い替えないとやばいっすよそれ、的なことを言われたので。

んー。確かに4年くらい使ってるしつま先のシワもすごいことになってるけど、まだまだ全然使えるつもりでいたな。穴が空いてる訳でもないし。

 

割と物持ちがいいのと強烈な先延ばし癖があるせいで、物の買い替えが昔から苦手だ。タイミングが分からなくていつもボロボロになるまで使い込んでいる。

それ自体はまぁいいことなんだろうけど、服とかも同じように多少色落ちしてたりシワが目立ったりしても平気で着てしまう。普段履いているスニーカーも5年くらい使っているけれど、まだほとんど壊れてないので買い替える予定はないし。

もう少し見た目に気を遣った方がいいのかな。貧乏性も度を超えると、ただのズボラになるのか。こういう隠しきれない部分が根本的にダメなのかもしれない。

 

夜、奥歯の一部分が欠けていることにふと気付く。ちゃんと見ないと分からないけど、ちゃんと見るとハッキリ分かるという感じ。いつから欠けてたんだろう…。

連休明けに歯医者の予約を入れないといけない。めんどいな。

 

ただやれることをやってただけ

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3ヶ月間、会社を休職をしていた。それより前から有休を使って休んでもいたので、実質4ヶ月半ほど休んでいたことになる。

 

本当は会社を辞めるつもりで12月に色々動いていた。しかし上からコロナを理由に引き止められ、それにもうんざりして反発した結果、休職という選択肢を用意してくれた。

(今思えばコロナが流行ってなくても、何かしら理由をつけて引き止めてきたかもしれないけど…。)

 

そうして思わぬタイミングで長い休みを得られて、初めのうちは何も考えず過ごしていた訳だけど、何日か経ってそれにも飽きてきた。長時間寝ていると頭が痛くなるし、ずっと眠り続けることも出来ないのだ。

仕方なく布団から出て何をしようか考えても、やりたいことが全く浮かばない。元々休日はなるべく予定を入れない主義で、ライブがなければ基本的にだらだらすることしか能がなかった。気付けば典型的な「休み方がわからない」状態になってしまっていた。

 

Twitterのタイムラインを見ていると、皆それぞれが楽しそうにやっていて、自分だけ取り残されているような感覚に陥ってしまう。

尋常ではない不安と劣等感に駆られて、休んでいるはずなのに気分が全く落ち着かなくてしんどかった。それから起こした行動は、下の記事に大体書き上げている。

 

しばらくして本格的に休職手続きを終えた辺りから、「そうだブログがあるやん。日記でも書くか」という考えに自然と辿り着いた。大人になってから1ヶ月を越える長い休みなんてそうないし、この時間をどうにかして形に残してみたいという気持ちもあった。

そして1月下旬頃から、毎日日記を書いてみようと決めたのだ。形式に関しては、以前から読んでいた2つのブログを参考にしてみた。

 

初めのうちは日々の生活のことを淡々と書いていたけれど、そうしているうちに何となくやりたいことがぼんやりと浮かんでくるようになった。

その「やりたいこと」というのが、高尾山や鋸山へのハイキングだとか、東京タワーとか、静岡への一人旅とかだった。計画性なんてものは殆ど皆無なので、週間の天気予報を見て問題なさそうな日にふらっと行動するようなことばかりやっていた気がする。

 

割といろんな所に行ったけど、個人的には旅行も山登りも、日頃の散歩の延長線上にあるものだと考えている。ちょっとお金や時間をかけたり、体力を消費したりするというだけで、特別な技術はあんまり要らないし。

結局休職中に僕がやっていたのは、かなり限られたことだけだ。ただ自分にでもやれることをやれる時に、無理のない範囲でやっていただけに過ぎない。それでも長い休みを与えられたおかげで、自分に出来ることと出来ないことが何となく分かったような気がしてよかったと思う。

(例えば僕は休職期間中、自炊だけは全くやらなかった。実際頭の中には浮かんでいたことだし周りからも勧められていたのだけど、何となくやる気がしなくて、結果的に一度も調理器具に触れないまま終わった。元々そういう習慣がなかったとか、もっと他のことに時間を割きたかったとか、様々な要因があって出来なかったのだと勝手に解釈している。)

 

あと、日記って基本的に何てことのない日常が書き綴られているので、書き手の個性が一番表れやすい文章だと思っている。

生活スタイルから行動パターン、それらを通して感じ取る気持ちなど、全てが被っている人なんてまず居ない。単純に日々やっていることを記録していくだけで、その人の素の部分が出てくるようで面白いのだ。

僕も日常でふと浮かんだ考えとか、本や映画の感想とか、その時その時の気持ちをなるべく書き上げたつもりである。約3ヶ月間の日記の中で、バンドーの個性みたいなものが出ていればいいのだが(そういうのって案外自分では分からない)。

 

一応仕事に復帰したというのもあるので、毎日日記を書くのは終わりにしようと思う。平日は「会社に行って仕事をした」くらいしか書けなさそうで、それはそれでつまらないし。

ブログは前みたいに書きたい時に書くスタイルに戻すけど、日記形式で書くのはやりやすいことが分かったので、これからもああいう感じで定期的に書いていくかもしれない。特別なことがあった日とか、大型連休とかをまとめたりして。

 

来週から始まるゴールデンウィークの予定は全くと言っていいほど無い。やりたいことは大体休職中にやってしまったし、3度目の緊急事態宣言によって外に出てもほぼ何も出来ないだろうし。これまで通り適当にだらだらしたり、時々本を読んだりして過ごすだろう。

 

いずれにせよ今後もブログは続けていくつもりなので、引き続きよろしくお願いします。

 

美しい物語(4月18日〜4月21日)

4月18日(日)

外から石焼き芋のアナウンスが聞こえて目が覚める。どうして突然この時期に…?本当に芋売ってるんだろうか、ぐらいの感じで気にはなったけど、わざわざ窓を開けて外を確認する気力はなかった。

 

日高屋でミックスW餃子定食を頼み、念願(?)のバジル餃子を食べた。

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口の中で咀嚼したあとに広がる風味が独特で面白い。評判なのかどうかは分からないけど、僕は好きな味だった。

 

ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』およびその続編『シュガー・ラッシュ:オンライン』を観る。

両作とも、「自分の現状にどこか満足できないゲームキャラクターが、悩みの末そこから抜け出そうとする」という共通点があった。1作目は主人公ラルフの、2作目はその友人ヴァネロペの葛藤が描かれている。

1作目はゲームの悪役として生まれてきたラルフにとってのヒーロー像が、いわゆる一般的なものから自分なりの解釈に変化し、そうして辿り着いた「唯一無二のヒーロー」を目指す気持ちに心打たれた。

 

2作目は予想通り、ネットでの評価が賛否両論分かれていた。色々悪影響を与えたと思われる要素があるけれど、そもそも名コンビの別れとなるストーリーというものは、どうしても一定数の批判がついて回ることが避けられない。トイ・ストーリー4を先に観てから、そういうことを何となく肌で感じるようになった。

僕はラルフの気持ちがすごく分かってしまったので、この作品に対して否定的にはなれない。せっかく手にした安定を手放すことの怖さ、大切なつながりを失ってしまうことの寂しさ、色々割り切れない感情が細かく描写されていて自分も何だかつらくなった。

最後のウイルスを説得するシーンも、ラルフが内なる自分と正面から向き合い、負の感情とも決別する形に見えてよかったと思う。

 

最終的にヴァネロペは憧れていたインターネットの世界で生きることを決め、ラルフはこれまで通りの日常へ戻る。

しかし一見繰り返しの日々の中でも、実際は少しずついろんなものが変わっていく。そういう変化さえも楽しむことで気持ちを豊かにさせてくれるというのは、ラルフのその後を見ていると容易に想像できるだろう。以前からぼんやり頭の中に浮かんでいたようなことが、作品を通して明瞭になった感じがしてよかった。

 

夜、地元の友人と電話をする。最近の愚痴も結構喋ったりして、いくらか気分がよくなった。

 

4月19日(月)

午前中に軽く部屋の片付けをしたあと、近所のネギラーメンの店に行く。

メニューに卵かけご飯があることに気付き、一緒に注文した。鰹節とのり佃煮も乗っていておいしい。スープをかけるとさらに美味になった。

店内でCHAGE&ASKAのYAH YAH YAHが流れていて、2年前に行ったフラカンスピッツのツーマンライブを思い出した。

 

それから歩いてスーパー銭湯へ行く。平日にふらっと風呂に入れることもしばらく出来なくなるので、サウナも含めてゆっくり堪能してスッキリした。

 

都内で緊急事態宣言が三度発令されようとしている。僕自身は社会がどうなろうと、結局自分の身は自分で守らないといけないと思っているので、緊急事態そのものに関しては割とどうでもいい。しかしどうしても五輪をやりたいがための対応なのでは、と疑ってしまう。

政治の仕組みは分からないことだらけだしあんまり言及したくはないんだけど、どうしても政府の対応には納得がいかないことばかりだ。

Twitterを見ていると、ぽつぽつと公演の中止が出て来始めているので不安になる。どうか簡単に社会に流されないでほしい。もっと個人的なことをいうと、これ以上楽しみを奪うな。

 

夕方、会社の人と会う。何となくそろそろ連絡が来そうな予感がしていて、案の定、先週LINEが来たのだった。

諸々の愚痴と、復帰にあたって毒にも薬にもならない励ましをもらった。

 

4月20日(火)

休職最後の日。まさにLAST HOLIDAY。

 

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ひたすら何もしないつもりだったけど、天気がよすぎるので電車に乗って上野公園まで行ってきた。

牡丹園なるものが開かれていたようだけど、入場料がかかるみたいで断念。何となくお金を使いたい気分ではなかった。

代わりに不忍池をぐるっと1周歩いてみる。何気にボートの所まで来るのは初めてだった。スワンボートが2、3台ほど水上を泳いでいた。

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カモの他にユリカモメや鵜もいて、平和な池、という感じだった。

 

それからドトールに入って本を読みつつ休憩する。

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三秋縋さんの小説『三日間の幸福』を読んでいた。午前中に自宅で、午後にドトールで、帰宅してから…と少しずつ頁を進めて読んでいった。

僕が上京して初めて読んだ小説がこれなんだけど、何度読み返しても素晴らしいと思う。一番好きな小説だ。

「寿命を買い取る」というSFっぽい要素を織り交ぜながら、人間個人の弱さや脆さやどうしようもなさ、それを取り巻く世界の非情さ等、太刀打ち出来ない現実を突き付けられる感じが胸をえぐってくる。

立て続けに襲われる不幸の中で、大切な人の存在に気付き、本当の幸せを見出して満たされながら一生を終える。そういうところに、どこか憧れや美しさを感じてしまう。『三日間の幸福』は、僕にとって最も理想的な物語と言ってもいい。

 

本を読み終えた頃には、窓から西陽が差し込んできていた。妙な焦燥感がよぎる。仕事をしていた頃の、日曜日の夕方と同じ感覚だろうな。

なんてことを考えつつぼんやりしていたら、いきなり寮の先輩から「奢るから焼肉行こう」とLINEが来た。これは行くしかない。先輩が注文したものを適当に食べていたら満腹になった。

 

明日から久しぶりの出勤なので、睡眠導入剤を飲んで早めに寝ることにした。

 

4月21日(水)

6時に起き、朝食と身支度を済ませて会社に行く。

 

新しい部署は、かなりゆるめの印象だった。まぁ殆ど現場に出ないからな。自分の席に行くと、前職場でまとめた荷物を置いてくれていた。

本当に数人だが知っている人もいて、その人たちとお昼にチキン南蛮定食を食べに行った。それ以外の人たちも丁寧に振る舞ってくれるけど、この状態が長続きしないということは、経験上流石に分かっている。とりあえず適当にやっていくしかない。

 

午前中は荷解きとメールの消化で時間が過ぎ、午後は簡単な書類のチェックをしていると就業時間が来た。

1ヶ月ほど時短勤務となるので15時くらいに退勤になるんだけど、そのまま帰宅すると中途半端な時間になるんだよな。迂闊に昼寝も出来ないし。

 

今日は帰りに日比谷公園に寄って、ネモフィラの写真を撮ってきた。

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一面に咲く青い花がとても綺麗だった。