ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

ゴゴゴ西遊記(8月20日〜8月23日)

8月20日(土)

最近ずっと身体の疲れが取れない。もう何度も同じことを言ってる自覚があって、ここ数ヶ月の日記を読み返してみた。「仕事が不安」は、やっぱり今年度に入ってずっと言い続けている。実際不安が消えないからしょうがない。

 

電車に乗って表参道へ。駅近くのオシャレ銭湯が気になったので入ってみる…が混んでいるらしく、整理券を渡されてしばらく待つことに。時間はたっぷりあるからいいんだけど。

周りは明らかにイケイケな大学生男ばっかり。ここが表参道だという事実を思い知らされた。なんか嫌な予感がする。

 

浴室に入ってみると、何もかもが狭い。浴槽も、サウナも、水風呂も、休憩用のイスも、数人入れば埋まってしまう。僕が来た時はジェットバスしか空いてなかった。ジェットバスって、身体がすぐかゆくなるから好きじゃないんだよな。

サウナは気持ちよかったけど、両隣のグループが普通に会話をしていて不快だった。騒がしいのが気にならないパリピ向けの場所だな。ゆっくり静かに過ごしたい自分にはとことん合わない。

1回水風呂、外気浴とやってからすぐに浴室を出た。それからドトールに逃げ込んで、文フリで買った日記本をだらだら読む。

 

 

夜は内田万里さんのライブに行ってきた。関根史織さん、河西愛紗さんとのバンドセット・クレイジーピッグでのライブだ。会場はWALL&WALLというライブハウス。

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内田さんの活動は、ふくろうずの解散以降はあまり追ってなかったので、あまり曲を知らなかった。把握していたのはYouTubeで見たこれくらい。↓

 

しかしライブはすごくよかった。テキーラをコーラで割ったお酒を飲みながら、会場の後方でふわふわ曲を楽しむ。

さわおさんと作った曲『ノスタルジア』も聴けた。純粋な内田さんバージョン。さわおさんのカバーも好きだけど、こちらのメロディをよく日常生活で口ずさんでいる。関根さんのコーラスもよかった。

 

アンコールではバンドメンバー3人がステージに並ぶ。写真を撮っていい雰囲気になって観客の皆がスマホを上げていた。僕も急いでシャッターを切ったら、偶然3人の素敵な笑顔が撮れた。

終演後は物販でCDを2枚買って帰った。いちばん新しいアルバムと、クレイジーピッグ名義でのアルバムを。

 

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WALL&WALLが5周年らしく、公演のタイトルも「Go To 5」。会場がゴゴゴまみれでジョジョっぽかった。ってか内田さんも全く同じこと言ってた。

 

8月21日(日)

10時半ごろ起床。バリスタでコーヒーを淹れようとすると、粉が抽出されずほぼお湯だけの状態で出てくる。

前もこのようなことがあって抽出部を洗ったりしたのだけど、それでもダメならとコーヒータンクを確認。案の定タンクの部分が、湿気たコーヒーパウダーで詰まって固まっていた。

夏場も時々ホットコーヒーを飲むのだけど、やっぱり頻度は減るからな…。問題の部分を除去したらうまく直った。

 

予定のない休日くらいは何もしたくないのだけど、小論文を進めないとヤバい。自宅で居ても集中出来ないので外に出る。

あまりお金は使いたくないので、イトーヨーカドーの一角で資料を広げた。しかし途中で小学生の集団が来て、とにかくやかましかった。商業施設はどこも騒がしすぎるからダメだ。静かに勉強出来る無料の空間って、図書館くらいしか無いだろうか。

クリーニング屋でズボンを引き取り、スーパーに寄ってから帰宅。3個入りパックのヨーグルトを買って、それを全部一気に食べたりした。

 

あとはアマプラで、シャドーハウス2期の最新話を観る。ルイーズ(ルゥ)がひたすら可愛い回。

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原作でいうこのシーン。パトリックも高慢に見えて、実はいいキャラしてるから好感が持てる。

 

8月22日(月)

昨日も学校にいる夢を見た。数学の授業を早退し、電車で帰った記憶だった気がする。だが実際は会社に行って、仕事だ。

起きたら何故か暖房が入っていた。リモコンのスイッチだけ入っていて、エアコン本体は動いてないのだけど。朝は割と涼しかった。

 

仕事をやりつつ、新人の試験勉強を見たりした。入社1年目の人が受けさせられるものなのだけど、当時の僕も全然問題のイメージが掴めないままやってたな。

現場にいた時の記憶を使って、何とか質問に答えたりした。7年もやってれば意外と何とかなるもんだ。

 

夕方にauから、7月に起きた大規模通信障害のお詫びメッセージが来た。返金額200円、9月以降の料金請求時に減額されるらしい。

たった200円かよと思ってしまうけど、当時自分はそこまで被害がなかったし(地下鉄での移動中だけネットが完全に遮断された)、ちょっと料金が減ってラッキーぐらいに捉えた方がいいのかも。9月"以降"ってことは、何ヶ月か携帯料金が200円減るってことなのかな…。

 

8月23日(火)

仕事。今日は納品を無事に終えた。

それとは別の話で、職場で自分がどう振る舞えば分からなくなってしまう出来事があった。あまりにもしんどくてトイレの個室で動けなくなっていたら、時間が40分くらい過ぎていた。

 

1週間が長い(8月15日〜8月19日)

8月15日(月)

仕事。連休明けで起きるのがしんどかった。お盆期間で電車が空いていたのが唯一の救い。

 

協議や打合せのアポをひたすら入れた日。こういう電話はいつまで経っても本当に慣れない。

先週返却された書類の修正をやる。淡々とやってれば難なく終わり、定時とほぼ変わらない時間に退社出来た。まぁ何とかなるだろ。最終チェックでダメな部分を洗い出してもらおう。

 

帰りの電車の中で急激に腹が減る。「肉が食べたい」と思って松屋に入り、注文したのは回鍋肉定食だった。全然OK。

スーパーで買ったフルーツのミルクレープが結構美味しかった。2個入りパックのケーキを独り占めすることは、一人暮らしの特権だと思う。一緒に買った安物のアイスコーヒーはぬるくなるとうがい薬みたいな味になるので、マグカップに注いでから一気飲みした。

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8月16日(火)

熱中症の危険もあるし外でマスクを外すことは仕方ないと思うけれど、電車の中でノーマスクの人にはどうしても嫌悪感を持ってしまう。窓も空いていて換気されているということで、そこまで問題はないんだろうか。

今日は朝の通勤電車で偶然座席に座れたので、深呼吸をしてなるべくリラックスする。余裕がない時は音楽を聴く気にもなれない。

 

引き続き打合せの調整をやりまくる。色々タイミングが重なってヤバイな。来週の予定が出張だらけになった。

書類の最終チェックが返ってくる。普通にやれば納品まで間に合うくらいのペースだ。たぶん問題なさそう。

 

8月17日(水)

なんかやたらと首がこっている。書類を淡々と修正しつつ、今日は午後半休を取った。

 

時間のあるうちにSuicaをチャージしたり、日用品を補充したりする。

いつも出勤前に昼食用のおにぎりを作り、残った米を晩ご飯用に置いているのだけど、冷蔵庫の中にそれが見当たらない。あれ?と思って探してみたら、何故か電子レンジの中にあった。何でや…。気付くタイミングが早めだったのがせめてもの救い。

 

布団でゴロゴロしながら、休暇の消化計画を考えたりする。次の仕事を受け持つ予定を既に聞いていて、それが少し先になるので、その間に夏季休暇を使い切ろう。これを早めに潰さないと年休も使いづらくなる。

 

8月18日(木)

まだ木曜日か。連休明けからの平日5連勤はつらいよ。お盆の影響で空いていた電車も、大体元通りに。

 

仕事の手が少し空いたので、会社の昇進試験の論文を詰めていこうかと思ったのだけど、勤務時間中は騒がしくてどうにも集中出来ない。

休憩室に10分か20分こもって集中するかと思ったのに、こちらはカードキーが反応せず扉が開かない。クソだ。結局日中はほとんど何も進まず、定時退社して家の近所の喫茶店に逃げ込んだ。閉店まであまり時間がなかったので、指摘されたところのポイントを整理した程度。

 

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ウインナーコーヒーを初めて飲んだ。これはこれでとてもよい。

 

8月19日(金)

数ヶ月に一度くらいのペースで、何かの曲を聴きながらボロボロに泣く夢を見る。昨日はスピッツの「1987→」を聴きながらリアルで涙が流れていた。

同じ体験をした曲として、ピロウズの「ONE LIFE」、フラワーカンパニーズの「感情七号線」、エレファントカシマシの「大地のシンフォニー」などがある。

 

職場の人と昼食に行く。生姜焼き定食を頼んだのだけど、前菜が盛りだくさんですごかった。恥ずかしさの方が上回って写真は撮っていない。

午後は時間休を取って早めに帰った。スーツのズボンをクリーニングに出し、昨日の喫茶店にもう一度行く。勉強道具もいちおう持ってきたけれど、今日はあまりそのスイッチを入れないつもりだった。それでもほんの少しだけ勉強は進んだ。

 

なんかずっと仕事のことが不安だ。打合せでヘマをやらないかとか、予定通りに納品が出来るかとか、そんなことばかり考えてしまう。それ以外にも試験のことがずっと脳裏から離れなくて、勤務時間外も仕事のことが抜けずにしんどい。早く解放されたい。

 

海を見に行こう(8月12日〜8月14日)

8月12日(金)

休暇。昨日から何となく海が見たいと思い、バスに乗って葛西臨海公園まで行ってきた。だらだら歩いて橋を渡り、葛西海浜公園まで行く。

ここには来たことがなくて下調べもしなかったのだけど、完全に海水浴場として整備されている形なんだな。沖まで人が流されないように、安全対策用の網で仕切られている。僕のイメージしている海とは少し違ってげんなり。海岸の端まで歩いて、海っぽい写真を撮ってみる。

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台風が接近しているからか、風がメチャクチャ強い。轟々とした音で耳が痛くなり、とても落ち着ける状態ではなかった。松の木の下で休憩したり、ピクミンの苗(砂浜)を集めたりする。

そういえば白いワンピースに麦わら帽子という、いかにもな格好の女性がいたな。大衆向けの海水浴場ではあんまり雰囲気は合ってないように見えたけど。

 

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葛西臨海公園はかなりの面積があって歩き甲斐のあるところだけど、今日は海岸を歩くだけで体力が無くなった。また涼しくなったら来て、色々探索してみよう。

屋台のホットドッグを食べようと思って列に並んだけれど、待っている途中で気が変わって列から抜けた。給料日前なのでどうしてもお金使うのを渋ってしまう。代わりにファミチキを買って食べた。

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自分の街に戻り、スーパーで3日分のアイスを買って帰宅。それほど長居したつもりはないのだが、腕がしっかり日焼けしていた。真っ赤になってヒリヒリする。シャワーで汗を流してから昼寝した。

 

ちなみに海へ行こうと思い立って、同時に浮かんだ曲はスピッツの『海を見に行こう』と、ふくろうずの『たゆたい』だった。

 

8月13日(土)

台風8号「メアリー」が来る日。しかしその上陸は昼頃からだという。

…いけるか?ピクミンのイベント回収のため、朝から上野公園に行ってきた。電車に乗れば割と短時間で着く。不忍池の蓮の花が、ところどころで咲いていた。

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1万歩歩いてメダルを取得するだけなら家の周りでも出来るんだけど、この日は決められた公園内でイベント限定の苗が手に入る。その場所のひとつが上野公園だった。

この苗からは、普段なかなか出てこない四葉のクローバーのデコピクミンが確定で出て来る。

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夢中になって苗を回収し、育てる流れを繰り返していたら、雲行きがどんどん怪しくなってきた。一瞬だけものすごい豪雨になったけど、それはすぐに止んでくれたので最小限の被害で済む。そのまま地下鉄に逃げ込んで帰ってきた。

最後の最後で手に入れた特別な苗を引っこ抜いたら、四葉のクローバーもコンプリートしてしまった。

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元々3種類ほど持っていたのだけれど、今日は引きが強すぎたな…。

今日の台風を見越して、国内では後日イベントの追加開催があるとアナウンスはあったけど、今日のあいだでやるべきことを全部やってしまった。まぁこういうのはつい衝動で動いてしまうので仕方ない。

 

帰宅してから、スピッツベルゲン会員限定のライブ・GO!GO!スカンジナビア vol.8(通称ゴースカ)の抽選を申し込んだ。これは行きたい。

申し込みと同時にライブで演奏してほしい曲を3つ選べるシステムがあって、僕は『俺の赤い星』『日なたの窓に憧れて』『ルキンフォー』の3曲に投票した。

単純に今まで生で聴いたことのない中から聴きたい曲を選んだつもりだ。俺の赤い星とか、普段のライブでは絶対やらなそうだしな。

 

『トウキョウヘッド・ノンフィックス』を読み終える。

3D格闘ゲームバーチャファイター』シリーズをめぐる、ゲーセンを主戦場としたノンフィクション作品。

1995年に1作目を作った大塚ギチさんが亡くなってしまい、そのプランを受け継いだ、小説家の海猫沢めろんさん(本名・ナカガワヒロユキ名義となっている)が執筆した1冊だ。小説パートと、バーチャファイタープレイヤーへのインタビューパートとが交互に展開されていく内容だ。

 

僕はゲームセンターのシーンに全く手を突っ込んでいないし、バーチャファイターのことも全く知らない。

作中でそれにのめり込む数多のプレイヤーを見て、完全に別世界の人間だ、生い立ちからして自分はこういう人間にはなれなかっただろうな、と思った。それでもひとつのゲームに真剣に打ち込む姿勢がいろんなベクトルから書かれていて、それが面白く夢中でページをめくっていた。

自分の生まれる前から高校生くらいまでの間で、こういう闘いがリアルで行われていたのかと考えると、何だかパラレルワールドを覗いているような気分になった。僕のようにゲーセンのことを何も知らない人でも、楽しんで読めると思う。

 

8月14日(日)

10時ごろ起床。朝マックでチョコバナナパイを食べた。コーヒーを飲みながら、日記を整理したりする。

店内でプレイリストを聴いていたらお昼に近い時間になったので、そのまま近所の煮干しラーメンを食べに行く。

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滝本竜彦異世界ナンパ』を読んだ。

NHKへようこそ!』の滝本さんが書く、異世界転生モノの最新作だ。滝本感満載の主人公が面白くて好感が持てる。けどコミュニケーションのダメさは本当に他人事とは言えないな…。

 

この連休は、ずっとエリーツメンバーの本を読んだな。長い休みで未読の本をだらだら読みたいと思っていたので、ちょうどいい。

明日の仕事に備えて早めに炊飯器をセットし、早めに歯を磨いた。

 

つらさゲージ(8月7日〜8月11日)

8月7日(日)

だらだら寝て過ごしていたら、あっという間に1日が過ぎていった。休日ってそんなもんだ。

ピクミンブルームの、豆本デコピクミンがようやく全種類揃った。黄色の苗が中々出て来なかったんだよな。

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腰や背中など、全体的に身体のうしろ側が痛い。また整体の予約でも入れるかな…。

 

8月8日(月)

目覚めは割と良好。しかし出勤したらやるべきことがいっぱいあって、胃がキリキリ痛む。頓服の抗不安剤を飲んでから家を出た。

仕事、何とか必死にやって目の前のことくらいは進んでいるけど、なんか不安感が消えない。近いうちにとんでもないミスをやからしそう、とかずっと考えてしまっている。

 

夜、フラワーカンパニーズのライブチケットを一般販売で購入した。会場は日比谷野音。楽しみだ。

 

8月9日(火)

学校の準備を前日に全くやっておらず、朝になってものすごくバタバタする夢を見た。起きてから冷静になれば、もう学校に通うことはないのに、と変な気分になる。定期的にこういう夢を見るんだよな。

朝から仕事に行く気力が無くなる。頓服薬を飲むの忘れてた。今日はダメだ。

 

ここ最近感じているのは、仕事をしているとつらさゲージみたいなものがどんどん溜まっていくということだ。

定時まで働いたら、大体つらさゲージが満タンになり、頭が回らなくなったり人と話す気力が失せたりする。過度に嫌なことがあったらゲージは爆発し、少なくともその日は何も出来なくなる。

ある程度寝たりだらだらしたり趣味を楽しむことで回復するのだけど、あまりにひどくなると何をやっても回復しなくなる感覚を何度も経験している。今の部署ではとりあえずまだ大丈夫だけど、時間の問題で色々嫌になるかもしれないな。

 

8月10日(水)

昨日の不安がずっと消えないな。朝から心臓がバクバクする。

今週の金曜日に休暇を申請して、4連休を手に入れた。まぁ何とかなるだろ。絶対に仕事第一で生きたくない。

 

打ち合わせに行った出先で、一言目から「お時間いただきありがとうございました!」とか言ってしまった。アホか。不安や緊張が少しでもあると日本語がおかしくなってしまう。本当に喋るのが向いてない。

 

ネットのニュースで、今年の6月29日が観測上最も短い1日だったということを知る。その日何してたかなと思って日記を見返してみると、「残業の帰りに電車が止まって最悪だった。」の一言しか書いてなかった。本当に短かかったんだな。

寝る前に歯を磨いたら、歯茎からすごい勢いで血が出てビビった。歯茎から出血は割とよくあることだけど、本当に泉のように出てきてちょっと怖かった。水でゆすいだらすぐに治まる。

 

8月11日(水)

祝日。テレワークで散らかっていた部屋を少し片付けてからゴミを出し、近所に新しく出来た青果店に行く。スイカを買って、お昼に食べた。

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甘くて美味しかったけど、予想以上に種が多くて途中がつらかったな…。

 

佐藤友哉『青春とシリアルキラー』を読む。

20年以上前に実際に起きた連続殺傷事件を題材とした(しかしお蔵入りとなった)原稿から全てが始まり、それと並行して、中年男性の生きづらさに直面するようになった作者の私小説的なストーリー。

作中で「エッセイやコラムと間違われる」問題が発生するまで、僕はずっと小説の感覚で読んでいた。小説家が書いている文章、という先入観があったからだと思う。読んでいると僕=佐藤友哉であることがハッキリ分かるのだけど、その後も小説として面白く読めた。

「中年男性の生きづらさ」は割といろんなところで取り上げられているけれど、少なくともそこで書かれている虚無感の類は、僕もかなり共感してしまう。20代でこんな調子だと、歳取ったらどうなるのか…。結局こういう話は、中年男性という括りだけで語るのもどうかと疑問に思ったりする。

 

小説とは関係ない話だけど、最近、ツイッター佐藤友哉さんご本人からフォローを頂いたのが嬉しい出来事だった。

二郎系ラーメンの店で、久しぶりに夕食をとる。今日はスープを最後まで飲み干せなかった。あとは最近買ったCDを、WALKMANに取り込む作業に勤しんだりした。

 

何かのために生きている

2〜3週間くらい前から、突然職場でコロナの感染者が増加した。日本全体で爆発的に増えているので仕方ないことかもしれないけれど、いよいよ自分も他人事ではなくなってきた。

僕のいる課だけでも20代の半分以上が高熱等の症状で倒れ、「陽性になった」という連絡が相次いで来る。自身の感染も時間の問題だろうと思いながら、楽しみにしていたくるりのライブが目前に迫っていて、これはダメかもしれないと本気で気が滅入った。何でこんなタイミングで、せめてあと1週間待ってくれれば、なんて嫌な考えばかり浮かんで気分が沈んでしまう。

 

幸い僕は熱が出ず、頭も喉も痛くなく普通に動けるので、普段通り出勤していた。ここまで来たらあと1週間、なんとか耐えてライブに行ってやろうと腹を括った。

本当は職場があんなに大変な状況で、ライブに行くのは非難されることなのかもしれない。けれど同じタイミングで会社がとあるイベントに参加する予定で、それは予定通り決行するとの判断だった。

それならいいよな、と単純に思った。仕事はよくてプライベートはダメだという空気になることが、どうしても嫌だったのだ。ここでライブを断念したら、結局仕事を第一に置いているような気分になってしまう。それは自分の中で許せなかった。やりたいことが出来ずにやりたくないことばかりやらされるというのが、僕にとって最も最悪な状況だと思っている。

 

もちろん自分がコロナにかかってしまったら即アウトなので、ライブの日まで、とにかく体調管理に専念した。

全く残業をやらずすぐに帰り、風呂でしっかり汗をかいて代謝を回し、よく食べて早い時間に布団に入る。そんな風にやっていたおかげで、ここ数日、目覚めが最高によい状態が続いた。

 

そうして無事に健康なまま迎えられたくるりのツアー千秋楽は、本当に最高だった。この辺の詳細は日記に書いたけれど、とにかくセトリも演奏も歌も、どれも素晴らしかった。

このライブに行けなかったら、絶対に一生後悔していたと思う。運がよかったこともあるとはいえ、体調を崩さないようにかなり頑張ったし、それが最高の形で報われた気がして満足した。

こういった楽しみのおかげ日々のしんどい仕事をやれているところもあるし、趣味や娯楽は心身共に重要なものだなと実感出来た。ライブがなければどんどん落ち込んでいくばっかりで、自分もあっという間にコロナにかかっていた気がしてならない。

 

 

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最近はライブのドリンクチケットで、よくビールをもらって飲むようにしている。

相変わらずビールの味はあまり得意ではないのだけど、甘いチューハイより酔いが回るのが早く、すぐほろ酔い状態になる。そうなれば開演までの、あの絶妙に長く感じる時間も早く過ぎていくだろうと思ったのだ。

そしてそのままふわふわした気分でライブが始まれば、何も考えずに楽しむことが出来る。スタンディングなら2時間くらい、トイレで困ることもないと分かってきたしな。

 

 

仕事が本当に落ち着く気配がない。もはやひとつの山を乗り越える暇もなく、どんどんやることが積み上がっていく。体調管理を優先して定時で退社した1週間のツケも、着実に回ってきている。

なんか近況を書くたびに毎回「仕事がヤバい」とか言ってる気がするけど、最近はしんどさを通り越して虚無感につつまれている。もう一生このままなのか、安息は二度と来ないのか。

 

お盆は金曜日に夏季休暇を1日使い、何とか4連休を確保した。余裕のない中で色々考え、まぁ1日くらいなら大丈夫だろう、という計算になった。

休みの間はスイカを買って食べたりふらっと海に行ったりして、思いつきでそれなりに夏っぽいことをやった。あとは自宅でだらだら読書。ゆっくり読書がしたいという気持ちが高まっていて、その欲求を満たせたのはよかった。

 

夏頃に一度くらいはどこか旅行に行こうかと思っていた時期もあったけど、今はその気持ちがほとんどなくなった。コロナ云々の話ではなく、単に気力の問題だ。今は家で何もしない時間が重要。

西陽が差し込んでくる中で部屋を見渡すと、いたる所に自分の好きなものがあって、自然とリラックス出来た。ずっとこういう気分でいられたらいいのにと思うけれど、明日は仕事だ。思考をそっち方向へシフトせざるを得ないのが、何ともめんどくさい。

 

会社の夏季休暇はまだ4日残っていて、ポジティブに考えればまだそれだけ休めるということだ。次はいつ使おうかな。

仕事でどれだけ頑張ってもいいことはないと流石に分かっているし、そのぶんプライベートを充実させるしかないと思っている。

お金のこともあるし簡単に会社を辞める訳にもいかないけれど、どんな状況でもなるべく楽しいことを優先してやりたい。いつだって仕事なんかは二の次でありたい。

 

 

少しでも気分を落ち着かせたくて(ついでに自分を励ましたくて)、Apple Musicで新しいプレイリストを作った。自分の好きなアーティストの中から、直感で「いいな、聴いてると落ち着くな」と思えるものを10曲でまとめた。

束の間の休日の、よく晴れた昼間に聴きたいというイメージ。夏の季節も少しだけ意識している。全体に公開もしたので、お時間あれば是非聴いてみてください。きっと落ち着きます。

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守るものは何ひとつない(8月4日〜8月6日)

8月4日(木)

在宅勤務。雨がすごい。朝一でメールを送ったあと、ゆっくりと自分の仕事を進める。

昼休みにポストを覗くと、大量に押し込まれたチラシの中に、スピッツベルゲンの会報が入っていた。ファンクラブ限定ライブの案内もあった。これは絶対行きたい。落ち着いた土日に申し込もう。

 

8月5日(金)

いつも朝起きて30分から1時間くらい冷房をかけるのだけど、今日はなんか寒いなと思ったら、気温23度だった。急に下がったな。

 

会社参加のイベント対応。外も涼しすぎる。気合を入れるために、電車の中でフラワーカンパニーズのプレイリストを聴いていた。

僕は今日も控室管理なので、基本的に何もせず終わる。ボーッとしてたら2時間なんてあっという間。午後は半休を取っているので自由だ。

 

有明に来ているので、有明ガーデンの温泉・泉天空の湯に行ってきた。

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浴場の面積はそれほど広くなかったけど、それなりに楽しめた。寝風呂が気持ちよかったのと、よもぎ風呂がいい香りだった。

サウナに入る気にはならなかったので、30分ほどで上がって仮眠スペースへ。クッションが柔らかくて、音楽を聴きながら軽く寝落ちしてしまった。温泉を出たあとは有明ガーデンの施設内で、でかいハンバーガーを食べた。

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手掴みでかぶりつけないほどのボリュームだったので、備え付けのナイフとフォークを使った。トッピングで注文したハラペーニョを、時々口直しの漬物感覚で食べるなどする。

 

それから電車を乗り継いで天空橋駅へ。今日はくるりのライブだ。

羽田イノベーションシティは去年も一度来たことがあって、あれから少しずつ店舗や施設が増えているみたいだけど、それでも興味をそそられるものはなかった。先行物販でラバーキーホルダーを買ってから、名物(?)の足湯に入る。

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夕方から、Zeep Hanedaが会場。

ライブでは序盤に『忘れないように』が聴けた。僕がくるりを聴くようになったころに、ちょうどリリースされた新曲なので思い出深い(曲自体はかなり前に作られたものらしいけど)。優しいメロディと歌いやすいキーのおかげで、カラオケでもよく歌っている。

その後も、「グラミー賞など数ある賞を総ナメしたヒット曲(MCで言ってた岸田さんの冗談)」が満載だった。

 

『しゃぼんがぼんぼん』でノリノリになったあと直後には、『青い空』が。これがメチャクチャ嬉しい…!!くるりの中で一番好きな曲だったのだ。

今回のツアーはかなりロックなセトリだと、以前ツイッターのフォロワーさんから聴いていたので、正直この曲にすごく期待していた。岸田さんがギターを鳴らした瞬間、来た!セトリ見なくてよかった!!と喜びのあまりガッツポーズしてしまう。会場全体の盛り上がりも半端じゃなかった。

青い空は、くるりの曲としては異色のバリバリロックナンバーだと思う。けれど歌詞がものすごく好きで、今でもずっと聴き続けている。

「何かが違うと考える頭は真っ白に」は、仕事で頭がゴチャゴチャしている時によく浮かんでくる言葉だ。けれど「僕は今日も変わりなく何かのために生きている」とサラッと歌うところで、自分もまだ大丈夫、と思える安心感が生まれる。

今日はキーボードも入ったバンド編成で、原曲の疾走感を残しつつ、今のくるりにマッチしたアレンジが最高だった。青い空が生で聴けるまで死ねない、と思っていたほどで、今日人生の目標をひとつ達成した。

 

loveless』もすごくいい曲で、今までちゃんと聴いてなかったけど、改めて好きになれた。歌詞がとにかく優しくて、何だか今の自分を肯定してくれている気分になった。今年作られたMVもいいな。

ブレーメン』や『Tokyo OP』は、トランペットのファンファンさんが脱退してから初めて聴いたけど、変わらずに楽しむことが出来た。『ロックンロール』で本編は終演。

アンコールは、『琥珀色の街、上海蟹の朝』、『飴色の部屋』、『東京』という豪華3本立てだった。東京の「雨に降られて彼等は風邪をひきました〜」のくだりが、今の自分の状況とピッタリすぎる。

 

僕がくるりを聴くようになったのは今から4年くらい前なのだけど、ちょうどそのことを思い出すようなライブだった。最高。

今日のライブはどうしても行きたかったので、体調を崩さないようにかなり必死に頑張った。こういう楽しみって、本当に心身を支えるために重要なものなんだなと実感した。

 

悩みはつきないな でもそれくらいのほうが

君の気持ちが全部 わかるんだ

(くるりloveless』より)

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8月6日(土)

9時半くらいに起床。ほぼ家の中で過ごす。

プライムデーで買ったカルピスウォーター、24本もあったのに気が付けば残り僅かになっていた。この1週間を乗り切れたのは、こいつのおかげでもあるかもしれない。

 

Twitterのフォロワーさんが自分の人生をイメージしたプレイリストを作っていて、過去に自分も同じようなコンセプトで作っていたやつを載せてみた。

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人生は基本的に虚無だと思っているので、中身は明るくない曲ばかりだけど、それでもなんとかやっていこうって気持ちもある。最後の『感情七号線』には、そういう思いを込めたつもりだ。

このプレイリストを聴いて「眠くなる」って感想を持った人は、心が健康な証拠だと思う。いい曲ばかりなのは間違いないので、1時間ほど暇な時があれば是非聴いてみてください。

 

省エネでだらだら(7月29日〜8月3日)

7月29日(金)

仕事…なのだけど、部署内でコロナ感染者が多数出たことで、今日は午後から自宅待機になった。僕はパソコンを持って帰って在宅勤務に切り替える。実に約2ヶ月ぶりのテレワークだ。

しかし残っていたルーターが接続の悪いやつしか残っておらず、帰宅してから中々ネットに繋がらなくてイライラした。紙の資料を見ながら今後の工程を考える。

 

今日は作家が集うバンド・エリーツのライブに行く予定で、チケットを取り置いてもらっていたのだけど、大事をとって会場へ行くのは断念。配信チケットを買って自宅で楽しむことにした。

ライブの前にはDJや映画上映など盛りだくさん。しかし映画の方が機材トラブルで、途中から音声のみしか流れなかったのが残念だった…。

続くエリーツも音声だけか…と軽く落胆していたが、途中で映像が復活する。よかった。体調維持のため仕方なかったとはいえ、やっぱり会場現地で観たかったな。

 

7月30日(土)

朝から蝉の鳴き声が聞こえる。朝マックで朝食をとってから、心療内科に行った。

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帰りにスーパーに寄り、有事に備えてレトルト食品やカップ麺を買い込んだ。あとは布団を干したり床を掃除したりする。

近所の本屋で買った小説をだらだら読んでいたけど、あんまり面白く感じなかった。フジロックYouTube配信でダイナソーJr.をふらっと観る。洋楽は全然詳しくないが、純粋にカッコよくてすげえって思った。

 

7月31日(日)

自宅で蟄居。頭がぼんやりしっぱなし。熱はなく身体も問題なく動くし、特別痛いところもないのでコロナではないと思うのだけど。(始めに喉がおかしくなったらこの時期はほぼコロナだと、何人かの日記に書いてあった。)

仕事の疲労か夏バテのような何かだろう。状況が状況だし、最早いつ感染しても仕方ないと思うけれど、あと1週間は倒れるわけにはいかない。

昼ご飯に、なんちゃってチョリソー(ウインナーをだし醤油と大量の豆板醤で炒めたもの)を作って食べた。噴き出た汗を洗面台で洗い流し、カルピスウォーターを一気飲みする。

 

突然閉塞的な気分に襲われる。ずっとよくない状態が続いているせいか、普段よりも物事を後ろ向きに考えがちになってしまう。こういう時に、無理矢理気持ちを外に向けてもつらくなるだけだ。もう少し動かずじっとしていよう。

フジロックの配信でずとまよを観る。ACAねさんのマイクスタンドに、ハリネズミのうにぐりくんがぶら下がっていた。あいつら全員同窓会の終盤でメチャクチャ喋るのは毎回すげえってなる。

 

8月1日(月)

仕事。昨日はほぼ1日中寝ていて、夜も早めに布団に入ったので目覚めはそこそこ良好。

家族のLINEグループが更新されているのを見て、今日が母親の誕生日であることを思い出した。うちの家族LINEは、いつも母と姉の女性陣だけが盛り上がっている。そんなもんだよな。個別のLINEで、おめでとうと言っておいた。

 

出張からの直帰。スーパーでいつも買っているウインナーの袋に、3割引のシールが貼られていた。賞味期限が近いからなのだけど、その期日までに難なく食べ切れる量だ。ラッキー。

 

8月2日(火)

とあるイベントの、控室管理要員で出勤。荷物番という名目の下、2時間ほどだらだら。午後は職場に戻って仕事。おびただしいほどのメールが届いていて倒れそうになった。

今は極力疲れを溜めないことが先決だと思い、明日明後日の在宅勤務を申請する。残業もやらずに帰宅したのだった。

 

8月3日(水)

仕事。コロナで出勤出来なくなった、同じ班の人の書類を代わりにチェックしたりする。また自分の仕事が進まない…。午後からテレワークの予定だったけど、急遽取り消して作業する。なんかこういうのばっかりだな。

 

the pillowsの再現ツアー、初日の渋谷公演が当選した。流石ピロウズ、高倍率だったのか、ツイッターの知り合いもそれなりに落選しているようだった。

僕としては10月もライブの予定が出来たので嬉しい。ツアーは基本的に1公演観られれば十分だと思っているのだけど、まぁ1月まで続く長丁場なので、これ以降はその都度考えよう。