ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

イヤホン身につけ街歩く

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精神的に沈んでいたり落ち着かない時は、こうして文章を書いていると気分が和らぐ気がする。

パソコンのキーボードでタンタンと音を立てながら文字を起こしていくだけで気持ちいい。恐らくただ単に書き上げるだけでなく、タイピングの音そのものに爽快感があるのだろう。スマホフリック入力はだめだ。タイピングほど気持ちよくならないし、打ち間違えた時のストレスが半端じゃない。

悩みの原因となっていることについて書き上げるのもよし、全く関係ない事柄について書き連ねるのもいい気分転換になる。頭で悶々と浮かんでいた事柄について上手く書き上げられた瞬間は最高に気分がいい。

 

そんなことを改めて思ったので、今日も文章を書くことにする。

 

ふと適当な街を歩きたいと思い、電車で上野まで行ってきた。

6月くらいに上野公園を散歩したことはあったけれど、上野の街自体をちゃんと歩いたことはなかったのだ。

ロフトで適当なキャラクターグッズや文房具、手帳などを眺めた後、目的もなくぶらぶらしているとアメヤ横丁のアーチが目に入った。

 

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アメ横は今まで名前くらいしか聞いたことがなくて実態を全然知らなかったのだけど、活気が他の商店街の比ではなかった。これほどまでとは。

耳につけていたイヤホンを外してみると、街はものすごい喧騒で溢れかえっていた。

何重もの足音、市場での呼び込み、威勢のいいおじさんの声、子供の泣き声、外国人観光客の会話、外国人店員の呼び込み、、、ただでさえ人ごみの中で気が滅入っていた自分に追い打ちをかけるようだった。だめだ、このままじゃ気が持たない。急いでイヤホンをはめなおして大音量でプレイリストをかけた。

 

外に出る時はWALKMANとイヤホンが必要不可欠だ。街を歩いているとどんな騒音に出くわすか分からない。

人間の声は特に敏感に聞こえてしまうらしく、子供の泣き声や明らかに声の大きい会話なんかが聞こえると息苦しくなるし、瞬時に逃げたくなってしまう。「声のものさし」が分からない奴らは全員敵だと思っている。

そんな性質なので、外では基本的にイヤホンをつけ、大音量(WALKMANの音量だと普段は22~25くらい)で自分の好きな音楽を聴いていないと気分が安定しない。

そんなに疲れるなら、そもそも外出しない方がいいのではと思うかもしれないが、引きこもってばかりだとそれはそれで閉塞的になってしんどくなってしまうのが現状である。全くめんどくさいとは自分でも思う。

 

好きな音楽を聴いている間は精神的にマシになる。元々歩くことは好きなので、その気になれば1時間ちょっとは平気で歩いていられる。

聴いている曲は相変わらず暗いものばかりだけど、それが曇天の空と何となくマッチしている気がしてこれまた心地よかった。

 

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だらだら歩いているうちに不忍池に着く。蓮の葉がかなりの高さまで伸びていてビックリ。6月に来た時はもっと低いところにあったんだけど。

不忍池の蓮は7~8月が見頃だったそう。確かその時期って梅雨が長引いたりそれから瞬時に猛暑になったりで天候的には散々だった記憶がある。

綺麗な蓮の花を見たかったなとも思ったけど、あんな天候じゃ外に出られなかったし仕方ないよなと思い込む。世の中は仕方ないことで溢れかえっているな。

 

池の近くのベンチでしばらく蓮の葉を眺めた後はドトールに入り、1時間ほど読書をして帰ってきた。やっぱり土日はあっという間だ。

明日から仕事の方もちょっと過酷になるかもしれない。考えるだけでしんどいけど、とりあえず倒れない程度にやるしかないんだろうか。