ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

10月と歪な箱

秋という季節は本当に一瞬だよなと思う。

金木犀の香りとかは季節感があって好きなのだけど、毎年あっという間に台風シーズンになって、季節を感じる余裕なんてまず無くなる。仕事柄、雨が一層めんどくさいからかもしれないけど。

 

朝と昼の気温差が激しいのも苦手だ。10月に入ってから、朝が急に寒くなりだした。平日は家を出る時間があまりに早いので、既に外が暗い中で会社に向かっている。

通勤中、首回りが寒いとどうにも不安になってしまう。マフラーは嵩張るのが苦手なので、冬場はいつもネックウォーマーで精神を落ち着かせている。

 

振り返れば、去年の10月は楽しかったな。

フラカンスピッツのツーマン、ピロウズのアニバーサリー、ずっと気になっていたヨルシカと、思い入れの強いライブばかりだった。本数は割と少なめだったけれど、その分密度の濃い月だった。振り返ると懐かしいな。

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質問箱、というものを始めた。

 

少し前まではあんなもの絶対やらねえぞとか思っていたけれど、気分的には実験のような感覚だ。とりあえず感想みたいなものを書いてみる。

 

まず率直に思ったのは、なんか想像以上に質問が来るなって事だった。

僕は未だに人の質問箱に質問を投稿したことがない。フォロワーさんに興味がない訳ではなく、単純に聞きたいことが浮かばないからだ。

学校でも仕事の研修とかでも、「何か質問はありませんか?」という場面が昔から苦手だった。何も浮かばない。基本的に人の説明を聞いてへえーそうなんだーと頷いたりして、それで満足してしまう。その分野に興味あるなしに関わらず。

こういう質問箱でも同様に聞きたいことが出てこないのは、自分の趣味とかがあまりに少なくて視野が狭いというのもあるだろう。

僕はアニメや映画はほとんど見ないし、漫画や小説も共感できるのは興味を持ったほんの一握りだけだ。例えば好きな映画はなんですか?って訊いて回答が来ても、自分がわからないものだと大した満足感は得られないのでは、と思ってしまう。

結局のところ、僕が人にできる質問といえば、『ピロウズを知ったきっかけは?(スピッツでもいい)』『好きな食べものは何ですか?』本当にこれくらいしかない気がする。

普段は人のツイートを眺めて、たまたまリアルで会えた時に色々話すネタとして持っておく方が、会話が盛り上がって面白いような気がするのだけどどうだろうか?

 

あと、質問に答えていて、やっぱり僕は自分語りが好きなんだなということに気付かされた。

人から何か聞かれるおかげで、普段は言わないようなことを書いたりもしたけれど、僕はどうしても自分のことを話すのに快感を得てしまう性分らしい。思えばブログを始めたのも、そういった快感を得たいがためだったな。

 

普段聞かれないような質問にも真面目に答えていると、何だか脳ミソがハイになって謎の高揚感が湧き上がってくる。どうにでもなれ、あっはっはって感じだ。大麻覚せい剤に依存してしまう人とかも、もしかしたら同じような気分に陥っているのかもしれない。

感覚的に、これはのめり込んではいけない高揚感なんだなということが分かる。取り返しのつかないことになるうちにやめた方がいいのかも。突然何も言わずに質問箱が消えても気にしないでください。

でももうしばらくこの脳内麻薬を味わいたいなって思うので、気が向いたら質問ください。気が向いたら答えます。(ブログの感想とかでも頂いてもいいんですよ。)