ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

何事もあっけない

今週病院に行き、ストレス性の不安障害という形で診断書を発行してもらった。思った以上にあっさり診断される。こんなものか。

翌日それを会社へ持っていき、3月下旬まで病欠という扱いになった。

個人的には「ここまで来たか~」といった、不謹慎なくらいに楽観的な感覚だ。もう自由にやるしかないな。毎週の通院だけ忘れないようにしなければ。

面談の帰りにラーメン二郎に入った。普通に完食。大丈夫、まだ胃は元気なようだ。

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ここ最近は一応休みながらも、それなりに娯楽を満喫しつつ生活をしていた。

まず読書。川口俊和さんの『コーヒーが冷めないうちに』や、海猫沢めろんさんの『キッズファイヤー・ドットコム』等を読む。

それ以外では、去年の文学フリマで買ったものがまだ半分以上読めていないので、淡々と読んだりしていた。

三輪亮介さんの日記がとてもよかった。僕はお笑いや演劇にそれほど興味はないけれど、何気ない日常の中に時々ハッとする出来事や共感できる考えが見つかると心地いい。人の日記を読むのが楽しいのは、こういう感覚に出会えるからだろうか。僕もこういう文章が書きたいな。日記とかエッセイのような文章は、歌詞付きの音楽を流しながらでも淡々と読めるところが好きだ。

それにしてもこの人、日常生活の中で有名人を見すぎでは…。吉祥寺とかに住んでいるとこんな感じなのだろうか。

 

一般の方たちが書いた小説も、時々胸を締め付けられるようなものがあって、とても読み応えがあった。

中には自分が小説として表現したかったことに近いものもあって少し苦しくもなったが、純粋にすごいなと思った。今はだめだ。また何かやりたくなったら手を出そう。

とにかく文フリに行って本当によかったなぁと思えた。次回は開催できるのだろうか。また行こう。

 

変わったところでは、ツタヤでちょくちょく映画をレンタルして観たりもしている。

最近観たのがディズニーピクサーの『カールじいさんの空飛ぶ家』だったのだが、これがすごくよかった。

どのキャラも個性が際立っていたけれど、個人的には悪役(?)のチャールズ・F・マンツがどうしても無視できない。

彼の執念深さには色々考えさせられるものがあった。自身の冒険の成果を偽物と罵られるって、相当悔しいものだろうなと思う。何としても周りを見返したかったとか、他にも複雑な気持ちを抱えていたのだろう。元は善人だったはずなのに、どこかで道を踏み外してしまった。

終盤の爺さん同士の攻防の際、マンツが過去の冒険の栄光を躊躇なく壊す様を見て、今回の怪鳥に余程の執着があったことが容易に想像できた(カールじいさん達をまだ歓迎していた時はそれらを嬉々として紹介していたというのに)。

そうやって色々考えていると、あのあっけない最期がものすごくつらく感じてしまう。結局、人が死ぬことに過程など関係ないのだと思い知らされるようだった。

 

ボーナスコンテンツで彼の最期について、色々案があったことを知れて嬉しかった。

 まぁ、これはあくまでカールじいさんの物語だしな。