ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

憶えてる限りのスマイルを

the pillowsの再現ライブへ行くために、電車に乗って高崎まで行ってきた。

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7時前に起きて、10時くらいに到着。

群馬に来ること自体も初めてだし、せっかくなので観光もしたくて、事前に調べた段階で気になっていた榛名湖に行こうと考えていたのだ。

バスで片道1時間半と知って怯んでしまったのだけど、湖なんて滅多に来られるものでもないので一目見てみたかった。こういうのは乗り物の時間だけ把握しておけば、あとは大体どうにかなることを経験上知っている。もしこれがなければ、ふらふらと公園巡りか古墳巡りでもしていたかもしれない。

 

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バスを降りた瞬間から、空気が涼しくて心地よかった。半袖のシャツが若干肌寒くもある。単純に標高が高くなっていることもあるだろう。マスクをしているのがもったいないな。

湖畔を数分歩き、榛名富士のふもと辺りまで行く。アウトドアのエリアもあるらしく、観光客で賑わっていた。

 

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水面が穏やかに凪いでいるのが気持ちいい。晴れていてよかった。数日前から天気予報が不安定で、日曜日に傘マークがついているのを見た時は本当に焦ったのだが。

スマホを機種変してから写真が本当にキレイになったんだけど、こうして水辺の風景を撮っていると、その違いがよく分かる感じがする。前はここまでさざ波が鮮明に写っていなかったと思う。

 

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湖を見るのは小学校の修学旅行(の時に行った琵琶湖)以来…と思っていたけど違った。4年ほど前に山梨に住んでいた友人の家に遊びに行って、そこで河口湖まで行ったんだった。富士山が終始でっかく見えていたな。

 

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ライブの物販の時間もあったので、戻りの時間も考慮して湖には実質1時間くらいしか居られなかった。もっとゆっくり眺めていたかったし、ロープウェイで榛名富士に登ったりしてみたかったんだけどな。でもいい場所だった。また違う季節に来てみよう。

 

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近くの定食屋で昼食。普段は旅先でもチェーン店で簡単に食事を済ませたりするのだけど、とろろご飯とわかさぎのフライに何となく惹かれて入ってみた。わりばしを口で割ろうとして盛大に失敗する。

そこそこ高いけどうまかった。わかさぎフライは塩が合う。帰りのバスの時間も迫っていてゆっくり味わえなかったのが惜しかった。

 

高崎駅に戻ってタリーズで軽く時間を潰したあと、物販のためにclub FLEEZへ。

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Smile Tシャツとバスター君ポーチ、再現ライブvol.1〜2のDVDを買う。Smileはピロウズのアルバムジャケットで一番好きなデザインだしな(ちなみにGOOD DREAMSのジャケットも大体同率で一位)。

ポーチは迷った挙句、ブラックを購入。オレンジはなんとなく皆が買いそうでやめたんだけど、今思えばアイボリーもよかったな…。

グッズを買った後は、開場時間まで近辺でだらだら。東京ではゲリラ豪雨がすごいらしく、結果的に朝早く動いていてよかった。

 

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アルバム『Smile』『Thank you, my twilight』にスポットを当てた再現ライブ。レア曲ばかりで楽しかった。

フリーズはPAのうしろ側にも立見スペースがあって、僕はそこにいた。ステージ全体が見渡せていい感じ。

ピロウズを最後に見たのは、2020年2月に下北沢での有江さんバースデーイベントの時だ。ちょうどコロナが流行り出した時期で、これ以降しばらくライブに行けない日々が続いたのだった。

 

1年以上ぶりのピロウズは、かなり自然体のように見えた。この再現ツアー自体もすごく楽しみだったんだけど、スタートして湧き上がったのは高揚感よりも、ある種の安心感だったように思う。おおピロウズだ、無事だったんだな、よかったぜ…みたいな。

 

社会への苛立ちを吹き飛ばしてくれるSmileは、生で聴くと爽快だった。アルバムを出した当時のことをよく知ってる訳ではないけれど、当時の気持ちを書いた曲が今の時代にも痛烈に刺さっているのは面白い。さわおさんは自分の心は昔から変わってないと言っていたけど、もしかすると社会の鬱屈した空気も、それほど昔と変わっていないのかもしれない(コロナの有無に関わらず)。

Come on, ghostでノリノリになれたのもよかったし、何気にThank you, my twilightを生で聴くのも初めてだった。白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギターは一度だけ聴いたことがある。

Ritalin 202で本編を締めるのは想定外だったな。トワイライトが終わったところで「あれ、まだもう1曲あったよな…?」と記憶が霞んでしまっていたのだけど、曲が始まって「うおー!これだったー!!」と心の中で盛り上がっていた。確かにトリとしても映えるな、この曲は。

 

アンコールのそんな風にすごしたいも、Twitterのタイムラインで予想はされていたけどすごく嬉しい。やっぱりピロウズで今の気分を表現するならこの曲だ。

No Surrenderで明るく締められ、本当にいい夜となった。

つい曲に聴き入りすぎて、ライブはあっという間に終わったように感じる。時短要請の影響で2時間ぴったりで終わったので実質普段よりも短めだけど、これくらいが疲れ過ぎず、ちょうどいい塩梅かもな。

 

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これで死ぬまでに生で聴きたいピロウズ曲は、Beautiful Pictureくらいになってしまったな。好きだから聴きたいというよりかは、今のピロウズでこれを歌うとどうなるんだろうという興味が大半なのだけど。