ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

スマホを切り離した生活

朝起きたら昔の嫌な記憶が急にぶり返してきて、ちょっとしんどくなることがあった。

週末になってもあんまりよくならず、ネットやTwitterを見ても嫌なニュースばかりが目に付いて気分が沈んでいく一方だった。ここ最近ずっと天気がよくないという原因もあるかもしれない。

 

こういうことは時々あるので、気持ちを楽にする対処法を何となく身につけている。早い話が、『スマホを封印して生活する』という方法だ。

僕もいちおう立派な現代人なので、手元にスマホがあるとつい無意識に画面を起動して、適当なアプリを開いたりネットを見たりして時間を浪費してしまう。

無駄な時間を過ごすこと自体は無意味だとは言わないし寧ろ生活の上では重要なことだと思っているのだけど、気分がよくない時にネットを見たりすると、大体普段より嫌なものがばかり目に留まってしまい負のループに陥ってしまう。

時間を浪費して精神を悪化させてしまうことほど無駄なことはない。こういう時はスマホそのものを生活から切り離せば、他のことに集中出来て気分転換になり、心の回復にもつながる。

 

スマホを封印するやり方はいたってシンプルだ。物理的に距離を置いておけばいい。僕はいつも玄関近くにゴミ箱として使うような小さいポリバケツを置いているのだけど、そこにポンと端末を置いておくだけ。あとは玄関とワンルームの間を、1枚のドアが隔ててくれるので簡単に切り離せる。

これでSNSとかを見るとなると、いちいち玄関まで足を運ばなくてはならない。結局はスマホの依存度合いにもよってしまうけれど、僕の場合は「わざわざ重い腰を上げてまでネット見たくはならないな…」という気持ちの方が強くなって、自然とスマホのことを忘れられる。

知人友人から頻繁に連絡が来るようなタイプでもないので、電話やLINEもほとんど気にしていない。時々トイレに行くついでに通知が来てないか確認する程度だ。

 

スマホを封印した後は、何でも好きなことに没頭すればいい。

僕はいつも最初に音楽を聴いて過ごす。BluetoothWalkmanとコンポを繋ぎ、布団に寝転がりながらのんびりプレイリストを流す。調子がよくなってきたら起き上がって、一度読んだ本や漫画をパラパラ読み返したり、こうしてブログに適当な文章をまとめたりしている。手元にスマホが無いだけで、普段の趣味により集中できる感じがあるな。

近年は本や音楽や映画など、様々な娯楽をスマホひとつに集約させられる時代になっているけれど、僕はそれを極力やらず、趣味はいろんな媒体に分けておきたいと思っている。現代人にありがちな「スマホが無ければ何も出来ない」状態を極力避けたいのだ。

今でも本は紙で読んでいるし、音楽を聴く時は入社1年目のボーナスで買ったWalkmanをずっと愛用している(Apple Musicのサブスクには登録してるけど)。

 

似たような理由で、お金も電子マネーは殆ど使わない現金派だ。普段天気のいい休日はよく散歩に行くのだけど、その時もスマホはしょっちゅう家に放置して財布だけを持って外へ出る。

歩くことそのものに集中したいし、そもそも散歩にスマホってあまり必要ないと思う。たまに写真を撮りたい場面に出くわすこともあるけれど、基本的には何度も通った道ばかり歩いているしそれほど執着もない。

それに自分の周りにはまだまだ電子マネーが利用できないところも多い。近所の自販機で飲み物を買う時も、ふらっとスーパー銭湯に入る時も、未だ現金しか使えない。すべての買い物に電子マネーが使えるようになれば、考えも変わるだろうか。

 

あとスマホとは直接関係ないことだけど、急に不安が襲ってきた時って冷静になって考えてみれば、意外とお腹が空いているだけだったということも多い。

僕は最近自炊中心の生活になってきたし、たまの外食も基本的に一食500円以内に収めるようにしているのだけど、そうやって節約を強く意識するようになってから、食事の量が前より若干減ったように思う。間食の頻度も少なくなったし。この前スーパー銭湯に行った時に体重を測ってみたら、お昼を食べた直後だったのに普段より1kgちょっと落ちていた。

 

食べる量が自然と減ったせいか以前より空腹を感じることが多くなり(仕事帰りとか)、特に気が沈んでいる時はその状態をより顕著に意識するようになった。なので安直すぎるかもしれないけど、不安と空腹を同時に感じた時なんかは、素直に腹いっぱい食べることで結構回復したりする。

昨日は久しぶりに近所の二郎系ラーメンを食べたのだけど、大好きなこってりで満腹になり心も満たされた。少しくらい胃が苦しくなっても、逆に余計なことを考えなくていいと思えばプラスになるしよいと思う。

まぁこの方法を多用しすぎると過食症の原因にもなりかねないし、身体に悪影響を及ぼす可能性もあるので、もしもの時の最終手段として考えておいた方がいいのかもしれない。

 

スマホの話から始まって色々書いたが、今この記事もほとんどパソコンから文字を打っている。最後の確認と微修正だけを、スマホのアプリからやっている感じだ。

最近は日々の日記とかをスマホから更新することが多かったけれど、やっぱりフリック入力よりもキーボードで文字を入力する方が、より「何か書いてる」感が強い。ぱちぱち音を立てながらの作業になるので、自然と心が落ち着いていくのだろうか。

いずれにせよ、自分の納得のいく形で気分転換の方法を見つけて、なるべく気持ちを楽にして今後もやっていこう。

 

f:id:Abraham-Anaconda:20210815125837j:image

気分転換といえば、また久しぶりに適当なビジネスホテルに泊まりに行きたくなったのだけど、情勢的にしばらく厳しいよな。流石に仕方ないし、適度な休息とたまのライブで満たされるしかない。