ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

ヨコハマフラワー

給料日から数えて1ヶ月間の食費を、4万円から2万5千円にまで減らすことができた。

過去の食費はザックリとした試算によるものだけど、これまでいかに外食や束の間の贅沢に溺れていたかがよく分かる。本格的に自炊を始めたのは本当に最近なので、その気になればもっと抑えられそうな感じがするな。

 

東京で一人暮らしをしている人たちの平均的な食費は、これまで約4万3千円ほどだったそうなのだけど、去年辺りから4万いかないくらいにまで下がっているらしい。やはりコロナの影響で外食や飲み会の頻度が減ったせいなのか。

自粛ムードになってから、会社の飲み会が一切なくなったのは本当にありがたい。これまで毎月3千円とか4千円とかが、大して得にもならない飲み会に消えていたと思うとゾッとする。今の部署がどのくらいの頻度で飲み会をやっているかは分からないのだけど、忘年会や新年会、あとはせいぜい歓送迎会くらいに留めておいてもらいたいと願う。

 

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フラワーカンパニーズのワンマンライブで横浜に行ってきた。

横浜はずいぶん久しぶりで、去年の2月に米津玄師のツアーで横浜アリーナに行った以来だ。中止になる前のHYPEツアー。

自分の家が割と千葉県寄りなので、横浜まで来るとなると結構時間がかかるんだよな。ベイホールは更に駅から結構歩くし。乗換の都合で石川町駅から歩いたのだけど、かなり遠かった。

 

今年に入ってからライブに行く日は毎回雨が降らないので今年は晴れ男か?と思っていたけれど、会場に向かっている時に少し降られて記録が途絶えてしまった。すぐ調子に乗るからこうなるんだ。天気雨だったのが地味に悔しい。

希望的観測で傘を持ってきてなかったけど、雨自体は強くなかったしすぐ止んだので大した被害はなくて安心。

 

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ベイホールは上京1年目の時に、初めてピロウズのライブに行った以来だった。実に5年ぶり。あの時はふくろうずと東京カランコロンとのスリーマンだったな。当時の記憶が割と鮮明に残っていたようで、会場の立地や内装の雰囲気を思いのほか覚えていた。なので駅から遠くても迷わずに来れたのである。

土壇場でチケットを買ったせいか、整理番号はだいぶ後ろの方だった。まぁ大体いつもチケットの番号運には恵まれないのだけど。入場前の待機場所が駐車場だったおかげで、フラカンお馴染みのハイエースが間近で見られてニヤけてしまった。

 

この日は『発熱の男』が聴けてよかったな。去年の横アリ配信ライブで演奏していたのが記憶に新しい。

「光のない朝に目覚め 深みのない夜に眠り 匂いのない季節は廻る」という歌詞が、現場時代の自分にマッチし過ぎていた。陽が昇る前の始発電車に乗りながらこの曲を毎日聴いていたので、自分の生活に染み付いてしまっている。

 

フラカンは学生の時から知っていてベストアルバムの曲をちょくちょく聴いたりしていたのだけど、本格的に好きになったのは社会人になってからだった。多分、名古屋でスピッツとのツーマンを観た辺りから熱が入ったのだと思う。定期的にライブに行っている割には知らない曲も多いけれど、好きな曲がたくさんあって、それらを聴きたいという気持ちがいつもある。

 

僕がフラカンから感じるイメージは『人生』だ。大好きな名曲の数々からは、純粋に「生きるとはこういうことだ」という気持ちが伝わってくる。深夜高速とか、はぐれ者讃歌とか、感情七号線とか。

最近の曲だと、「いましか」もそういうイメージが強い。ライブで頻繁に演奏されている定番曲だけど、地味に好きだ。イントロのハーモニカが好きでいつも引き込まれてしまうし、圭介さんが訴えかけるように歌う後半部分の歌詞が、まるで教訓のように胸を打たれる。

いつもよく分からない所で行き詰まってしまう自分の背中を押してくれるような、この感覚はなんだろう。

「弱くても色々上手いこといかなくても、なるべく自分らしく『今』を生きていられたらそれで十分ですよね」という気持ちで、しんどくても楽観的にいられるのは、間違いなくフラカンのおかげだと思っている。

無駄に気にしいですぐ弱ってしまう自分を、きっと肯定してくれる。心のどこかでそういう期待を持って、いつもライブハウスに足を運んでいるのかもしれない。

 

 

8月も後半。何だかんだで夏のピークは過ぎ去ったように見える。天気もだいぶ不安定になってきているし。昨日は在宅勤務中にでかい雷が何度も落ちたりして、停電したらやばいなとヒヤヒヤしていた。

今年は梅雨が明けるのも早かったし、何となく全体的に季節の変化が忙しない感じがある。このままだんだん寒くなっていくのか。寒いの苦手だし、そうなればきっと気持ちも沈んでいく一方だな。

まだまだ空気は湿っぽいし、一度手を付けたクーラーは中々切り離すことは出来ないので、もう少しだけ夏には踏ん張ってもらいたいものだ。

 

まぁ気温が上がろうが下がろうが、社会がどれだけ落ちぶれようが、自分の生活はそこまで変わりはしないと思う。流石に楽観的すぎるか。

端から見れば貧乏臭くてつまらないだろうけど、これでも日々を生き抜く方法をだらだら考えながら、今日も匂いのない季節を過ごしている。