ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

沈む(11月29日〜12月5日)

11月29日(月)

体調が悪くなって会社を休んだ。

 

11月30日(火)

重い足で出勤。今日をのりこえよう。

朝すごく寒かったので厚めのコートを出そうかと思ったけど、午後からはそこそこ気温が上がるようなので、いつものやつを羽織って出る。駅のホームが異様に混んでいてげんなり。

頭の中がごちゃごちゃしていて、ほとんどなんにも手につかない状態だった。低気圧のせいか片頭痛もする。上司に書類チェックをお願いしてから、なんか適当に色々して1日をやり過ごした。

 

職場でリンゴを2つもらったので、夕食のあとにひとつ切ってみる。

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蜜がたっぷり。このあと8等分して芯を取り、皮は剥かずに食べた。甘くておいしい。

地元にいた時は、リンゴは切らずにそのままかぶりつくばかりだったな。切るのがめんどくさかったのと、あの回しながら皮を剥く器用なやつが出来なかったのだ。食べたあとはいつも歯茎から血が出て真っ赤になっていた。

 

平日は毎晩やっている予約炊飯が、時々すごく億劫に感じる。布団に寝転がって「さぁ今日はもう何もしないぞ」と意気込んだ直後、蓋の開いた炊飯器に気付いた時の絶望感ときたら。

米がないと朝に食べるものがないし、昼用のおにぎりも作って節約するしかないので、いつもちゃんと炊飯器をセットしている。

 

12月1日(水)

今年もあと1ヶ月か。朝は雨が強く、電車も遅れて混んでるしつらかった。鬱々としながら出勤。午後は嘘みたいに晴れてたな。

 

出張で長時間外を歩く機会があったので、ピクミンが捗る。移動中にしれっと花びらを撒き続けていた。

しかし、岩ピクミンまで解禁した辺りから、若干飽きが見えてきたんだよな…。歩いて回る所が公園や喫茶店や飲食店とか大体同じで、出てくるコスチュームも頻繁に被るようになったし。シールが出てくると萎える。

周りはどんどんレベルが上がっていてすごい。知らない間に、かなり抜かされている。みんなどんだけエネルギッシュなの。

ほぼ歩いているだけでレベルが上がるという手軽さが、いちおう続けられる理由になっている。何だかんだでまだ見つけていないコスチュームも結構あるので、自分のペースでやっていくか。

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夜、薬を飲もうとしたら手を滑らせて、廊下に思いっきり水をこぼした。コップが割れなかっただけよしとしよう。

 

12月2日(木)

今年1年かけてだいぶ平坦になってきたメンタルが、ここ数日でまたぐちゃぐちゃになってきた。

自分は傲慢でイキった奴が嫌いだとずっと思っていたのだけど、そういう自分の根っこにもある傲慢さに嫌気が差す。結局一緒なのか。しんどいな。まぁ嫌いなものは嫌い、という事実は変わらないけど。

なんか急にいろんなものがめんどくさくなってきた。何もしたくないし何も考えたくない。東京から逃げたい。これも気分の浮き沈みか。何とかならんかな。

 

そうやって沈んでいても納期は迫るし、与えられた業務はやらねばならない。フラワーカンパニーズを聴きながら通勤して気持ちを立て直す。今日はCDのラベルプリンターが故障するという災難に見舞われたが、書類を最終チェックまで持っていけた。

自分自身の弱さは変わらないとしても、とりあえず安定した会社に勤めている、という現状のおかげで何とか自我を保てている。仕事へのストレスもほとんどないのが救いだ。最悪、飯と寝る場所さえあればいい。

 

夜にリンゴを食べる。包丁とまな板を出したくなかったので、そのまま洗ってむしゃむしゃと齧った。

一昨日食べた1個目より、甘みが増している感じがあっておいしい。ゆっくり注意しながら食べたおかげか、それとも歯医者の治療の賜物か、歯茎から血が出ることもなかった。ちょっと嬉しい。

 

12月3日(金)

在宅勤務。食パンにいちごバターをたっぷり塗って食べた。メールを確認しつつ、自宅で過ごす。

 

夕方、寮の先輩を飯に誘った。あまりにも閉塞感がひどくなって、誰か人と話さないと死んでしまう、と思ったので。

ガストでハンバーグを食べながら、だらだらとしょうもない雑談をして落ち着く。こうして気楽に誘える人が身近にいる環境も本当にありがたい。

 

食後に軽く休憩してから、再び外に出てスーパー銭湯へ行く。行きつけの所に夜行くのは何気に初めてだ。平日の夜は料金が少し安くなる。

浴室内の人の多さに引いてしまったけど、露天風呂は案外空いていた。外が適度に寒く、熱めの風呂が気持ちいい。空を見上げたら微かに星が見えた。サウナにも入っていい感じにぼんやりする。

でも、大学生っぽい集団の会話がうるさかったな…。時間帯からしてある程度予想はしていたけど、この手の集団は本当に害しかない。黙浴って書いてある張り紙が見えんのか。

 

サウナの余韻を引きずり、帰り道もぼんやり歩く。自販機でほっとレモンを買って飲んだ。あったかい。

 

12月4日(土)

スーパー銭湯の効果で、昨日の夜は睡眠薬を飲まずに気持ちよく眠れた。洗濯をしようとしたら、シャツのポケットから見知らぬ500円玉が出てきて機嫌がよくなる。

 

少し歩いて6月ごろにリニューアルされた図書館に初めて行ってみた。

病院の中に併設されている形式で、スペース自体は狭い。建物が大きかっただけに期待していたんだけどな。まぁ区内の図書館にある本は、予約すれば最寄りの所まで取り寄せることが出来るので、それである程度は補えるのだが。

 

せっかくなので歩を進めて、大きめの図書館にも行った。気になっていた本が3冊ほど置かれていて、それらを借りてきた。

そこまで分厚くないものばかりなので、2週間もあれば読めるだろう。返す時は最寄駅のそばにある返却センターへ行くだけでいいので楽だ。

 

帰り道のラーメン屋で、遅めの昼食。

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野菜少なめで注文して、この量。見た目は完全に二郎系のそれだが、実際は野菜が盛られた背脂系ラーメン、と言った方が正しそう。

醤油味のスープがあっさりしていて食べやすかった。途中から卓上の刻みニンニクを入れて、スープまで飲み干す。

 

わかしょ文庫『うろん紀行』を読み終えた。文学フリマで購入した中の1冊だ。

あらゆる小説の舞台となった場所へ旅をして、そこでの諸々を綴ったエッセイ。旅先ではいつも題材となっている小説も持っていて、その場で読んだりなどもしていて面白い。

取り上げられた小説は分からないものばかりだったけど(『銀河鉄道の夜』のみ例外)、読みづらいなんてことは全くない。本と旅、両方の思いを切実に感じたエッセイだった。いい文章は読んでいるだけで心が穏やかになる。

旅を重ねながら、著者がその時その時の心情を添えているのもいい。小説のストーリー、旅先の景色やそこでの体験、そして著者自身の考え。これらがグラデーションのように流れていく文体がよくて、僕もちょっと参考にしたくなった。いい本というのは、「もう一度読みたい」と自然に思えるものだろう。

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文フリ会場でいただいたサイン。

 

今日、ピロウズが大晦日に渋谷でライブをやる告知が発表される。毎年やっていたカウントダウンのように複数の対バンかと思っていたら、まさかのワンマン。マジか…!

気になるし行きたいんだけど、年末年始は既に別の予定を作ってるんだよな。今ならまだそっちをキャンセルすることも出来るので迷ってしまう。

 

12月5日(日)

9時ごろ起床。お土産でもらったカステラを朝食にする。

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今日はスカートのライブの日。会場はリキッドルームだけど、交通費削減のため六本木で降りて歩いて恵比寿まで行った。途中で顔の倍ほどありそうなボリュームを持ったアフロヘアーの女性とすれ違った。

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ピクミンをおつかいに行かせていたら、パンのコスチュームが全種類揃う。初のコンプリート。

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家の周りはパン屋・カフェ・その他飲食店が多いので、たぶん初めに揃うのはこの辺のどれかだろうなとは思っていた。

 

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リキッドルームはいつものように、客席はテープでマス目状に区切られている。僕は手すりに寄りかかれるいい位置に着くことができた。

開演するまでのSEの選曲が面白く、待ち時間も心地いい。臼山田洋オーケストラさんよる選曲だ。よく見るとDJブースに澤部さんが普通にいた。開演の20分ほど前にブースから降り、僕の真横を通っていったのだった。

 

スカートのライブは、任天堂RPG『MOTHER』シリーズに出てくるライブハウスとイメージが似ているんだよな。バンドの演奏はポップで、観客がそれぞれ淡々とノリながら楽しんでいる感じが、自分の中で繋がっているのだと思う。

広い会場で、澤部さんの歌声がよく響く。ライブの後半で「千のない」、「返信」、「スウィッチ」、「わるふざけ」と、アップテンポの曲が続くところが楽しかった。短めの曲が多いので、どんどんテンポよく進む。パーカッションのシマダボーイさんがとにかくかっこいい。

 

アンコールではオッドタクシーのオープニングが聴けてめちゃくちゃよかった。曲の中でラップを担当している、PUNPEEさんもゲストで登場してブチ上がる。

予定外のダブルアンコールがあって、最後は「ガール」だった。初めは澤部さんの弾き語りでやる雰囲気だったが、バンドメンバーが徐々に集まって、結局フルメンバーで演奏。みんなが沸き立ってすごくいい締めとなった。やっぱりライブに行くとメンタルが回復するな。

 

帰宅してから、地元の友人たちとあつ森で通信をやった。ゲームを始めてまだ数日の友人がいたので、余りに余ったDIYレシピの大半を持って行ってもらいスッキリ。僕もちょこっとレシピが増えた。