ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

終わりじゃないよ(12月23日〜12月28日)

12月23日(木)

出勤。今日は職場でどら焼きをもらった。

帰りに図書館の本を返し、コンビニで変なポテチを買う。

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めっちゃ縦長。こういうのを2枚重ねて食べると、すごく贅沢している気分になる。

 

仕事中に風邪の予兆みたいな感覚があったので、(帰宅してから調子は戻ったけど)念のためバファリンを飲んで、今日も早めに寝ることにした。

 

12月24日(金)

仕事。社内研修の一環で、SDGsの取組について手軽に体験出来るカードゲームをやった。

↑これ。ボードゲームの感覚で、遊びながら世界の仕組みや変化を知ることが出来る。割と面白かった。学校から国連まで、国内外問わずいろんなところで展開されているらしい。

 

職場はもう完全に年末モードで、昨日や今日で仕事納めという人が結構いた。研修の時間以外は、要らない書類を整理したり、適当に雑談したりして過ごす。

スーパーでチーズケーキを買って帰った。本当はシンプルなショートケーキが食べたかったけど、売り切れてたから仕方ない。

 

12月25日(土)

分厚い毛布が心地よすぎて、10時くらいまで布団の中でだらだら。

宅急便で、数日前に注文していたLOST IN TIMEのキーホルダーが届く。

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デザインがかわいい。カラーは5種類あって、僕はライトグリーンを選んだ。

本当はライブ会場で買えればよかったのだけど、しばらくロストインタイムのライブに行ける機会が無さそうなので通販を利用した(本体価格より送料の方が高かったのは内緒)。

 

ヨルシカのチケットが当選した。2年前に行った月光ライブの再演。僕は当時のツアーで2回公演に行ったので、実質3回目になる。

本当はまだ観たことない人に譲るのもよかったのかもしれない。でもヨルシカはライブをやること自体がかなり貴重だし、好きなバンドがいつ観られなくなるかも分からないから、行ける時にしっかり行っておきたい。いずれにせよ、3月もライブの予定が入って安心する。

 

寮の先輩を部屋に呼んで、ピザとパエリアを頼んだ。酒を飲み飯を食いながら、だらだらと雑談する。

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先輩から、呼び込み君(スーパーとかでよく聞くあのBGMを流すやつ)のミニ版をもらった。秋葉原で偶然買えて、その後すぐ売り切れたらしい。

ボタンを押すと、ポポーポポポポ♪と音楽が1ループ流れる。意外と音量がでかい。2人でゲラゲラ笑いながら何回もボタンを押してたけど、普通に近所迷惑だったよな…。

ピザを食べて終えてからマリオパーティのスゴロクをやる。最後の最後で逆転して1位を取れた。

 

その日のうちに片付けを済ませて、ゴミを置きに外に出たら雪がぱらぱら降っていた。東京都心の初雪だったらしい。

 

12月26日(日)

寒い。昨日買って残っていたフルーツを朝食にする。

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写真では分かりづらいけど結構大きい。パイナップルを食べすぎて舌がヒリヒリした。

 

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渋谷パルコでやっている、どせいさんのおみせに行ってきた。どせいさんいいですよね。個人的にヘイホーの次くらいに好きなキャラクターです。

あの独特な言葉がいたる所に散らばっていて、ついニヤけてしまう。MOTHERシリーズの1から3まで、それぞれの名シーンも忠実に再現されていて楽しかった。

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手頃なサイズのぬいぐるみと、どせいさんのことばが綴られた本(?)を買った。

 

ドトールで休憩してから、LAMP IN TERRENの定期公演に行く。今回は昼と夜の2公演あって、僕は昼のチケットを取った。13時半からのスタートだ。

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定期公演の最終回になる今日のセットリストは、ベストアルバム『Romantic Egoist』の再現。冒頭のBABY STEP→ランデヴーという流れでなるほどな、と察しがついた。

初期の頃から最近まで、いろんな時期の代表曲が聴けた。New Clothesは特に集中して歌詞を聴いてしまう。

終演後も外が明るいのが久しぶりで、ライブハウスを出た時に少しうろたえた。日曜の渋谷は何かとエグい。

 

夕方ごろに帰宅。変な時間に寝落ちしてしまい、夜うまく寝付けなかった。

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12月27日(月)

出勤。危険な寒さ。明日は有休を取ったので、今日が僕の仕事納めだ。

この日も特に大した出来事はなく、職場でのんびり過ごした。あっさり挨拶をして、あっさり帰る。これくらいゆるい方がいいな。

 

12月28日(火)

割と突発的に取った有休。午前中にカラオケで2時間歌ってきた。ヒトカラも久しぶりだな。ロストインタイムの曲を、4くらい下げたキーで歌うと楽しい。

 

夜は恵比寿リキッドルームへ。LAMP IN TERRENの、最後のワンマンライブだ。

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LAMP IN TERRENは、今年いっぱいでドラムの川口大喜さんが脱退するに伴い、バンドの活動を一旦終了することが決まっている。来年からは残りのメンバー3人で、新たなバンドとしてスタートするのだ。
松本大さんがバンドマンとして曲を書き続けてくれることは嬉しいけれど、やっぱり「LAMP IN TERREN」名義で活動が終わってしまうのは悲しい。ちょうど自分が上京したての頃に聴くようになり、東京で初めてライブを観たのもテレンだったので。今日という日は楽しみだったけど、同時に来てほしくもないようなもどかしさがあった。

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初めてテレンのワンマンライブを観たのもリキッドルーム。それ以来、この会場にはテレンのライブで何度も足を運ぶ機会があったので、リキッドルームといえばLAMP IN TERRENというイメージが自然とついていた。

ライブの1曲目は「いつものこと」。残り時間あとどれくらいか解ったとしたら、という歌詞が、今この状況と一致し過ぎて震える。最後の歌詞を少し変えて、「いつか未来で また笑って思い出せる そんな僕の日常」と歌っていた。

LAMP IN TERRENは中学の時に結成した、いわゆる幼馴染バンドだ。MCでも感じ取れたあの和気あいあいとした雰囲気は、メンバー4人が揃ってこそのものなんだろうな。バンドをリスタートするのも、そういったかけがえのなさを守るためなのかもしれない。

暗い気持ちにさせたくないという思いから、前向きさを全面的に押し出したセットリストだった。11月のホールワンマン『BRANCH』のセトリと、いい対比になっていると思う。

だからこそ、終盤の「I aroused」は個人的に衝撃だった。ここでこれが来るか…!みたいな。重たい曲調だけど、「今後も俺たちを信じて見ていてくれ」と言わんばかりの強いオーラを感じる。暗闇の中の微かな光を表現した、照明の演出にもグッときた。

アンコールはなく、今年の新曲「ニューワールド・ガイダンス」でライブは閉幕。本当に終わってしまったのか、と名残惜しい気持ちを抱えながら会場を出たのだった。

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2021年はLAMP IN TERRENをいちばん多く聴いていた。ライブに行った回数も最も多い。ずっと抱えている虚無感を代弁してくれている気がして、聴いていると心の穴が埋まるような感覚があった。

 

何だかんだ言って今年の1年で、心はだいぶ平坦になったように思う。東京に来てから(社会人になってから)年々右肩下がりだった精神状態が、ようやくほんの少し浮上したという感じ。

思えば去年は本当にボロボロだった。コロナによって好きなライブに行けなくなったのを皮切りに、働く意欲がどんどん下がっていった。仕事は元々向いていないと思っていたので、前から辞めたいという気持ちはあったのだが。

しかし仕事と同じくらい、プライベートが最悪な状態だった。


人間は、どういう環境で生まれ育ってどういう立場にいるかによって、見えるものや考え方は全然違う。同じ物事でも、丸に見える人もいれば三角に見える人もいる。
そもそも、前提が完全に違う人なんてごまんといることは分かっている。分かっているはずだったんだけど。

 

世の中には「人のため、夢のため、幸せのため」とか言いながら、理解出来ないような行動を平気でとるような人が身近にもいることを知った。それに関連する、いっときの感情に振り回されて、自分の無力さと情けなさを思い知らされた。

傲慢な人間が嫌いになった。自分の態度が気に食わなかったのか、突然人から拒絶されたりもした。あらゆるものが訳分からなくなり混乱しっぱなしで、生活にも悪影響が出てしまう。


仕事が全く出来なくなった。締切りが守れなくなった。人の話が理解できなくなった。毎日の始発電車に乗りながら、ずっと気持ちが重たかった。the pillowsがしばらく聴けなくなっていた。


「自分は間違った選択をしたのかも」という不安が消えなくて、周りの目を気にしながら、自分はいない方がいいんじゃないかという疑問が常にあった。

ちょっとした選択や軽口で、また誰かに拒絶されるかもしれない。そうなったらなったで仕方ないと割り切るしかないのだろうけど、仲のよかった人たちまで離れていくのを想像すると、やっぱりつらい。

慢性的に続く気分の浮き沈みの原因を辿っていくと、結局は「独りになるのが怖い」という、ありきたりな不安が根っこにあるのかもしれない。しかし自分の個人的過ぎる事情など、他人からすればどうでもいいだろうことも分かってきた。

それでも、わざわざここまで書いたのは単なる我儘だ。このブログではちょくちょく嫌な感情も書いてきたけれど、年が変わる前に、吐けるだけ吐き出して次に進みたかった。

 

今でも嫌いな人は嫌いなままだし、気持ち悪いものは気持ち悪いままだ。自分の根っこにある冷めた部分や腐った部分は、もう治らないだろうとも思っている。

 

ずっと荒んでいた気持ちは、演劇『僕らの深夜高速』を観たことで少しだけ和らいだ。舞台俳優さんの熱意を間近で感じたからだ。あーだこーだ言いながら、自分自身もこれまで音楽を中心とした、様々な娯楽に支えられてきた人間だった。

今後自分が夢を持つことは無いかもしれないが、そういう娯楽や芸術を生み出す人たちの熱意に対して、素直になれる感受性くらいは持っておきたい。(少なくとも、自分が好きなものを心から応援出来るように。)

自分はこの先も、定期的に刺激を受けなければ潰れてしまうだろう。なのでこれからもライブに行きたいし、人とは気楽に接していたい。自分の行動はどれも似たようなことの繰り返しに見えるけれど、ひとつとして同じものはない。いろんな楽しみを糧に、来年も生活していこう。

 

LAMP IN TERRENが新しいバンドに変わることも、ポジティブに捉えてほしいと大さんは言っている。

この先の活動は今のところ全然分からないけど、きっとまたいい曲を作ってくれることを信じたい。先の楽しみがひとつ増えた。明るい気持ちで待つことにする。