10月29日(土)
10時に起床。シンクに溜まった洗い物を処理してから家を出る。…出ようとしたのだが、ウォークマンの充電が切れかけでマークが点滅していた。つらい。
ワイヤレスイヤホンも一応持っているのだけど、机周りが散らかっていて見つからない。つらい。イヤホンで音楽が聴ける状態でないと外出もままならないのに。iPhoneからイヤホンジャックが無くなったことを心底憎む。
苛立つ気分を鎮めるために、5月頃に買って数本吸ったままずっと残っているタバコに火をつけた。明らかに湿気ているだろうけど味の劣化はあんまり分からない。おんなじ煙だ。体制を立て直す。
ケトルで湯を沸かし、先日もらった非常食の山菜おこわを食べた。これで時間を稼いでウォークマンの充電を少しでも多く増やす。
隣駅まで移動し、適当な喫茶店を見つけて勉強。チーズケーキを食べてからスイッチを入れた。
そのあとドラムの練習をしようと思ったのだけど、スタジオの予約がしばらくいっぱいで断念。個人練習は当日からしか予約が出来ないし、やっぱりオープン直後に電話するのが確実だな。
時間が余ったので電車に乗り、某駅付近のブックオフへ行く。漫画を数冊立ち読みして、フラワーカンパニーズの中古アルバムをひとつ買った。
帰りに通った居酒屋の前で面白いものを見かけた。クリスマスツリーにハロウィンの装飾がついていて、季節感がバグっている。来週からはちゃんとしたクリスマス仕様になるのかな。忘れずに観察せねば。
10月30日(日)
早い時間に目覚めるも、しばらく布団でゴロゴロ。アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』をアマプラで観た。「貴様らはこういうのが好きなんだろう?」と言われている感じがする。好きだ。
主題歌などの編曲を、LOST IN TIMEでギターを弾く三井律郎さんが担当している。ツイッターもフォローして見ているけど、最近いろんなところで活動しているなぁ。
ふとしたきっかけで、自分なんかが何をやっても全部無意味なのでは、って気持ちに駆られる。結局は死ぬまで社会の奴隷から抜け出せないのか。そう考えるとものすごく歯痒くなるし気分も沈む。
スタジオを予約しドラムを叩きに行くことにした。セッションの練習というよりかは、ほとんど遊びのような気持ちで。前回セッションしたピロウズの『ONE LIFE』、ああいう淡々としたリズムを刻んでいると落ち着く。
帰りに本を1冊買った。それから最寄り駅に戻り、近所のスーパー銭湯へ。サウナでふわふわ。いつもなら風呂を出てからカレーを食べるのだけど、店内の食堂が混んでて諦めた。代わりにセブンイレブンのカレーパンを買って食べる。帰宅してから快適に昼寝が出来た。
宇佐見りん『推し、燃ゆ』を今更ながら読んだ。現代だなあ、と率直に思った一方、これが賞を取って有名になったのも分かる気がした。読ませる力みたいなものが、文章にしっかり宿っていると感じたのだ。
自分は推し活には向いてない性質だと思う。ライブに行くことが人生の楽しみではあるけれど、それは単純に音楽が好きだというのが大きくて、バンドマンそのものを推したいという気持ちはそこまでない(周りと比べた自分の所感だが)。身や魂、他には財布などを削ってまで人を支えたいという覚悟もない。
…と考えていたのだけど、好きなバンドのボーカリストが体調不良で活動休止と発表された時は、すごく心が痛んだことを思い出した。衝動で便箋と封筒を買い、事務所宛にその人へ手紙を書いて送ったりもした。自分にとって人生初で、今のところ唯一のファンレターだ。
とあるバンドの、曲の良さが身に沁みて分かってきたのでこれからも応援しようと思っていた矢先、その年いっぱいで事実上の解散が決まった。ツイキャスでそれを知った時はずどんと重く沈んでしまったが、最後の最後まで精一杯拳を上げて見届けよう、と決意した。ラストライブは、「曲を聴くよりも熱意とかそういうものをしっかり受け取ろう」と思いながら臨んだのだった。
こういう気持ちや行動も、推し活のひとつに当てはまるのだろうか。お金を注ぎ込むのは得意ではないけど。推し活の定義は幅広く、そしてたぶん奥が深い。
10月31日(月)
仕事。今持っている業務の書類を最終チェックに出す。それから午後半休で早退。気になっていたラーメン屋に寄ったが臨時休業だった。
近くの博多豚骨の店でお昼を済ませる。そこまで美味くはなかったけど、替え玉が2回まで無料。
家の近所の喫茶店で勉強した。アイスコーヒーを頼むと、小さなビーカーみたいな容器に入ったガムシロップが付いてくる。
普段ガムシロは使わないけど今日は入れてみた。コーヒーの味が分からなくなるくらい甘くなった。