ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

カラーボックス上の世界

はてなブログ今週のお題「本棚の中身」に乗せて、文章を書いてみます。

 

 

東京に引っ越してきてから大体3か月後に、アイリスオーヤマの3段カラーボックスをひとつ注文した。さらにちょうど1年後に全く同じものをもうひとつ取り寄せる。(Amazonの注文履歴に購入日までしっかり記録されているので分かりやすい。)

今は上京して7年目になったが、もうずっとこの2つのカラーボックスに、本や漫画をぎっしり詰め込んでいる。様々な娯楽がデジタル化されているけれど、僕は今でも読書は紙派なのだ。

並べ方にあんまりこだわりはないのだけど、「出来る限りずっと持っておきたい」と思っている本は、いちばん上の段に並べるようにしている。片方には小説やエッセイを、もう片方には漫画の本を。

f:id:Abraham-Anaconda:20220612183257j:image
f:id:Abraham-Anaconda:20220612183300j:image

↑こんな感じ。活字の本は大体1冊で完結するからいいのだけど、漫画は気付けば巻数が増えていたりして、ちょくちょく並べ替えが必要で大変。今回文章を書くにあたって、最近買った『シャドーハウス』を上段に移動した。

他の段にはこれら以外の書籍や、文学フリマで買った同人誌などが入っている。僕には好きな作家と呼べる人はほとんどいなくて、何人かの参考になる人がネットで紹介していたものを読んでみたり、文フリではほとんど直感で「よさそう」と思ったものを手に取って買っていく(そして、気付けば財布の中身が空っぽになっている)。

 

そしてこのカラーボックスの上部には、僕が上京してからいろんなライブ・イベントで買った小物を並べてある。すごくゴチャゴチャしてるけど、我が家でいちばん華やかな部分で、自分の好きなものだけで作られた、小さな世界だ。

f:id:Abraham-Anaconda:20220612183524j:image

↑普段は1段目のところにぬいぐるみも置いてあります。ここも立派な世界である。

最近はライブに行ってもほとんどグッズを買わなくなったのだけど、キーホルダーなどの小物類は別だ。値段もそこまで高くないし、綺麗な色やオシャレなデザインのものを見ると、どうしても欲しいと思ってしまう。

スピッツthe pillowsの缶バッジ、LOST IN TIMEやヨルシカのキーホルダー、LAMP IN TERRENのピンバッジ、ずっと真夜中でいいのに。の一風変わったグッズなど。こういうものは大好きである。普段は人と比べて物欲は無い方だと思っているけれど、一度「欲しい!」と思ったものはちゃんと手に入れないと気が済まない性分なのだ。

 

ライブ以外でもいろんな所でいろんなものを買った。思い付きだけで動いた旅行先、ふらっと寄った水族館や美術館、富士山に登った時の記念品、好きなキャラクターのグッズをネットで取り寄せるetc…。

時間をかけて作られた場所。最近は本当に仕事が忙しくなって、休日になってもどうしても不安が募ってしまうのだけど、ここを見ると自分の生活そのものに意識を向けることが出来て、少し気分が和らぐ。

 

そしてこれからも、いろんな所でいろんなものを買って、ここにちょっとずつ新しいものが増えていくだろう。世界の面積自体は変わらないので、どんどん密度が高くなっていくことになる。そんな変化も楽しんでいきたい。気付いたらまたゴチャゴチャしてきたな…とか思いながら。

 

f:id:Abraham-Anaconda:20220612183533j:image