ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

休みをください(4月中旬の日記)

4月12日(金)

誕生日。普通に仕事。気分はずっと落ち込み気味。プレゼントはいらないけど、とにかく休みがたくさん欲しい。週2日だけでは疲れがとれない。

定時で退勤し、29歳になった景気づけにでかいステーキを食べた。あんまり誕生日を特別視したくないと思っているくせに、こういうことをしたりツイッターでしっかり自己顕示する元気はあるんだな、と思ってしまう。肉はまぁ普通の味。ガーリックソースをポテトに絡めて食べると美味かった。

 

4月13日(土)

御茶ノ水でスタミナ丼を食べてから、楽器屋でドラムスティックを買い足した。ずっと使っているメーカーが廃番になっていてショックだった。何となく決めていただけとはいえ学生の時から愛用していたので、代わりをどう選べばいいか分からない。

常に予備のスティックを持っておいてよかった。太さや感触、長さやチップ(先端部分のこと)を確認しながら近いものを探す(こうして文字に起こすとなんかいやらしい)。そうして手に取ったスティックに「初心者向け!」とでかいポップが貼られてあって、なんか嫌だなと思った。とりあえずその規格の1センチ長いタイプを買った。

 

夕方から渋谷のスタジオへ。このたび、フラワーカンパニーズコピーバンドでサポートドラムをやることになった。フラカンは大好きだけど自分がドラムを叩くことを全く考えていなかったので、お誘いの連絡が来た時は驚いたけど嬉しかった。

初合わせはいつも不安だけど、好きな曲が合わせられて楽しい。緊張のあまり、フィルのリズムや一部の曲の構成を時々間違えた。演奏は思い切りが大事だ。ライブ本番は6月なので、個人練で細かい部分を詰めていこう。練習後は近くの中華屋で軽く打ち上げ。1日を通して、写真を撮るのをすっかり忘れていた。

 

4月14日(日)

酒を飲んだのでうまく眠れず、電気をつけたまま寝落ちした。二度寝して歯医者の予定をすっぽかすと怖いので、寝不足っぽい状態で起き続ける。

何年も前、今とは違う歯医者で治療した部分が仮埋めの材料のまま残っていると言われていた。そこが劣化し始めているので詰めものを入れ直す。前の歯医者、治療中にやたら雑談をしてくる人だったことを思い出すな。(こちらは状況が状況なので「はい」とか「あー」としか返せない。)

 

壱角家の限定メニュー、1杯2千円もする海老カレー家系を寮の先輩と食べに行く。美味しかったけど、値段と釣り合うかと言われたらそんなに…。こういうのは人の金で食べるのがいちばん良い。

金箔入り…

 

4月19日(金)

昨日は職場の飲み会でドッと疲れた。喉が弱すぎるせいで飲酒するとすぐ嗄れてしまい、締めの挨拶で声を張るのがつらすぎる。とにかく幹事に向いていない。今日は午後半休で早退。本を何冊か買って帰宅した。

最近は日記を書くことすらめんどくさくなってしまった。誰にも迷惑はかからないし、別に義務もないので書きたくない時は書かないで全く問題ないけれど。

 

この1週間、スマホにメモした諸々を放出する。

 

・緑色のショートヘアの女性に、「夢も恋も両方叶えたい!」的なことを言われて恋人になる夢を見た。雑な青春。腕が絡み合う感触が無駄に鮮明だった。

・定期の継続購入をすっかり忘れてしまい、片道版のチャージを無駄に払ってしまった。もったいない。

・年度が変わってから、職場で孤独感が強くなった。これまで以上に口数が減ったような気がする。ここ最近の慢性的な鬱っぽさと関係あるのだろうか。日常的な会話ってやっぱり大事なんだな。職場でそれを積極的にやりたいとは思えないけど。

・細かい仕事をひとつずつ消化したり、会議などのイベントに立ち会うたびに疲れてしばらく動けなくなる。そうしているあいだにもタスクは少しずつ増えていって、賽の河原に居るみたいな気分。特別忙しくはないけれど脳が疲れていて、頭がずっしりと重たい。

・ぼんやりと懸念していたことが、僕の関与していないところで解決していくところを見て、「世の中だな」と思った。

・会社の飲み会文化だけはコロナ禍の時間軸に戻ってほしいと切実に思う。「酒さえ交わせばどんな人とでも仲良くなれる」的なイキリ宗教が蔓延しすぎではないか。今月急遽職場で懇親会をやることになり、時間もないので結局僕が引き受けてしまったけど、素直に上司にお願いすればよかった。段取りはともかく時間的な拘束がいちばんのストレス。今は明るく振る舞う余裕なんかとても無いのに。幹事をやらない人は自由に欠席出来て、本当にいいご身分だよなと思う。流石に次は別の人にお願いしよう。

・職場にいると常にどこか調子が悪いのに、帰宅すると回復してやたら頭が冴えてしまう。さっさと寝た方がいいのに延々とスマホを触ってしまう癖が悪化した。

・周りは色々楽しそうにやっているけれど、今の自分がそれらに共感する余裕が全くない。いや、そんな気持ちはとっくの昔になくなっていたような気さえする。ずっと心のものさしが歪んだまま生きている自覚がある。自分がこれからやること(仕事なんかではなくプライベートのこと)は楽しくやりたい、というのは本音なので少しずつ調子を取り戻していきたいのだけど。

 

4月20日(土)

今日は何も予定を入れないことにした。たまにはこういう日もいいだろ。

4月初めごろの日記を更新しようとしたけれど、ずっと暗いことばかり書いていて、それをわざわざ楽しそうなツイッターのタイムラインで通知するのを躊躇ってしまう。明るい雰囲気に水を差したくはない。通知せずに黙ってアップしてもいいんだけど。

 

漫画『この世は戦う価値がある』を読む。限界OLが臓器移植のドナーになったことで吹っ切れ、「人生の決算」として己の欲望を叶えるために様々な現実とぶつかっていくストーリー。

主人公の感情などはともかく、純粋に「こういう生活っていいなぁ」と感じた。会社を辞めて安定はしていないだろうけど、自由でどこかにありそうな生活感。ありふれた日常の生活が主軸にあり、そこからいろんなドラマが展開される、といった物語が好きだ。酷く窮屈な現実から抜け出したい。逃げた先で出会った魅力的な人に振り回されたり支配されたりすると、この上なく満たされると思う。

(それは一歩間違えると本当に洒落にならない事態につながることを知っていながら。でも、そういう幸せの絶頂に立ったまま死にたい気持ちがある。)