ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

帰省をするしかない

いつも通り早い時間に駅に着いたけど、今日は事務所に夜勤の人が居るので少し時間を置いて出勤をする。
通勤途中にちょうど良い休憩スペースがあるので、そこに腰掛けて30分ほどのんびり休憩をした。
今日は雨。大粒のそれらがコンスタントに落ちて憂鬱さを助長しているみたいだ。
水滴たちが地に落ちて跳ね回る様をボーッと見ていると、何だかスローモーションのように、また時にはストロボカメラの映像みたいに見えて、それはまるで時間の流れが乱れているような感覚だった。
イヤホンを外すと予想より大きな音で地面や建物を叩いていた。人の手が加わっていない、完璧に出来上がった自然のBGM。

 

…昨日の朝の通勤時に雨模様を眺めていて何となく思いついた小説っぽい文章でした。

 

 

コロナの感染者がまた膨大に増え出して色々迷ったけれど、帰省は決行することにした。

新調したリュックを初めて使うことになって、よく見てみるとポケットが多く、荷物を詰めていてこれはここのポケットに入れようとか考えるのが楽しかった。ポケモンのゲームとかで、道具の種類(ボール、回復系の道具、技マシンetc…)によってバッグに仕舞うポケットが分けられていて、なんかそういうのに似てるなとも思った。

 

今回バスのチケットを買ったのは1ヶ月ほど前で、当時は緊急事態の頃と比べるとだいぶ落ち着いていて、余程の事をしなければ問題ないだろうという事で計画を立てていた。

ここ数日で状況は大幅に変わって地元でも少しずつ感染者が出てき始めて、帰省が悪みたいな風潮になっていってるのを感じた。元々帰ってもそこまで外出する気はなくて基本的に引きこもるつもりだったけど、万が一人混みの中で自分も感染してしまったら…と考え込んでしまったが、今回帰省するのはそれなりに理由があった。

 

過去に何度も書いてきたかもしれないけど、単純に東京に居ることに疲れてしまった。東京には何でも揃っていて不便がないし、趣味にも深く没頭できて良いと思っていたけど、最近の東京にはそんな良さが消え失せてしまっているように思える。

人口密度の関係上、コロナ感染者の割合が他所より多いのは多少仕方ない。でもイベントや娯楽のような生きがいが規制・自粛させられる中で、日々の仕事や満員電車などの(少なくとも自分の中で)しんどい事だけは普段と変わらずにこなさなければならない事に不満が溜まっていたし、今でも納得がいかない。

政治家や官僚たちもやってることが何だかズレているように感じるし、某お国のキャンペーンなんて完全に場当たりすぎて存在意義が分からないし。

電車にしても「窓開けてきちんと換気しているので安全です!」的な雰囲気になっているけど、本当だろうか?毎日乗換のタイミングで自分以外に大量の人間が流れていく様を見ていると、換気だけではどうにもならないレベルで人が密集しているみたいでとても安全には見えない。

とにかく、ここ最近は東京に居るとしんどく感じることばかりで、このまま煮詰まっているようではいずれ何処かが壊れてしまいそうな予感がしていた。だから僕は一度帰省して気分を変えることにした。

 

前述のキャンペーンは方針もぐちゃぐちゃで良い印象が持てないけど、旅行をすること自体は僕はそこまで反対するものではないも思っている(こんな時世だし推進すべきものではないと思うけど)。

僕のように日々をしんどく感じている人は一定数いそうな気がするし、そういう理由って全然不要不急に入らないと思う。そもそも不要不急って言葉の意味すら曖昧な感じだし。

普段自分のいる所とは少し違った環境に身を置くだけで気分転換になったりもする。何も無理矢理人と会ったりイベントに参加するだけが旅行ではない。たまの気分転換さえも規制するのなら、それでうつ病になった人たちの責任もとってくれるんですか?と言いたい。

 

こういう時世だからこそ、自分の感覚でやりたい事が何か考えて、行動しないとやってやれないと思うな。もちろん、人に迷惑をかけないことを最優先で。

 

f:id:Abraham-Anaconda:20200718184945j:image

そういえばこれが100記事目になるらしい。