ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

ただやれることをやってただけ

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3ヶ月間、会社を休職をしていた。それより前から有休を使って休んでもいたので、実質4ヶ月半ほど休んでいたことになる。

 

本当は会社を辞めるつもりで12月に色々動いていた。しかし上からコロナを理由に引き止められ、それにもうんざりして反発した結果、休職という選択肢を用意してくれた。

(今思えばコロナが流行ってなくても、何かしら理由をつけて引き止めてきたかもしれないけど…。)

 

そうして思わぬタイミングで長い休みを得られて、初めのうちは何も考えず過ごしていた訳だけど、何日か経ってそれにも飽きてきた。長時間寝ていると頭が痛くなるし、ずっと眠り続けることも出来ないのだ。

仕方なく布団から出て何をしようか考えても、やりたいことが全く浮かばない。元々休日はなるべく予定を入れない主義で、ライブがなければ基本的にだらだらすることしか能がなかった。気付けば典型的な「休み方がわからない」状態になってしまっていた。

 

Twitterのタイムラインを見ていると、皆それぞれが楽しそうにやっていて、自分だけ取り残されているような感覚に陥ってしまう。

尋常ではない不安と劣等感に駆られて、休んでいるはずなのに気分が全く落ち着かなくてしんどかった。それから起こした行動は、下の記事に大体書き上げている。

 

しばらくして本格的に休職手続きを終えた辺りから、「そうだブログがあるやん。日記でも書くか」という考えに自然と辿り着いた。大人になってから1ヶ月を越える長い休みなんてそうないし、この時間をどうにかして形に残してみたいという気持ちもあった。

そして1月下旬頃から、毎日日記を書いてみようと決めたのだ。形式に関しては、以前から読んでいた2つのブログを参考にしてみた。

 

初めのうちは日々の生活のことを淡々と書いていたけれど、そうしているうちに何となくやりたいことがぼんやりと浮かんでくるようになった。

その「やりたいこと」というのが、高尾山や鋸山へのハイキングだとか、東京タワーとか、静岡への一人旅とかだった。計画性なんてものは殆ど皆無なので、週間の天気予報を見て問題なさそうな日にふらっと行動するようなことばかりやっていた気がする。

 

割といろんな所に行ったけど、個人的には旅行も山登りも、日頃の散歩の延長線上にあるものだと考えている。ちょっとお金や時間をかけたり、体力を消費したりするというだけで、特別な技術はあんまり要らないし。

結局休職中に僕がやっていたのは、かなり限られたことだけだ。ただ自分にでもやれることをやれる時に、無理のない範囲でやっていただけに過ぎない。それでも長い休みを与えられたおかげで、自分に出来ることと出来ないことが何となく分かったような気がしてよかったと思う。

(例えば僕は休職期間中、自炊だけは全くやらなかった。実際頭の中には浮かんでいたことだし周りからも勧められていたのだけど、何となくやる気がしなくて、結果的に一度も調理器具に触れないまま終わった。元々そういう習慣がなかったとか、もっと他のことに時間を割きたかったとか、様々な要因があって出来なかったのだと勝手に解釈している。)

 

あと、日記って基本的に何てことのない日常が書き綴られているので、書き手の個性が一番表れやすい文章だと思っている。

生活スタイルから行動パターン、それらを通して感じ取る気持ちなど、全てが被っている人なんてまず居ない。単純に日々やっていることを記録していくだけで、その人の素の部分が出てくるようで面白いのだ。

僕も日常でふと浮かんだ考えとか、本や映画の感想とか、その時その時の気持ちをなるべく書き上げたつもりである。約3ヶ月間の日記の中で、バンドーの個性みたいなものが出ていればいいのだが(そういうのって案外自分では分からない)。

 

一応仕事に復帰したというのもあるので、毎日日記を書くのは終わりにしようと思う。平日は「会社に行って仕事をした」くらいしか書けなさそうで、それはそれでつまらないし。

ブログは前みたいに書きたい時に書くスタイルに戻すけど、日記形式で書くのはやりやすいことが分かったので、これからもああいう感じで定期的に書いていくかもしれない。特別なことがあった日とか、大型連休とかをまとめたりして。

 

来週から始まるゴールデンウィークの予定は全くと言っていいほど無い。やりたいことは大体休職中にやってしまったし、3度目の緊急事態宣言によって外に出てもほぼ何も出来ないだろうし。これまで通り適当にだらだらしたり、時々本を読んだりして過ごすだろう。

 

いずれにせよ今後もブログは続けていくつもりなので、引き続きよろしくお願いします。