ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

壁に向ける(3月7日〜3月11日)

3月7日(月)

仕事。以前自分がよかれと思ってやった行為が、今になって余計な手間をかける結果になってしまった。

この辺の度合いが、未だによく分からない。自分としてはいずれお願いされるだろうと想定してやったつもりなのだけど。考えるだけ無駄か。淡々とお願いされたことだけやってようか。

 

昼休みに生姜焼きの匂いがして食べたくなったので、帰りに松屋で生姜焼き定食を頼んだ。

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夜はさわおさんのYouTubeトーク配信を観る。僕もこっそりメールを1通送ったけど、読まれなかったな。内容が平凡過ぎたか。相当な量が来てそうだし、人数も多いし1時間で読む数にも限界があるよな。

 

3月8日(火)

在宅勤務。起き抜けで部屋の机の向きを変えてみた。角部屋に住んでいて窓が2つあるのだけど、特に午前中に片方の窓から、日差しがガンガン当たって作業がやりづらかったのだ。遮光カーテンを閉めると部屋が一気に暗くなるし。

身体が壁側に向くように机を動かすことで、この問題はだいぶ解決されたと思う。まぁ今日は天気が曇りで日差し自体があんまりなかったのだけど…。

 

お昼に、冷凍保存しておいたイモモチを焼いて食べる。合間にかじるバターアイスのイチゴ味も買ってしまった。おいしい。

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今のコロナ禍で、自分が元いた学生寮はどう対策をしてるんだろうと、ふと気になった。男は役員の寮生以外、全員が相部屋だったというのもあるので。

検索して調べてみると、寮内だけでなく2人以上の室内でもマスク着用が強いられているようだった。マジかよ。何となく言いたいことは分かるけど、ほとんどずっとマスクしながら生活しろってことになってしまう。

流石に今の寮生がかわいそうだな…。見えないところで普通にマスクを外しているのが容易に想像出来る。

 

3月9日(水)

仕事の後に、技術士試験の勉強会。

とにかく自分の業務経験の浅さに嫌気が差す。一緒に参加していた別の人と比べて、だいぶダメ出しをくらって落ち込んだ。そもそも、これまで自分が主体となって問題解決に取り組んだ実績があったか?大した仕事も出来ずに潰れたから当たり前だろうのに、なぜ今年受験するとか言い出した?この期に及んで、未だに周りから賞賛を得たいとか思ってるのか?お前は今の部署でさえまだ未熟なんだから、もっと自分の身の丈をわきまえろ。目先の承認欲求に溺れて何も考えずに行動するな。

一気に気力が削がれた。帰宅しても食欲が湧かず。納豆の賞味期限が過ぎているので、それだけ食べる。ライブのチケットも落選したし、全くいいことがない。

 

3月10日(木)

昨日の夜だるすぎて、米を炊くのを忘れていた。仕方なくコンビニに寄ってから出勤。

全くやる気が起きず、1日中ぐったり。何も出来ないので時間休で早退して布団にこもりまくる。適当に買ったパンを食べたら一瞬で満腹になった。

 

3月11日(金)

在宅。心の健康を優先して、仕事はほどほどにのんびり過ごす。しがらみを解いて適度にサボるのは気持ちいい。

 

ツイッターがまた改悪されたとトレンドに上がっている。タイムラインのホームと最新ツイートがスワイプで切り替わる仕様が、また復活したみたいだ。

アカウントを切り替える度に、いちいちホームに戻るのがめんどくさかったんだよな。知らない間に元に戻ってホッとしたのだけど、あれはテストプレイだったのか。トップツイートにどれだけ需要があるんだろう。

 

白烏あずさ『フェイク・インフルエンサー』を読む。

現代のインターネットやSNS、それと駆け出しのガールズバンドが絡んだミステリ小説。全体を通して、「表と裏」といったテーマで話が進んでいった。とにかく注目を浴びたいという願望は、Z世代特有のものなのだろうか。

僕自身は有名になりたい欲はないつもりなのだけど、こうしてブログを続けている辺り、少なくとも人並み以上の自己顕示欲を持っているんだろうと思う。それが暴走すると、時には取り返しのつかないことになる、というのはネットのニュースを見ているとよく分かる(主人公・叶多が抱える欲求には、実際は切実な背景があった訳だけど)。

 

ストーリーがやたら現代の風刺となっている分、刺さる部分はかなり刺さるな、という感想だった。

 

――自分を傷つける人たちなんて、死んでしまえばいい。

打ちのめされた人が抱く憎しみとして、これほど自然なものはありません。叶多の中に、ほんの一瞬、その思いがよぎったのです。

 

これもあんまり他人事と思えない言葉だと思った。

一時期頻繁に起きていた無差別殺人事件(所謂『無敵の人』事件)のニュースを見て、いつも思っていたのは「自分も状況次第では同じようになるかもしれない」ということだった。流石に日常で殺人衝動に駆られたりはしないけれど、ある日突然、本当に全てを失って絶望したら、どんな行動を起こすか分からない。

このことに不安を感じている訳ではなくて、単なる可能性のひとつとして捉えているつもりだ。明日トラックにはねられて死ぬかもしれないといった、基本的に起こり得ないけど確率としてゼロではない曖昧な話。でも、「俺は絶対そうならないぞ」と下手に強気で構えているよりかは、よっぽど自制が聴きやすい考え方だと思う。

 

あと、とある人の書評で書かれていた、「裏のテーマは『インフラの暴走』」という考えにハッとさせられた。

SNSから発展した事件と、過去に起きた電車の事故。読んでいると確かにそういうテーマとしてつながる。この小説は新人作家さんのデビュー作なのだけど、意識的に書いていたのならすごいな。