ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

やはりカッコよかった(5月2日〜5月6日)

5月2日(月)

ライブ3連チャンが終わり、久しぶりに予定のない休日。油断したらずっと寝てしまいそう。

 

スーパー銭湯へ行ってきた。サウナを3ループしてサッパリ。少し遠くの公園まで散歩する。

帰宅して昼寝していると、強めの雨に起こされた。それでもだらだら布団の中。やることがない日の雨は好きだ。何となく気分が沈んで、思う存分「何もしない」を出来る。

 

『自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと』を読んだ。

様々な年代・職種に分かれた男性10人の、過去やコンプレックスについて語られたものが書き綴られている。各々が抱えている深刻な悩みは、過去のトラウマや環境の影響がくっついて離れないものなんだなと実感させられた。

 

しかしそれ以上に、話し手の自意識が滲み出ている(時には露骨に出ている)感じがハッキリ伝わってきた。本やSNSなど関係なく(そして老若男女関係なく)、自分のことを話す時にどうしても出てしまうものだ。

これの正体はよく分からないが、少なからず「自分を大きく見せたい」という気持ちが、潜在的にあるからだろうなと思う。それが面白いという意見もあるけれど、強くなりすぎると、僕はちょっとキツイなと感じてしまう。

 

だけど、極々たまに、そういった自意識が全く出てこない文章もある。個人的には、そういう文章の方がスラスラ読めて好きだ。

客観的に自分を扱うのが上手いのか、それとも心の底から自分に興味がないのか。いずれにせよ、これは実はメチャクチャすごい才能で、努力では到底身につかないものなのではないか、と思った。

 

5月3日(火)

この日のことは、noteの記事にあらかた書いて更新した。

なんかぼんやりと憂鬱だった午前中に小説を読んで、変なスイッチが入ったように思う。本当はここで個別に書いてもよかったのだろうけど、まぁnoteの方も定期的に更新したかったし。

(いちおう日記や近況報告はブログ、それ以外の何となく考えていること等の発信はnoteで、と線引きしているつもりである。)

 

日中読んでいた小説は続きが気になってしまい、結局日付が変わったあとの夜中になるまで読破した。佐藤友哉さんの『エナメルを塗った魂の比重』。

 

5月4日(水)

10時半ごろに起床。この前のセッション会で撮影された動画が参加者限定でアップされたので、自分の演奏を振り返ってみる。

思った以上にテンポが速くなっていたけど、ボルテージが上がるとそうなるよな。New Animalだけは怖くて見てない。

 

昼過ぎにふらっと散歩。落ち着いた雰囲気のいい喫茶店を見つけた。

店内のBGMは、邦楽の曲をアレンジしたBGM。偶然流れたスピッツの『スカーレット』がとてもよかった。

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アイスコーヒーとチョコブラウニーを注文した。コーヒーの値段が高くなくて助かる。少し勉強をしながら、アイスコーヒーをおかわりした。散歩の休憩に最適な場所だと思う。また来よう。

 

5月5日(木)

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午前中に買い物をしたあと、適当に街をふらつく。

帰宅してから昼食に、ほぼ日のカレーを食べた。フライパンに中身を開けて温めて、出来上がりの直前に「ましましスパイス」を加えてから盛り付けする。

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スパイスがメチャクチャ利いている。辛いのではなく、風味が強くてうまかった。

 

近所の映画館で、輪るピングドラムの劇場版が放映されていることを知ったので、観に行った。自分の中で、ファンタジーイデアみたいなイメージを持つ作品だ。

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僕がアニメを見たのは5年ほど前なのだけど(ツタヤでDVDを借りて見た)、実際はもう10年以上前のアニメなんだな。こういう内容だったっけ、と思い出しつつ鑑賞。後編は7月からか。普通に忘れそう。

最後にエンディングとして、やくしまるえつこの『ノルニル』が流れる。元々やくしまるえつこの曲繋がりで、このアニメを知ったんだよな。

 

 

5月6日(金)

山中さわおさんのソロライブに行ってきた。アルバム『Muddy comedy』を引っ提げたツアーの初日だ。会場は渋谷duo。

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開場の20分くらい前に現地に着き、知り合いに何人か会う。入場後は大きな柱に隠れないように、さわおさんが見える若干うしろの位置についた。

 

開演時間にSEがフッと止まり、山中さわおバンド登場。くっそ、もうこの時点で既にカッコいいんだよな。最新アルバムの1曲目『ダンブルウィード・ストーリー』からスタートする。

2曲目の『Peacock blue (is calling me)』は、何度か聴いて段々よさが分かってきた。曲は少しカミナリグモ感があるな。ジンリッキー、翠ジンソーダのことを歌ってるのでは、と考察されている。途中で『Desert me』『Irritations』と、去年のツアーで聴けなかった過去の曲が続いて震えた。

 

表題曲『Muddy comedy』では、さわおさんがハンドマイクスタイルで歌う。最後のサビの「ラストシーンはキミと〜」の "キミと〜" の部分で、さわおさんが僕を指差してくれたと確信している。

『イザベルの朝』はアルバムを聴き始めた時からいいなと思っていた。単純かもしれないけど、こういう曲や歌詞には弱い。

Muddy comedy

Muddy comedy

イザベルの朝

イザベルの朝

 

MCでもメチャクチャ笑ったな。安西さんが危なすぎる…。『その世界はキミのものだ』は、さわおさんのメッセージ性が強い曲だ。

ライブの終盤、『ヒルビリーは かく語りき』〜『Mallory』の流れはいちばん熱かった。自然にボルテージが上がり、腕も上がり、身体は踊る。そして『リーガル ラビッシュ』で本編は終わった。

 

アンコールは期待通りトリプルまでやってくれた。最後の最後で、ピロウズの曲『Please Mr.Lostman』を弾き語りで歌ってくれて感動した。

さわおさんは、終始「楽しい」「嬉しい」と言っていて、そういう気持ちがガンガン伝わってくるライブだった。観ているこちらも嬉しくなる。本当によかった。

 

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