ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

諸々の準備(4月14日〜4月17日)

4月14日(水)

朝から中々の雨。午前中は偏頭痛もひどかった。動く気にならず。

まぁ復職するまでもうあまり時間はないし、休職中にやりたいことは殆どやれたので、残りは淡々と過ごしていこうと思う。

 

どうぶつの森シリーズが20周年になったらしい。僕はゲームキューブどうぶつの森+からプレイしていて、64版だけ唯一やったことないんだよな。

さっそくあつ森を起動してみたが、特に目新しい変化はなかった。ちょっとがっかり。

 

漫画『ベルリンうわの空』を読んだ。文筆家のphaさんが勧めていたもので、ずっと前から気になっていた。

海外に住みながら特別なことは殆どやらず、自分の生活についてひたすら追求する、というスタイルがよかった。

phaさんが「自分の文章が好きな人はこの漫画も気に入ると思う」といったツイートをしていたけど、読んでみると確かに納得がいった。途中のコラムも含めて、何だかエッセイ風味がすごい。

 

続編となる『ベルリンうわの空 ウンターグルンド』も一緒に読んだんだけど、こちらは主人公が社会活動に参加したりして、生活味は若干薄れている。

それでもベルリンを取り巻く社会問題から、人や世界との向き合い方を考えさせてくれる1冊だなと思った。日本の社会や、更に言えばSNSの世界にも通ずる部分があったように感じる。国や媒体は違っても、結局は人間同士が関わり合っているという共通点があるのだし、大事なことは大して変わらないのかもしれない。

 

今は完結編となる『ベルリンうわの空 ランゲシュランゲ』が連載されているそうなので、これも単行本が出たら買って読むことにしよう。

 

4月15日(木)

SASUKEばりのアスレチックに挑戦させられる夢を見た。下が塩酸とか硫酸とか色々やばい液体になっているとか言われたけど、落ちても急いで上がれば何ともないような感じだった。訳がわからん。

 

病院で診察。これ以降は毎週の通院ではなくなり、次の診察は5月になる。

復職に必要な診断書を書いてもらい、午後そのままそれを本社に渡しに行く。それから4ヶ月ぶりに職場に行き、異動に伴う荷物をまとめてきた。次に出勤する日までに異動先まで運んでおいてくれるのだそう。

年度が変わっているので空気感も違う。去年まで問題になっていた人が異動して、職場内はずいぶん平和になっているようだった。

荷物の整理が終わって帰り際に、周りの人たちがいつでも戻ってこいよと言ってくれたけれど、もうこの部署で働くことは出来ないだろうな。職場の人がどうこうという問題ではなく、根本的に業務内容が自分の性質と合っていないのだから。

 

今日はかなり頑張ったと思うので、コンビニでハーゲンダッツを買って帰った。贅沢だ。

ハーゲンダッツは何だかんだでいつもストロベリーを買ってしまう。なめらかな甘さと苺の果肉がたまらない。

 

4月16日(金)

疲労のせいか低気圧のせいか、今日も朝から偏頭痛がつらい。痛い部分を枕に押し当てるように寝ているといくらか落ち着く。

 

映画館に行って『トムとジェリー』を観てきた。

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実写とアニメーションがいい感じに溶け込んでいるように見えた。アニメキャラクターを変に実写に近付けて失敗するよりかは、こうした方が賢明なのかもしれない。

どうしても人間側のストーリーが前面的に出てしまっているように見えたけど、それも含めて楽しめられたらいいコメディ映画だと思える。無理に実写映画だと意識せずに、「何かの間違いでうっかり現実世界に来てしまったアニメ作品」という感覚で観れば面白みが増すかも。

どうでもいいけど、客が僕以外に誰もいなかったので、シアター貸切みたいな気分で居られた。

 

映画のあともまだ余力が残っていたので、一度帰宅してから少し散歩していた。

鯉がやたら密集しているところがあるんだけど、僕がそこに近付いたら更にわらわら集まってきて軽くゾッとする。鳩みたいに餌でも期待してるのだろうか。

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夕方にピロウズの再現ライブの抽選結果が来て、僕は第2希望の高崎公演が当選した。初日の渋谷クアトロが外れたのは残念だけど、とりあえずライブが観られるだけ一安心だな。

万が一ロックダウンでもされたら困るし、次の抽選はクアトロ公演だけ申し込んでみるか。当たればラッキー、くらいの感覚で。

 

4月17日(土)

雨が止んでいる隙に日高屋で昼食。

日高屋のバジル餃子が何となくずっと気になっているのだけど、自分にとって日高屋は「食欲がなく食べたいものが分からない時に中華そばで腹を満たす場所」という位置付けなので、中々餃子まで注文する気が起きない。

今日もいつも通り、中華そばだけを食べて済ませた。帰りにピロウズのチケット代をコンビニで払って帰る。

 

上京して5年経ったということで、気持ちの整理も兼ねて今の考えとかをブログにまとめてみた。

自分のことを書くとどうしても暗く重くなってしまうけど、その辺はもう諦めている部分がある。暗いまま何とかやっていける方法を模索し続けよう。

 

漫画『汚部屋そだちの東大生』を読んだ。母親からの、愛情という名の束縛から逃げられずにいた大学生の物語。

漫画よりも先に作者のインタビューを読んでいたんだけど、教育と洗脳って本当に紙一重だ。

こういうケースがあったりするので、親は大切にすべきだと簡単に決めつけるのもよくないのかもしれない、と考えることがある。

僕は親から丁寧に育ててもらったという自覚があるので、恩返しのつもりで孝行しようという気持ちが一応ある。だけどそれらが自身にとって苦しみにしかならない存在だというなら、簡単にはいかないかもしれないが、縁を切ったり逃げ出したりするのも全然いいのではないだろうか。

…最も恐ろしいのは、逃げ出そうとかそういう考えすら微塵も出てこないほどに洗脳されてしまっている状態だけど。この漫画の作者もそうなりかけていたようで、ある意味リアルな虐待の怖さを見たような感じがした。

 

流れ流され今がある

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最近誕生日を迎えて26歳になったのだけど、歳を重ねたという実感は殆ど湧いてこない。

 

それよりも、東京に住み始めてからもう5年も経ったという事実に驚きを隠せずにいる。今は6年目だ。僕の出身である工業高等専門学校も5年制なので、実質高専で過ごしたのと同じ年数を東京で過ごしてしまっていることになる。

徳島で生まれ育ち、地元の学校でのうのうと生活していた僕にとって、東京という街はあまりにも遠くて縁のない場所だとずっと思っていた。おびただしい数の人間で溢れていて空気も濁っているという先入観があり、生理的な嫌悪感すら持っていた時期もあった。

 

そんな生粋の田舎者が上京するきっかけとなったのは、就職活動にあたって先生からとある会社を紹介してもらったことだ。

僕は元々卒業後は地元の公務員にでもなろうかと適当に考えていたのだけど、教えてもらった会社が過去に行っていたインターンシップ先と内容が似ていたこと、何より学校推薦がもらえれば試験が面接だけという甘美さに釣られて、そこを受けてみることにした。そういう会社がたまたま東京にあったというだけで、たとえ所在地が大阪とか九州とか東北とかだったとしても、たぶん僕は普通に話に乗っていたと思う。

 

話を要約すると、『元々別の進路を考えていたけど人の提案に流されて上京した』というような感じだ。でも、こういう急な進路変更は過去に何度もあった。

 

僕は小学4年生から高専卒業までの10年間、吹奏楽部で打楽器をやってきたのだけど、そのきっかけも親が執拗に入部を勧めてきたからだった(姉が先に入部していたということもある)。

それまで音楽とは全く無縁の生活で、当然入部する気もなかったんだけど、ある日突然気が変わってやってみると親に宣言したのを覚えている。気が変わった理由は思い出せないが。

それから何も考えず中学でも吹奏楽を続け、3年間の我慢生活を強いられることになる。内申はものすごくよくなって受験に有利にはなったけれど。思えばここでの選択肢が違っていたら、今僕は間違いなく東京にいなかっただろう。

 

そもそも高専への進学を決めたのも、中3の冬とメチャクチャ急だったのだ。

当初は公立の進学校を目指していたのだけど、そこがたまたま改装され校舎が綺麗になったせいで、自分の年だけ異様に倍率が高かった。そこまで成績がよくなかった僕は、冬の面談で第一志望校は落ちてしまうかもしれないと言われたのと、代わりに高専っていう場所があるよという選択肢を示してくれた。

何とか推薦をもらえ、付け焼刃の試験勉強で合格したのだった。

 

こんな風に急な路線変更を何度も何度も繰り返し、昔は脳裏にさえ浮かばなかった東京の街に、気が付けば流れ着いてしまっていた。

でも結果的にいえば、自分はいい方向に転がったなと思える。東京というカオスな環境のおかげで、僕の行動の選択肢は大きく広がったからだ。

東京でたくさんの好きなバンドを生で観られたり、人の影響でブログやTwitterを始めて交流の幅も広がったりして、昔と比べると人生が豊かになった感じがある。

仕事は全く楽しくなくて休職してしまったほどだけど、いろんな本を読み、さらに自分の経験も通してある程度の対処法を身に着けることができた。正直今でも不安なことだらけだが、周りのいろんな人を見て「まぁ、適当にやっていくしかないな」と落ち着いて考えられる冷静さも得られた(もちろんダメな時はとことんダメだけど)。

 

もし地元で就職していたとしたら、自分の行動範囲は今でも学生時代と殆ど大差なかったと思う。車の運転が絶望的に苦手なので極力運転したくないし、結局中学の時のように自転車でふらふらしながら、TSUTAYAとかブックオフを意味もなく巡ってばかりの未来が想像できてしまう。

この状態で同じように仕事や人生に躓いてしまったら、立ち上がるのに相当な時間がかかってしまっていたかもしれない。今より確実に自分勝手で閉鎖的な人間になっていただろう。

 

流れ流されていいところに辿り着いたのはよかったけれど、言い換えれば「自分の意見を持たず他人の言葉のままに生きてきた」という風にも捉えられる。

事実、僕は歳を重ねるに連れて、自分の意見とか感覚に自信が持てなくなっている感じがある。仕事においても、私生活においても。自分の考えだけで行動したことが失敗に繋がったという経験が、あまりに多すぎるからだ。

社会を生きていく以上は人を頼らないとやっていけないので、流石に考えすぎなのかもしれない。だけどなんか自分はこのまま一生成長できず、子どもの精神のまま生きることしかできないかもという考えがどうしても拭えないのだ。

 

僕はきっとこれからもいろんなものに流されながらふわふわと生きていくのだろう。でも、ある意味それが自分にとって最善の生き方なのかもしれない。

相変わらず間違いや欠陥だらけだけど、そんな自分にでもとりあえずやれそうなことを継続してやっていこう。今までそうすることで多くの繋がりが出来たという実感があるし、この選択だけは間違っていないと思う。

 

どんな状態であれど、外に目を向けることを決してやめなければ、人間知らないうちに成長しているものではないだろうか。これが現時点での僕の考えだ。

 

25の終わりに一人旅(4月10日〜4月13日)

4月10日(土)

高速バスに乗って静岡に行く。前からぼんやりと考えていた一人旅だ。

新宿から約3時間。いつも夜行バスで10時間かけて帰省している身からすると、ちょっと物足りなく感じるな。プレイリストを3つくらい聴いていると着いてしまった。

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ホテルのチェックインまでかなり時間があったので、新静岡の商業施設まで行く。静岡名物、さわやかのハンバーグを食べようとしたのだけど、待ち時間1時間半と言われて断念。そんなに待ってたら空腹で死ぬ。仕方なくフードコートでモスバーガーを食べたり、本屋で漫画を1冊買ったりした。

 

15時にホテルにチェックイン。予想よりも広めで快適な部屋だった。

部屋着に着替えて、ベッドの上に寝転がる。楽しい。もうこれができるだけで来てよかったと思えるな。

 

スマホの充電をフルにしてから私服に着替え直し、財布とスマホWALKMANだけを持って再び外に出た。

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駿府城公園を散歩する。静岡県庁の裏にある、お城の跡に出来た公園だ。2枚目の写真は徳川家康銅像(その奥では天守台の発掘工事が行われているらしい)。

それ以外には特にめぼしいものもなかったので、曇天の下をのんびり歩き回った。

 

そのあと再びさわやかに入ってみる。結局50分待ちだったけど、音楽を聴きながら時間を潰した。

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名物のげんこつハンバーグは、確かにおいしかった。他のファミレスやハンバーグ屋では食べたことのない味だ。

すごくおいしかったけれど、やはり待ち時間の長さが個人的にはネックかも。さわやかはホームページから全店舗の待ち時間を確認できるらしく、席に座ってから実際に見てみると、半分以上の店舗が1〜2時間待ちだった。やばいな。

1時間もあればかなり自由に過ごせるし、次に静岡に来る時は入らないかな…とか言いながら結局また来てしまいそう。それくらいおいしかった。

 

ホテルに戻って大浴場へ行く。実を言うと、ハンバーグを食べている時に近くの席にいた子どもがすごく騒がしくて、その親も殆ど注意せずにいたので苛立ってしまった。なので早く気分転換がしたかったのだ。

大浴場はコロナの影響で5人までの人数制限を設けていて、そのおかげか浴室内は静かで心地よかった。

サウナもあったので入ってみる。温度計を見ると110℃。中々だ。狭いけれどテレビも無くて、ヒーリング系のBGMが流れているという素晴らしい環境だった。サウナは全部こういう感じになればいいのに。水風呂と休憩用の椅子が無いのが実に惜しかった。

 

風呂から上がって、フロントでお酒とお菓子を買い、準備完了だ。

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Bluetoothスピーカーを持ってきていてよかった。快適…。

phaさんの『どこでもいいからどこかへ行きたい』はもう何度も読んでいるのだけど、せっかくの一人旅ということで、お守りのつもりで持ってきた。音楽を流しながら本を読んだり、お菓子をつまんだりゴロゴロしたり。普段家でやってることと全く変わらないけど、環境が違うと新鮮味が出てくる。

お酒を飲むのも本当に久しぶりで、氷結1缶を2時間くらいかけて飲んだ。普段のペースで飲んでたらすぐ酔って倒れていただろう。

 

2時前までガッツリ夜更かししてしまう。夜中に聴くずとまよは心地よかった。

 

4月11日(日)

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7時に起き、ホテルのバイキングで朝食。元々朝起きてすぐはたくさん食べられない体質なので、食べたいものを少しずつ盛り付ける。バイキングにありがちな和洋折衷スタイルだ。

部屋に戻って、ピロウズを聴きながらしばらくだらだら。9時半くらいにチェックアウトした。

 

リュックをコインロッカーに預け、電車に乗って清水駅まで行く。

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バスターズの方が経営するパン工房funny bunnyに行ってみた。Googleマップで調べてみると、宿泊先からでも簡単にアクセスできることに気付き、これは行くしかない…と思ったのだ。

店主さんとも少しお話し出来たのでよかった。ピロウズTシャツを着てきて正解だ。名物である王様のクロワッサンと、それからメロンパン、クリームチーズのパンを買う。レジのおばちゃんが、おまけでラスクをつけてくれた。

 

そのあと世界遺産に登録されている観光地、三保の松原まで行ってきた。本当の目的は、清水海岸で海を眺めたかったというものだけど。

松原の入口まで行く路線バスが、土日祝日のみの運行らしいので助かった。バスがなければ歩いて行くか、レンタルサイクルでも探そうかと思っていた。

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松の木をここまで意識して見たのは初めてかも。

 

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富士山も見える海。最近は山ばかり登っていたので、波の音や砂浜を歩く感触とか、潮風の匂いとか色々懐かしく感じるものばかりだ。

波打ち際ギリギリのテトラポッドに腰掛けてパンを食べたり、音楽を聴きながらボーッと景色を眺めたりしていた。時間が経つにつれて潮が満ちてきて、少しずつ海面が上昇していくのも面白かった。

 

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夕方の高速バスに乗って東京へ帰る。東名高速が渋滞していて、1時間以上遅れてしまったが。4列シートの隣にも人が居たので、体勢を気にしすぎて右肩がずっと痛かった。

帰宅して荷物を下ろし、シャワーを浴びながら「ああ帰ってきたなぁ、やっぱ家はいいなぁ」と感慨にふけったりして。これも旅の醍醐味だな。1泊2日、本当にいいものだった。

 

4月12日(月)

誕生日。26歳になった。

 

歳をとって純粋に喜べるほど子どもではないし、かといって老いを気にする年齢でもないから、正直何の感情も湧かないというのが本音なのだけど。

でも人の誕生日は割と好きだ。Twitterとかで普段あんまり絡まない人とも「おめでとうございます!」とリプを送れば、何となくゆるい繋がりを持てるような感じがするし。

まさか休職状態で誕生日を迎える時が来るとは思っていなかった。まぁ来年も休職しているかもしれないし、下手すると仕事を辞めて無職になっている可能性だって十分ありうる。未来はどうなるか全く分からない。

 

僕はBUMP OF CHICKENの藤くんと同じ誕生日なのだけど、BUMPあんまり聴こうと思わなくて、知ってる曲も少ないんだよな…。オンリーロンリーグローリーは好きだ。

 

下北沢へ行って、TAACの演劇『世界が消えないように』を観てきた。

演劇を見たことは一度もなかったんだけど、LAMP IN TERRENのボーカル・松本大さんが初舞台ということで、ちょっと興味を持ってチケットを買ってみた。

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ストーリーは若者たちの日常を切り取ったようなもの。バカっぽいノリから重めの諍いまで、内容は違えど誰もが経験してきたようなことが、5人の登場人物を通して丁寧に掘り下げられていた。人それぞれが歩いてきた道、見てきた景色、ちっぽけでも決して消えない悩み、そういうものたちの尊さを感じた。

 

何より役者さんたちの動き・肉声などによって、登場人物の感情がすぐ近くで見えるというのは、演劇にしかない面白さなのだろうな。

1人ひとりの存在感がとても大きく、これは誰が欠けても許されないなと思わされる。生身の人間の熱意が、映像作品よりも鮮明に伝わってくるようだった。今まで知らなかった表現の世界に触れられた気がしてよかった。

 

帰宅してからは殆ど何もせず過ごす。陽が沈むまで昼寝したり、日記を書くのに時間を費やしたりしていた。

 

4月13日(火)

ここ数日のいろんな反動が押し寄せてきた。歩くとふらふら眩暈がする。何もしたくなかったんだけど、午後に産業医との面談を予約していたので行かなければならなかった。時短勤務で復職できそうな旨を話し、アドバイスをもらう。

 

昨日ケーキを食べていなかったので、面談の帰りに駅前でフルーツタルトを買ってきた。

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終わりが近付く(4月6日〜4月9日)

4月6日(火)

ディズニーピクサーの映画『インサイド・ヘッド』を観た。

まさに「感情が迷子」という言葉が似合うストーリーだ。人の感情や記憶、思考とかをここまでコミカルな世界観で表現したのは、流石だと思う。

序盤こそヨロコビやカナシミの言動に時々イラついた面はあったけれど、彼女らも11歳の子どもの感情なのだから、未熟であって当然だよな。感情のキャラクター達も様々な経験を通して成長していくことで、子どもも一緒に成長し大人になっていく、という感じが伝わってよかった。

 

午後に少し散歩をして、帰宅してからはずっとピクミン3をやっていた。

一度ラスボスを倒してスタッフロールを見てから、食糧の果実コンプリートを目指す。今日は2箇所ほどのエリアを攻略したら終わりにしようと考えていたんだけど、興が乗ったのでそのまま全エリアの果実を収集してしまった。

再度ラスボスを倒しエンディングを迎えたけど、難易度ふつうで32日でクリアは時間かけすぎなのかな。

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自分のスコア。時間の合間を縫ってピクミンを増やしていたので、数にはそれなりに自信がある。

ピクミンだけやたら多く死んでいるのは、一度操作ミスでクマチャッピーに30匹近く食べられてしまったのが原因だと思う。そのクマチャッピーをバクダン岩でワンパン出来た瞬間はすごく気持ちよくて、ついガッツポーズしてしまった。

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4月7日(水)

毎週水曜は通院の日なのだけど、ちょっとした事情で明日に延期されることに。

 

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いつもの道を散歩してからスーパー銭湯に行った。皮膚に効果がありそうな、塩分強めの湯に長時間浸かったりする。サウナは混んでいたので、今日は入らなかった。

鋸山に登った時以来、左足親指の爪に軽く痣が出来ていて、地味に痛い。下山時に疲労のせいで歩き方が変になって、つま先を圧迫させ続けていたのが原因だろうか。

持っているトレッキングシューズが微妙に足と合っていない可能性もある。でも試着の段階ではあまり分からなくて、実際に長時間使ってみないと気付かないところもあるんだよな。そういう余計な色々を考えてしまうので、服とか靴を買うのがいつまでも苦手だ。

痣が治らなければ、一度皮膚科で診てもらった方がいいのだろうか。銭湯を出てから、近くのマックでサムライバーガーを食べたりした。

 

一度帰宅してから、漫画喫茶に行く。チェンソーマンを一気読みした。主要キャラの殆どが死んでしまったけど、第2部はどうなるのだろうか。

 

4月8日(木)

病院で診察。会社の人も同席することになり、急遽日にちを変更したのだ。

 

会社でも話していたことなんだけど、今月下旬から再び出勤することになった。メンタルが回復したというよりかは、どちらかというと「もういいか」という諦めのような感覚だ。

正直もっと休んでいてもよかったのだろうけど、ずっとだらだらしていても、いつかは復帰するか辞めるかの選択をしなければならなかったし。

前いた部署で働ける気は一切しないので、部署移動する形になった。全く違う仕事になるのでどうなってしまうか予測がつかないが、まぁ適当にやるしかないだろう。来週はちょっと忙しくなりそうだ。

 

何も大したことはやってないけれど、変に疲れてしまったので早めに寝ることにした。

長い休みが終わろうとしている。

 

4月9日(金)

天気もいいので、久しぶりに松戸のラーメン二郎に行った。

開店の1時間ほど前に並び、何とか最初のロットに入る。既に3人ほど先約がいた。まぁ二郎ってそういうもんだ。

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松戸の二郎は本当に味が濃くてうまい。そのぶん胃腸への負担もものすごいのだけど、そういうのも気にせずに食べたくなってしまう。今日は麺の量を半分にしたので、難なく完食できた。

食後に近くの公園まで散歩に行ったり、本屋で漫画を眺めたりした。

 

あつ森で島の観光案内ムービーなるものを作れるようになったみたいで、僕もさっそく作ってみる。

Switchで動画を撮るのも、何気に初めてだった。

特に部屋のところはカメラを回しながら移動するという、無駄に器用なプレイングをキメた。失敗しまくって10回近く撮り直したけど。

小学校の頃はどうぶつの森でとにかく自分の村をアピールしたくて、手書きで拙いポスターを作ったり色々していたけど、年月が経ってこういう形で表現出来るようになったのは嬉しいことだ。

 

夜はMステでスピッツの出番や特集を見た。まともにテレビを見たのは何ヶ月ぶりだろうか。

いろんなアーティストの、スピッツマイベストの5曲がそれぞれ個性的で面白かった。あいみょんが若葉の説明するくだりでちょっと目が潤んだ。僕が中3の時にアルバム『とげまる』が発売されて、そこに収録されていた若葉を延々とヘビロテしたりしてたんだよな。

僕のスピッツマイベスト5って何だろう…。

個人的に冷たい頬と正夢は確定なのだけど、他は気分でコロコロ変わったりもするし。今この日記を書いている時は、歩き出せクローバー、群青、未来コオロギ、の3曲が浮かんだ。

 

スピッツは自分の人生に、あまりにも染み付きすぎている。

 

石を切っていた場所(4月2日〜4月5日)

4月2日(金)

早起きして電車に乗り、千葉県の鋸山まで行ってきた。以前Twitterで流れてきた写真を見て、どうしてもリアルで見てみたいと思ったのだ。

電車で片道2時間半、乗換4回。知らない路線を乗り換えてばかりで、登る前から既に大変だった。電車の乗り換えは本当に苦手だ。自分がどこか間違っていないか不安になって、つい何度もルートを確認してしまう。

 

JR浜金谷駅を降りて、車力道というハイキングルートを歩いていく。

電車の中に登山客らしき人が何人もいたけど、どうやら殆どロープウェイの方に行ったらしい。観光としてはそっちの方が主流なのだろうな。こちらとしては、人がいない方が静かで落ち着いて登れるから助かるのだけど。

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車力道、ものすごい自然の圧力を感じる。

鋸山では江戸時代から昭和にかけて採石が盛んに行われていて、山上で切った石を運んでいたルートが、この車力道として残っているらしい。

傾斜がなかなか急で、気温とか日差しも相まって、登っていたらすぐに汗が吹き出てきた。体力がどんどん削られる。鳶や鶯の鳴き声が聞こえる中、夢中で歩いた。

 

車力道を登り切ると2つの分岐があって、一方は石切場跡に行く道なのだが、先にもう一方の展望台〜山頂まで続く道を進んでいく。

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展望台は、東京や千葉の海を見渡せる気持ちいい場所だった。天気もよくて安心。ここで昼食のおにぎりを食べた。

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さらに30分ほど歩き、鋸山の山頂へ。

山頂自体は狭くて何もないので、写真を撮ってからすぐ下りて、先程の分岐点に戻る。そこから今日の目的でもある、石切場跡へ向かうのだ。

 

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分かれ道の先で、切り通し跡といわれる岩壁を切り抜いて作った道に着く(採取した石材を運ぶのに使われていたらしい)。

この先で何度も見かけることになる、横縞模様の切り出し跡が特徴的だ。

 

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少し進むと観音洞窟といわれる石切り場に着いた。実際に石壁を切って掘り進めて、石材を採取していた場所のひとつだ。

リアルで見るとでっかい…。さらに近寄って見上げてみると、その迫力にやられた。完全に人間の技術で掘られた洞窟なんだよな。

洞窟の中にすごく入ってみたかったんだけど、立ち入り禁止のロープで封鎖されていて、何より足場が不安定で危険だったので流石にやめた。でも、こういう所は隅々まで探索したくなるんだよな。これがRPG脳か。


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岩舞台という場所を登った先に、昔使われていたであろう機械を見かけた。

昭和の途中から採石が機械化されたらしく、掘削道具もツルハシからチェーンソーに変わったという。まさに天然物と人工物の融合、といった感じだな。機械の錆が時代を感じさせてくれる。

 

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道中で見かけた風情ある場所。

ここでも石を切り出し、運んでいたであろう様子が想像できる。壁にビッシリ生い茂る苔や蔦が、長い時間の経過を物語っているようで面白い。


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有名どころのひとつである「ラピュタの壁」。

元々山の形状だったところを、山頂からスライスしていくように石を切り出すことで、下まで進んでいったのだそう。この断崖絶壁そのものも、人の手によって造られたということになる。

ここも迫力がすごかったので、ぜひ実際に見てみてほしい。

 

石切場跡を堪能した後は、百尺観音や地獄のぞきも見てきたけど、ロープウェイから来たっぽい観光客で賑わっていた。既に疲労が蓄積されている身体に騒がしい環境は勘弁だったので、両方サッとだけ見て下山することに。

帰りはふれあいの道コースを下っていったのだけど、とにかく階段がキッツい…。散々歩いて登って体力が消耗しているところに、さらに筋肉への負担が押し寄せる。僕はどちらかというと、体力より筋力が無いことの方が問題なのかもしれない。

(ふれあいの道コースにも色々見どころはあるのだが、下山のつらさでそれどころではなかった。まぁ石切場跡が見られただけで十分満足だし。)

 

いろんな所で写真を撮りながら進んでいたので、総合的にかかった登山時間は4時間半〜5時間くらいだったな。

メチャクチャ疲れたけれど、遺跡探検でもしていたみたいで楽しかった。ああいう場所は大好きだ。帰宅してから入った風呂が、最高に気持ちよかった。

 

4月3日(土)

だるいのは想定内…と思っていたけど、予想以上に腰が重い。寮の先輩と昼ご飯に行く約束をしていたのを忘れていた。ガストでハンバーグを食べたり、色々雑談したりする。

腰の痛みは、2年前に富士山に登ったあとのしんどさと比べると大したことないな、と思っておこう。あの時は2〜3週間くらい湿布を貼って生活してたな。

 

くるりのライブツアーが当選した。去年のツアーが中止になって悔しい思いをしたので、行けて嬉しい。好きな曲をたくさん聴きたいな。

 

4月4日(日)

昨日に引き続き身体が重い。

あつ森のイースターをやろうとしたけど、仕様は去年と全く同じだったみたい。イースター家具は既に全部DIYしているので、ぴょんたろうに話しかけただけでステッキをもらった…。

今年新たに追加された家具は全種類揃えられたのでよかった。

 

お昼に一風堂に行ったのだけど、店内がやたら混んでたな。日曜日だし駅前にある店だし、そりゃあそうなるか。店員がみんな常に慌ただしい感じで、何だかこっちまで落ち着かなかった。

 

帰宅してだらだらしていたら寝落ちして、起きた時には陽が沈んでしまっていた。

 

4月5日(月)

Twitterを乗っ取られる夢を見た。布団の中でアプリを開いたら知らないアイコンに変わっていて、フォロー5人、フォロワー0人という感じになっていてビビった。夢でよかった。

 

夜中降っていた雨が少しのあいだ上がっていたので、午前中に30分くらい散歩してきた。

ずっと前から気になっていた、散歩コースの途中にあるパン屋に入ってみる。店主の体調がよくないらしく、平日は定休日が多いんだよな。1日15個限定販売の、つけカレーパンを買って帰った。

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パンが甘めの味で、スパイシーなカレーとの相性もよくて美味しかった。カレーの種類は日によって変わるみたい。今日はトマトと挽肉のカレーだった。

 

あつ森で桜シリーズ家具のレシピを揃えようと長時間粘ったけど、3種類ほどしか手に入れられなかった。やっぱり風船からしか出てこないのって過酷すぎないか。期間限定で、メッセージボトルとかからも出てきてくれればいいのに。

 

漠とした循環(3月29日〜4月1日)

3月29日(月)

雨上がりは空気中の水分が増えて光がよく通るので、景色が普段より綺麗に見えるらしい。数年前に、LAMP IN TERRENの『雨中のきらめき』という曲の解説を読んで知った。

午前中は陽の光が眩しすぎるくらいだったな。

 

東京ドームの施設にあるスーパー銭湯・スパラクーアに初めて行ってきた。

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温泉自体は、ぬるめで広い湯船が多いという印象だった。屋内に露天といろんな風呂を回って1時間ほど経過する。

スパラクーアにはサウナが4種類あって、そのうちの80℃のサウナに入るとメチャクチャ熱かった。耳が焼けるように痛くなったので、タオルで顔を覆うように被せて熱さを和らげていた。普段行きつけにしているスーパー銭湯のサウナは温度いくらだったっけ…と調べてみると、なんと90℃らしい。そんなばかな。

一応、水風呂とか外気浴とかで身体を一度冷やしてから再度同じ所に入ってみると、熱さはマシになった。それから100℃の高温サウナにも入ったけれど、初めに入った時の焼き尽くされるような熱さは感じなかった。

後々考えてみれば、あの部屋はアウフグース(サウナストーブの蒸気をタオル等で仰いで強力な熱波を浴びせるもの)をやった直後だったのかもしれない。

 

風呂から上がった後は、仮眠室で1時間ほど音楽を聴きながら寝転がっていた。

施設を出て水道橋のマクドナルドで遅すぎる昼食をとって、夕方に帰宅した。

 

3月30日(火)

夜中にいきなりスマホが鳴って起こされる。LINEで誰かが僕の電話番号を使ってログインしようとしたらしい。

ショートメッセージで届いた番号を誰にも教えなければ問題ないらしいけど(30分経てば無効になるし夜遅くに連絡とかしたくない)、なんか物騒だな。誤入力であってくれ。

 

友人から借りたピクミン3をプレイする。

ピクミンシリーズは2しか経験がなくて、それももう小学校の時の話になるから相当久しぶりだ。

あの頃と違うのは、未知のエリアを探索しながらつい効率を求めてしまうところだろう。3人のキャラで上手く役割分担ながら仕掛けを解いたり食糧を収集していくのは楽しいんだけど、ハマりすぎると何だか仕事と同じような感覚になってしまう。

1日という時間制限もあるし、今作は食糧が尽きるとゲームオーバーになるっぽいし、2と比べるとプレイに緊張感が増した感じがするな。

作業に没頭しているとあっという間に日没が来て、いつも焦って撤収準備に取り掛かっている。よくピクミンを無意識に変なところへ投げていて数匹放置させたりしてしまうので…。

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午後は散髪に行ってきた。実に約3ヶ月ぶり。流石に放置しすぎた。

床屋でカットの要望をスラスラと言える人ってすごいなと思う。きっと自分に自信があるんだろうな。僕なんて未だに「短めに整えてください。あと(髪の)量をすいてほしいです」って言うのだけでも緊張してしまうのに。

 

夜はphaさんが参加する配信トークイベントを見る。

恋愛、学歴、推し活、そして飼い猫等いろんなものを通して、40代の文筆家3人が人生について語るというイベント。それぞれ少しずつ違った価値観を持っていて、それらが上手く溶け込んでいるようなトークが聞いていて楽しかった。

終盤でジェーン・スーさんが言っていた『他者とどう関わっていくか』が、やっぱり生きていく上で重要なのかもしれない。他人という存在がないと自分の輪郭が掴めない部分も多いし。

 

あと、能町みね子さんが「一人暮らしをしていると他者の関与がなくなって、思い通りにいかない時の耐性がなくなる」と言っていて、これは自分にも当てはまる部分があるかもと思った。

もう5年も一人暮らしをしているけれど、性格上、どうしてもやりたくないことをやらないという方向に意識が傾いてしまうんだよな。日常生活だとそれであんまり支障もないけど、仕事になると中々そう上手くいってはくれない。

 

トーク中に少し話題になっていた自己肯定感のことについて、僕が考えていたことを質問フォームに投稿してみたのだけど、それをphaさんが読んで答えてくれたのが嬉しかった。

まぁその考え自体もphaさんの本を読んで培ったものではあるんだが。何だか思考の循環みたいなものを感じた瞬間だった。

 

3月31日(水)

病院に行くために外に出たら、駅前で献血をやっていた。診察あと早めにご飯を食べてから初めて受けてみようかと思ったのだけど、ちょうどタイミング悪く休憩時間に入ってしまった。

1時間ほど待ってから会場に受付に行ったんだけど、どうやら今飲んでいる薬が規制に引っかかってしまうらしい。仕方ない。また健康になったら受けてみよう。

 

そう思った帰り道で、なんといきなり警察から職質を受けてしまった。今まで全く考えもしなかったけど、やっぱり平日の昼間に若い人間がふらふらしているのはおかしく見えるんだろうか。何も後ろめたいことは無いので、免許証を見せて財布や荷物を確認させて淡々と終わる。

「そんなに怪しく見えましたか?」とつい訊いてしまったのだけど、「ふとこちらを見られて気になってしまったので念のため…」といった返答をされた。道にパトカーが停まってて警官がいたらそりゃ誰だってふと見てしまうやろ、というツッコミを何とか抑え、軽い挨拶をしてその場を去った。

最近ここら辺の地域で振り込め詐欺の被害が相次いでいると聞いているし、いかにも新米警官という感じの若い人だったので、まぁあの人たちもこれが仕事だしな…と思うことにする。

 

夕方会社へ面談に行き、夜はピクミン3に没頭してしまっていた。何となくボス戦をゴリ押しで乗り切りすぎな気がする。

 

4月1日(木)

新年度だ。今年もあと4分の3しかないのか。

 

電車に乗って等々力渓谷に行ってみる。

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等々力駅の周りは平凡な住宅地なのに、そこから少し歩くだけで突然大自然に囲まれた景色に切り替わるのが面白い。23区内にこんな場所があったとは。

けれども歩いていると距離は短く感じたな。普段長時間歩きすぎて、変に慣れてしまったのだろうか。すぐ側の日本庭園に入ってみたり、近くにある野毛大塚古墳を見に行ったりした。

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古墳の周りは公園になっていて、子どもたちが元気にはしゃぎ回っていた。

前方後円墳の形状が、上の写真で伝わればいいのだが。

 

帰りにスマホのモバイルバッテリーを買った。

 

小説よりエッセイが好き(3月25日〜3月28日)

3月25日(木)

なんか朝からお腹の調子が悪い。昨日久しぶりにアイスを食べたことくらいしか原因が見当たらないのだけど。一応昼頃には治ってくれた。

 

池袋のジュンク堂まで行く。

最近発売された欲しい本が近所のどこにも売っていなかったので、もう確実に置いてあるだろう所に行くことにしたのだ。

 

電車の中で、ピロウズのライブツアーの告知を見てビックリ。

アルバム『Smile』『Thank you, my twilight』の再現ツアー。いつか来る時を待っていたけど、ついに……!!

あまりにも気分が落ち着かなくなって、本を買った後にドトールへ逃げ込んで休憩した。平日の昼間なのにTwitterのタイムラインがえぐいほど速い。

クタバレニンゲンドモが生で聴けるのか。これを逃すと一生聴けなさそうだな。

 

夜はYouTubeスピッツのラジオ生配信を聴く。仲のいいおじさんたちの雑談って感じでほっこりした。

スピッツデビュー30周年にピロウズのツアー発表もあって、今日はすごい日だな。

まだまだコロナが収束する気配も見えないけど、いろんなバンドが少しずつライブ活動を再開するようになってきたな。チケットの抽選に申し込む頻度も増えてきて、2019年の感覚が戻りつつある気がする。いい雰囲気だ。

 

3月26日(金)

図書館に本を返しに行く。返却だけなら駅前ににある施設で簡単に済ませられるのだけど、散歩も兼ねて現地まで歩いて行った。厚手のカーディガンを羽織って外に出たら若干暑かった。

季節の変わり目は着る服を選ぶのがヘタクソになる。暖かいのに風は冷たいとか、日陰は寒いとか色々考えてしまってめんどくさい。午前中は日陰にいるくらいが一番心地よかった。

 

本を返した後カラオケに行ったんだけど、こう思い付きで歌おうとすると大抵喉の状態がよくないらしく、今日もすぐに潰れてしまった。意気消沈。仕方がないのでスマホをいじりながらだらだら歌ったりしていた。

歌いたい曲が浮かばない時は、大体くるりを歌っている。今日は青い空を原曲キーで歌ってみた。高音が全く出せなかったけど、楽しかった。くるりの中で一番好きな曲だ。

それでも喉がしんどくなって、フリータイムで入ったけど2時間半くらいで帰ったのだった。

 

帰宅してから、昨日買った燃え殻さんのエッセイ『夢に迷って、タクシーを呼んだ』を読み始める。

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いっちょまえに写真を撮ってから、すぐ布団に移動してゴロゴロしながら読んだ。本とコーヒーって絵になるよな。実際飲みながら読んでるとトイレが近くなるので、相性はそれほどよくないと思っているけれど。

 

エッセイのいいところは、小説と比べて個人的に読むのに敷居を感じないということだ。

小説は基本的にフィクションなので、(たとえ現実に近い世界観であっても)物語の世界を想像しながら読み進めなければならない。ある程度そういう想像力が働ける余裕がないと、僕は読む気になれないのだ。真剣に読んだつもりでも、実際にストーリーが理解できていたかどうか自信のない時もあるし。

エッセイは筆者のリアルが書かれている場合が殆どなので、普段は使わない想像力がない時でも気楽に読める。多少ならだるくても読める。寝ぼけ頭で途中の頁から開いても、気にせず読める。

 

半分近くまで読んだところで、前にブックオフで買った三浦しをんさんの『乙女なげやり』も軽く読んでみた。こういう風に、途中で飽きて別の本に切り替えるということも、エッセイだと気楽に出来るのがいい。書き手が変わっただけで、世界観は両方とも現実という同じものなので。

文章自体に何の感情も湧かなくても、「こういう現実を生きている人もいる」ということが分かるだけで十分面白いな。

 

夜はDiscordの配信を聴いたりして過ごす。

架空のピロウズライブを再現する企画。セットリストの構成が素晴らしかった。

 

確か今日で上京して丸5年になった気がする。正確な記録が無いから確証はないんだけど。

あの頃は卒業旅行の後にインフルエンザにかかってしまって、その状態でこっそり卒業式出席したり(謝恩会の幹事もやっていた)、その後何日も熱が下がらず寝込んだりしていて大変だったんだよな。とりあえず今も何とか生きている。

 

3月27日(土)

午前中に軽く買い物に行ってから、家で本を読んでお昼にカレーメシを食べて、昼寝したりまた本を読んだりしていた。

明日の朝食がないことに気付いて、夜コンビニに行く。ふらっと散歩コースの親水公園に入ってみると、桜がほぼ満開になっていた。綺麗だったけど、これも一瞬で散ってしまうんだよな。

 

昨日外でうっかりスマホを落としてしまい、画面の左上らへんにうっすらヒビが入ってしまった。かなり嫌な音を立てて落ちたのだが、致命傷にならなくてよかった。

それでもスマホを見ていると、そのうっすらしたヒビが妙に目に付いてしまう。そもそもいい加減に機種変したらどうだ、という天の声が聞こえてくるような気もするが(未だにiPhone 6sを使っているので…)。

 

3月28日(日)

朝食にコーンフレークを食べた。コーンフレークは最初のザクザク感もいいけれど、やっぱり牛乳が染みてふやけてきたところからが本番だよな。

 

最近、食事がただ単純にお腹を満たすための単純作業みたいに感じるようになった。

食べたいものが本当に思い浮かばなくて、思考をやめて牛丼を食べに行ったりコンビニで弁当やパスタを買って済ませたり、そういうことばかりやっているからだと思う。貧乏舌故に、大体どんなジャンクなものでもおいしく食べてしまうということもあるだろうけど。

本当は自炊でもすれば少しは楽しくなるのかもしれないけど、なんか気分が乗らないんだよな…。会社や病院であまりに自炊を勧められ過ぎて、もう逆に意地でもやらねえぞっていう変な反抗心が芽生えてしまっている。そもそも、本気でやりたかったらとっくに手を付けているだろうし。

 

これでも就職してすぐの頃は、毎日家で弁当を作ったりしていた。本格的に現場配属になってから、色々余裕がなくなってやらなくなったのだが。

仕事をしていた時は、昼休みになるべく長い時間寝ていたいという気持ちから昼食の量も減っていったし、夜も考える気力がなくて適当な外食で済ませるばかりだった。僕が思っていたよりずっと前から、食事という行為をおざなりにしてきたのかもしれない。

 

昼頃から雨が降り出して、その音を聞きながら昼寝していた。雨の日はどれだけだらだらしていても許される気がする。

夕方になると止んでいたので、ガストでちゃんとした食事をしてきた。チーズインハンバーグ。

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近所にあるガストは1人用の小ぢんまりした席もあるから落ち着く。

食べ終えてから散歩でもしようかと思ったけど、また雨が降ってきたのでまっすぐ帰ることにした。

 

夜、急に偏頭痛が起こる。明らかに気圧の影響だと思うけど、久々に重いのが来たな。しんどかった。