ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

May I wish to redo again?(2月9日〜2月12日)

2月9日(金)

ここのところ再び毎日日記を書いているけれど、何となく「そうしなくちゃ」と強迫観念に駆られている感じもある。ちゃんとした文章を書くのって結構疲れるし、無理はよくないな。この日記は起きたことをなるべくその日のうちに下書きにメモして、余裕のある時に肉付けをするという感じで整理している。

今日は在宅。午前中は気分が落ち着かず、音楽を流しながらブランケットを抱き抱えてうずくまっていた。午後にオンライン研修を受講したのだけど、自分の業務と直結しそうなパートが来たところで強烈な眠気に襲われる。まともに話を聞けなかったけど悪気はないんです…。

 

夕方、退勤後に目黒ライブステーションへ。作家バンドが集うライブイベント・サッカソニックに行ってきた。

EDIT-LIGHTというエレクトログループの音楽が好みだった。エレクトロの音楽とボーカルのウィスパーボイスが、シャンディガフで酔った頭によく響く。出番が終わった直後に音源と楽曲を基にした小説を買った。やくしまるえつこが好きな人はEDIT-LIGHTも好きになると思う。

 

エリーツのライブは久しぶりに観るのだけど、1曲目の『エコー』からググっと気持ちが引き込まれた。しっかり自分たちの世界を作っている。ゲストを招いて披露された『おやすみマイエンジェル』も、ラストの『髑髏砂漠』も楽しく聴けた。これはロックバンドだ。他のバンドも聴き応えがあり、出演者5組という長丁場だったけど、時間はあっという間に過ぎていった。

 

帰りは会場付近の蒙古タンメンで北極を食べる。辛すぎてスープを飲む余裕まではなかった。胃がぽかぽかの状態で電車に乗ったのだった。

 

2月10日(土)

昨日発表された、とあるバンドに関するニュースによって周りがザワついている。僕はそのバンドについてほとんど知らないのだけど、メンバーのコメント、そしてそのバンドの長い活動歴とも合わせて、事の重さは痛いほど伝わってきた。

この影響でツイッターのタイムラインもどことなく空気が暗く、見ているだけでもしんどい。Blueskyで「ツイッター見るのしんどい」と呟いた。こういう時にアカウントを作っておいてよかったと思える。そのあと、全く関係ない日記を整理して更新した。

 

天気が良いので外を歩いた。喫茶店でシナモントーストを食べつつぼんやり過ごしてから、動物の公園で写真を撮る。冬場のリスはよく肥えていて、猿はいつの間にやら大きくなっていた。

 

夕方、友人たちと一緒に、神田にある音STAGEというバーへ行く。楽器も演奏出来る音楽バー。こういうスタイルの店は東京に色々あるのだろうと想像していたが、実際に行くのは初めてでワクワクした。

さわおさんと共同でエフェクターを製作した山嵜南波さんが居り、the pillowsのアナログ盤やライブ映像を流したりしてもらった。

 

お酒を飲みながら、時々楽器を触る。ギターを弾く友人や、店員さんと一緒にピロウズの曲をセッションした。僕はもちろんドラムで参加。演奏したのは、ハイブリッドレインボウ、ONE LIFE、LITTLE BUSTERS。リトバスのドラムは完全に初見だったけど、ライブでたくさん聴いているぶん体がしっかり覚えてくれていた。他のお客さんのセッションを聴いたりなどもする。

オープンとほぼ同じ時間に来店し、かなり長居してしまったけど楽しかった。ここは楽器が演奏出来る人と来ると良いな。バーの周りはいかがわしい店が意外と多く、帰りにゾッとした。

ピロウズのアナログ盤がたくさんあった

 

2月11日(日)

明日のセッション会に向けてドラムの個人練習。本当は電子ドラムを買って自宅で練習出来る環境を作りたいのだけど、部屋に置くスペースが無かったり、1階じゃないので打撃音だけでも下から苦情が来そうで実現は厳しい。

1時間スタジオを予約し、演奏曲をサクッと叩いて確認する。まぁ演奏さえ止めなければ何とかなるだろう。昨日のおかげでセッションが楽しみになった。練習後に吉野家で牛丼を食べたけど、それだけでは物足りずにラーメン屋とハシゴしてしまった。糖質を摂りまくったせいか、帰宅してから強烈な睡魔にやられて寝落ちした。

 

2月12日(月)

ピロウズの曲をセッションしまくるイベント・枕カバー会の日。今日の会場はデイドリーム吉祥寺という場所。演奏スペースが部屋の中央にあり、360度全方面から演奏が観られるという面白い配置だった。自分の出番の前から、気合を入れるためにビールを飲んだ。

僕の担当曲は『Mr.Droopy』、『Rebroadcast』、『Beyond the moon』、『この世の果てまで』の4つ。枕カバー会の参加は3回目だが、曲数は何気に最多である。

演奏はとにかく無我夢中でやった。全然自覚がなかったけど「ドラムの音でかいね」といろんな人に言われて、自分の音が周りを食い過ぎていないか、調子に乗りすぎてしまったかと不安になった。後から映像を確認するのがすごく怖い…。でも、自分のドラムが好きだと言ってくれる人もたくさん居て嬉しかった。

Rebroadcast』はセッションメンバーに友人がたくさんいたので楽しみだったけど、曲自体が短いこともあり、あっという間に終わった。演奏中の記憶があんまりない。周りの音を聞く余裕もなかった気がする。『この世の果てまで』はフィルインが意外と細かく、ちょくちょくミスをやらかした。叩く数も多いので覚えるのにも苦労した。

 

思い返すと失敗ばかり浮かぶのがよくない癖だけど、イベントはとても楽しかった。終盤で空間全体が盛り上がっているところに混ざりながら、「ここで自分もプレイヤー側に居ればもっと楽しめただろうなぁ」などと考えたりする。打ち上げにも参加し、23時前に帰宅。明日から普通に仕事があるので憂鬱だ。

 

虚空への逃げ道(2月3日〜2月8日)

2月3日(土)

心療内科のあと、ドラムの練習へ。気分が重たいので1時間しか予約しなかったのだけど、叩いているうちに調子が良くなって時間が物足りなく感じた。今はセッション会に向けてピロウズの曲を練習している。ライブではないしこれまでより気楽に臨んでもよさそうだけど、ちゃんと演奏出来ないとイベント自体も楽しめないしな。

ニトリで小さめの丸カーペットを買って帰宅。座椅子の下に敷く用のやつ。床を傷つけないために、今までは元々持っていた薄い座布団を敷いていたのだけど、流石にみっともないのでちゃんとした敷物を買った。

 

ぼんやりと形にならないような考え事をしていたり、ダラダラ何かを読んでいたりすると、時間があっという間に過ぎていく。有名なタイトルだけ知っていて、しかしずっと意識的に敬遠していた本を読んだ。

昔のちょっとしたトラウマから、人間の生々しい部分を知ることや、それが美しいとされる価値観について、どうしても生理的に受け入れられないところがある。今回それを手に取った理由は、自分の理解出来ない価値観とも向き合ってみたかった、ちょっとした怖いもの見たさのような感覚だ。共感した部分と、やはり受け入れ難い部分が、どちらも同じくらいあった。

 

2月4日(日)

ずっと何かに追われているような感覚があって、休日に何もせず過ごすのが下手クソになった。寒くて心も弱っているから余計に考え込んでしまうのだろうか。とりあえず今日もドラムの個人練習を予約した。

フィルインなど細かい部分を全部覚えようとしてつまづいてしまう。変に完璧主義っぽいところがあるんだよな。しかしまぁ、ドラムを叩いていると不安な気分も和らぐので良い。これに依存しすぎると、「何もない日はドラムの練習をしなくちゃ」と強迫観念に駆られそうなので危険な気もするけれど。

スタジオ近くのドトールで休憩。あんバターサンドを初めて食べたけど美味しかった。LAMP IN TELLENを聴きながら日記を整理したりする。

 

2月5日(月)

出勤したがなんか精神が落ち着かず、頓服薬の抗不安剤を飲んだ。午後は社内の会議…というか勉強会。現場の部署が主体で進めており、余所者の僕は、職種が同じということで参加させられている形。いつも都合のいい時だけ巻き込んでくるなよ。

元気が無さすぎて、仲の良い後輩に声を掛けられてもうまく反応出来なかった。いろんな発表をぼんやり聞きながら、やっぱり自分は現場には戻れないなと再認識した。いつも即座に正しい判断をするというのが無理ゲーすぎる。周りが褒められていると、相対的にお前みたいな奴はダメだ、と言われているような気分になった。

あと、最後のお偉いさんの講評が長話すぎて鬱陶しかった。ただでさえ時間が押していたのに。こういうのは本当にダルいのでスキップ機能とかが欲しい。嫌な半日だった。

 

家を出る時は雨も雪も降っておらず、帰りは猛吹雪なのに傘を持っていない状態だった。寒くてつらい。昨日別のリュックに移した折り畳み傘を戻し忘れていた。

朝から二郎系のラーメンが食べたいと思っていたので、帰りに駅前のインスパイア店へ寄る。ニンニクマシマシにしてもらったけど、明日も会議のある社畜が食べるものではなかったよな…。コンビニで噛むタイプのブレスケアを買い、帰宅してたくさん噛む。夜は雷も鳴り出してビックリした。

 

2月6日(火)

夜中の2時に中途覚醒してしまった。薬を飲まないと時々こうなる。しかし久しぶりにハッキリ目が醒めてしてしまったので、イヤホンで音楽を聴きながら再び眠気が来るのを待った。起きると昨日よりも明らかに寒く、ワイシャツの下に肌着を2枚着込む。駅まで歩くだけで足の指先が軽くしびれた。

仕事、もうずっと目の前のことだけで精一杯な状態だ。次から次に書類のチェックが入ってくる。つらいとかしんどいとかいうのより、もはや「やる気がない」って気持ちの方が強い。怒られるのは嫌だしひとつひとつを消化しないとヤバくなるので淡々とやっているけれど、正直根っこでは何もかもどうでもいいと思っている。

 

2月7日(水)

朝は気温がマイナス、外に出ると霧が立ち込めていて驚いた。2月になるといい加減寒いのにウンザリしてくる。今日は電車も遅れていて、その影響で混んでいたのでしんどかった。

出勤してからもやっぱりダルいので2時間休を取ろうかと思ったのだけど、「書類チェック終わらんし1時間休に変更するか…」→「キリのいいところまで済ませたいし定時までやるか…」→「結局少し残業してしまった…」という流れになる。これがポンコツです。

 

シュクメルリ定食が食べたくなり、久しぶりに松屋で夕食。美味しかったけれど、鍋がずっと熱くて料理をちゃんと味わえなかった感じがする。松屋にあんまり長居したくないし、あの青い固形燃料は要らないな。

話題のSNS、Blueskyにアカウント登録をしてみた。新しいSNSは中々やりたいと思わないのだけど、だからこそちょっと手を出してみようという、よく分からない逆張り精神。

しかし勢いでアカウントを作ったものの、今のところはツイッターと分けて使う必要性が分からないな。まだ見られている感じが全然なくすっからかんな空気なので、何も考えず思いのまま呟けそう。ツイッターでは、なんかそういうのが苦手になってしまった。何を呟くにしても一旦心のブレーキがかかってしまう。今のツイッターがどうしても画像投稿の要素が強くなっているので、ブルースカイはなるべくテキスト中心で投稿したいと思っている。

 

2月8日(木)

まだ木曜日であることに憂鬱。1週間がやたらと長い。どうしても精神がつらいので、チェックした書類を午前中に返して午後半休した。ついでに明日は在宅勤務を申請。去年までは定期的に在宅を挟むことで通勤や職場に居るストレスを減らしていたけれど、今は立場上それを頻繁にやりづらい。帰宅してからわざと睡眠薬を飲み昼寝した。

夕方、Enfantsの新譜が届く。一昨日注文して今日届くのは嬉しい。早速パソコンとウォークマンに取り込み、ついでにプレイリストも少し編集した。最近は『デッドエンド』をヘビロテしまくっている。

キーホルダーと合わせて注文した

 

壊れてないとやってられん(1月29日〜2月2日)

1月29日(月)

冬になるといつものことだけど、髪を切ってから後頭部や耳の周りが異様に冷える。これだけで風邪を引いてしまう時もあるので気を付けないと。

朝から職場で軽いパニックに陥り、そこからずっと目眩のような感覚にやられる。もちろん仕事は気乗りせず、まぁやれることを淡々とやっていただけ。定時でサッと退勤。たぶん明日からまた残業が多くなりそう。

 

小沼理『1日が長いと感じられる日が、ときどきでもあるといい』を数日かけて読み終えた。2020年から2022年、3年間の日記とエッセイを織り交ぜた本。良い日記本を読んでいると、当時の自分はどうしてたかな、どんな気持ちだったかな、と事前に色々考えてしまう。特にオリンピックの開催時期は僕もずっとモヤモヤしたものを抱えていた。そういうことを思い出しながら当時のブログを読み返してみると、何だか表現が今よりずいぶん詩的だった。

「自分が関わるものは全部ダメになってしまう気がする」という感覚は、僕も子供の頃から持っていてすごく共感した。集団行動における成功体験がほぼ無いに等しい。仕事でも特にそう思っているのだけど、それは単純に熱意がないだけなのかもしれない。自分の仕事の進め方はいつもどこか間違っている気がする。この本を知ったきっかけは、下のネット記事を読んだからだった。

 

カラーボックスの本棚の部分にぬいぐるみを置いているのが何となく嫌になり(本が取りにくい)、新しいラックを買うかどうか検討中。部屋を模様替えしたおかげで何かを置けそうな空きスペースも出来たし、ソファの近くに小さなテーブルも置きたい。ここへ来てやたらと家具を増やそうとしている。

 

1月30日(火)

会社でしょうもないミスをやからした。今日は大勢の前でのやらかしだったので、落ち込みも激しい。また周りからの信用を失った気がする。午後も顔を上げられないほどしんどかった。しかしどれだけ沈んでもトイレにこもっても仕事は減らない。20時くらいまで残業。

松屋の店内ラジオが嫌いすぎて、最近はめっきり駅前の店舗にも行かなくなった。作り物みたいな安っぽい明るさがどうしても受け入れられず、仕事の疲労が溜まっている状態で聞かされるといつもイライラしてしまう。外食の選択肢から自然と除外され、今では食べるものが分からない時は、適当にスーパーの惣菜を買っている。今日の晩ご飯は日高屋のニラレバ定食。

 

1月31日(水)

昨日を引きずっているせいか、何となく心が重い。関係のない余計なことまでうだうだと考え込んでしまい、気分がつらくなる。

週の定例会議、一人が延々と喋り続けて無駄に長引きイライラした。話が本題からどんどん逸れていくし、何なら会議終了後も上司と話を続ける始末。自分が消極的すぎるだけかもしれないけれど、ここまで一方的に自分の話を続けたいという気持ちが全く分からない。声が止みそうにないので、トイレの個室に逃げてこの日記を書いていた。

午後になって風邪っぽい寒気がし始める。今年度は本当に体調を崩してばかりだ。年度末から新年度にかけては毎年仕事のことで精神が不安定で、気付けばそういう時期になっている。定時で帰りたかったけどそういうわけにもいかず、19時まで残業した。

 

『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』4巻を読む。佐々木と山田(田山)、2人に漂うゆるやかで幸福なが好きだ。山田のむっとした表情が可愛かったり、終盤で佐々木の過去が垣間見えたり。夢中になっていると身体のだるさもマシになった。念のためバファリンを飲んで布団に入る。

 

2月1日(木)

今朝は少し暖かかった。今までが寒かったので相対的に、だけど。同じ班の人がなんか機嫌悪そうで、こちらまで居心地が悪くなった。何も関係ないし気にしなければいいはずなのに、何となくだるさが伝染してしまう。

今日は特に大きな予定はなく、ぼんやりしながら仕事を進めた。時間が経つにつれて余裕が無くなり、残業中、自分も人に気だるく接してしまった。時間が経ってから自分の幼さを痛感して勝手に落ち込んでしまう。

 

自分のメインの仕事はざっくり言うと「課内で作成された書類のチェック」なのだけど、それをやり続けていることに対して、同僚から「よく正気を保ってられますよね」と言われた。確かにずっと同じような作業の繰り返しだし、普通の人ならどこかで気が狂いそうになるのかもしれない。

どうしても担当者の都合に合わせなければならない部分があり、業務ペースを自分でコントロールし切れずにしんどいところはある。しかしライン業務はライン業務で不特定多数の人と関わらなければならず、それが怖い自分にとってはこちらの方が相対的に楽に感じたりする。大体課内の人間とだけ話していればいいし。

ただ、経験が浅いので周りと比べて失敗も多く、恥をかいたり軽く注意されるだけですぐに弱ってしまう自分が情けないと思う。あと会社全体に絡むプロジェクトに関わったことで、他部署の汚さを断片的に知った。なんか周りのいろんな人間に敵意を持っている自覚があり、諸々を考えると自分も既に正気を失っている自信しかない。こんな会社はどこかが壊れていないとやってられないのだ。

 

結局この日は22時くらいに退社した。帰りに家系ラーメンを食べたのだけど、カウンターの隣に居た人がホウレン草をわざわざコップに避けていて、流石に引いた。苦手なものは仕方ないとはいえ品が無さすぎる。

 

2月2日(金)

朝の電車の中で強烈にお腹が痛み出した。家を出る前に食べる朝食のせいだと思うけど(朝は無駄に消化が早い)、こういう日に限って、運転間隔の調整などで中々目的の駅に着かない。

仕事、曲がりなりに頑張った部分を感謝されるとつい浮かれてしまうな。自分は褒められることよりも感謝される方が気分が良くなるらしい。後者の方が人に影響を与えている感じが強いからだろうか。いずれにしても僕はチョロいと思う。

 

定時で退社し、適当に晩ご飯を食べたり家事を済ませたりなど。湯船に浸かってぼんやりしていると寝落ちしそうになった。夜はフリーレンのアニメをリアタイする。ヨルシカが担当している主題歌『晴る』、繰り返し聴いているうちに好きになった。最近のヨルシカの中でいちばん好きかも。「貴方を飾る晴る」と歌うところが特別印象に残る。

 

 

俺たちはロストマン(1月26日〜1月28日)

1月26日(金)

午後半休で仕事を切り上げる。来週のぶんは来週の俺が頑張ってくれるよ。今日はthe pillowsのツアーファイナルなのだけど、ギリギリまで家で過ごしていた。スーツをクリーニングに出してからZepp DiverCityへと向かう。お昼のおにぎり以外何も食べておらず空腹に耐えられなかったので、乗換途中の売店でワッフルを買って食べた。

家を出た時はあまりそう感じなかったのに、ゆりかもめを降りると外の空気が冷たくてビビった。Zepp DiverCityは入場待機が屋外なので、待ち時間がとにかく寒い。偶然会った友人からカイロをもらって少し生き返ったりなど。

チケット番号はそこそこ。せっかくなのでなるべく前方で観ようと思い、フロアの前から2ブロック目?辺りの所まで行く。バンドのメンバーとばったり会ったほか、よく見ると周りにも知っているバスターズがたくさんいた。ライブで両隣に友人が居る状態は初めてだった。

 

このツアーに来たのは、11月の宇都宮公演以来の2回目。冒頭の『Tokyo Bambi』からさわおさんの歌声がクリアに聴こえてきた。Tokyo Bambi、まさかツアーの1曲目として演るとは思わず、1周回って衝撃だったな。

特定のアルバムに縛られない、自由なセットリスト。個人的にいちばん嬉しかったのは『Last Holiday』だ。終焉の渦中で愛を渇望しているような世界観が美しい。暗い気分の時も明るい気分の時も、心地よく聴ける好きな曲。アンコールの『Primer Beat』、そして宇都宮では聴けなかった『Movement』もすごくよかった。

 

ライブ前まではどことなく気分が重かったのだけど、開演すると憂鬱は一瞬で吹き飛んだ。今回のツアーは純粋に楽しかった記憶が強く、それ故に書けることも少ないのだけど、それも悪くないだろう。今日は映像収録が入っており、僕の近くで頻繁にカメラが回っていたので、円盤化されたらハッキリ映っているかもしれない。淡い期待。

ピロウズは今年で結成35周年になり、そのアニバーサリーライブも発表された。バンドが結成した9月16日(祝日!)に、会場は豊洲Pit。絶対行こう。

ライブ後は大井町での打ち上げに同行する。実は自分の日記本を数冊持って来ていたのだけど、何人か買ってくれた人がいて、それも嬉しかった。

 

1月27日(土)

昨日の打ち上げのメンバー数人で、有明にある、スモールワールズというミニチュアミュージアムに行ってきた。昨日と同じくゆりかもめに乗って現地へと向かう。宇宙ステーション、世界各国の街、関西空港など(なぜ急に関空?)、エリアごとに様々な世界が展開される。どれもどこも細かく作り込まれており、すべてに見応えがあった。

ミニチュアの街

フィギュアや人形を置いて撮影出来る場所も

プリマハムの公式キャラクター、あらびき星人ソップリン

モルカーとのコラボイベント中で、いろんな所に紛れているモルカーを探したりなどしながらエリアを回った。建物自体の面積も大きく、予想以上に長い時間滞在した。それから大崎まで移動し、六厘舎でかなり遅めの昼食。前の配属先の最寄が大崎駅で、この店は仕事の帰りに時々来ていたので懐かしい。

 

夕方、大井町の日本酒バーへ。佐賀の日本酒を取り扱っている店なのだけど、今日は他の九州の酒もあるのだそう。別行動していたグループとも合流し、立ち飲みの席が貸切みたいな状態に。

飲み比べのセットを頼んだり、メニューの説明文から良さげなものを選んで飲んだ。勧めてもらった光栄菊という酒が、酸味があり後味も残らずスッと飲めてよかった。つまみとして注文した牡蠣やクリームチーズも美味かった。

地味に気付いた大きな変化なのだけど、最近は友人と話す時、結構自然に素の関西弁が出るようになった。上京してからは標準語で喋るよう意識していて(仕事の時はずっとそう)、ツイッターのフォロワーと会うようになった当初も大体同じように振る舞っていた。思えばあの時はだいぶ堅苦しかったかも。主体性がなく口下手なのは相変わらずだけど、今の方が色々リラックス出来ていると思いたい。

 

1月28日(日)

2日間の疲労でぐったり。しかし昨日は度数の強い酒を結構飲んだのに、二日酔いの感じがない。好みのものを選んでいたつもりではあるけれど、良い酒は悪酔いしない、ということか。

午前中、布団の中でぼんやりしていたところ、地震で大きく揺れた。地震の揺れって本当に突然でいつまでも慣れないよな。時計を見ると9時ちょうどで、そのまま二度寝。微睡の中でいろんな夢を見たけれど、その中にさわおさんも出演した…。なんか一緒にサラダを取り分けていた気がする。昼頃に布団から出て、溜まった洗い物を処理して雑にご飯を食べた。

 

Enfantsの新しいデジタルEP「E」を聴いた。1曲目の『デッドエンド』が好きすぎる。他人を介さず、ひたすら己の内から振り払えない虚無感と戦う様が良い。それにしても、前作の「Q」、今作の「E」と来ると、やはり次のタイトルは「D」だろうか?

 

夕方、床屋に行って散髪をしてもらう。本当はライブの前に切っておいた方がよかったのかもしれないけど、髪が短いと面長が目立って嫌なことと、モッサリしている状態の方が何となく僕らしいような気がして、色々イベントが終わるまで切らずにいた。しかし最近は放置しすぎて流石にだらしなく見えていたかも、という自覚もある。ここら辺は完全に自意識との戦いだな。

2日間の日記を書こうとしたけれど、文章が上手くまとまらないのでメモ感覚でザックリと書き残しておいた。調子がいい時に整理しよう。本を30ページほど読み、寝る前にヨルシカのライブ抽選に申し込んだ。

 

 

アドレナリンこわい(1月21日〜1月25日)

1月21日(日)

THE PREDATORSコピーバンドのライブの日。午前中は本を読んで過ごし、午後に家を出る。スマホの天気予報は傘マークが消えていたのに、粒の細かい雨が降っていた。タチが悪いなと思ったけど、渋谷に着く頃には雨が上がり、事前のリハを終えてスタジオを出ると日も出ていた。会場の渋谷ラママへ向かう。

ライブでは思いっ切りドラムを楽しめたのでよかった。細かいミスは所どころあったとはいえ、途中で握力が抜けてしまった前回と比べるとずいぶん上手くやれたと思う。

今回はセトリが好きな曲ばかりなのに、練習中は気持ちに余裕が持てず、ずっと不安が付き纏っていた。しかし本番では初動が上手くいき、そこから楽しさが上回ってメンバーや観客を見回しながらドラムを叩く余裕も出来た。終盤の小休止で集中力が切れてしまいヤバいと思ったけれど、どうにか気持ちを戻し最後までライブをやり遂げた。

セトリの中では、『Last Hunting』と『Gimmick!』がお気に入りだ。あとは『Tyrant』がカッコよく始められたので気持ちいい。しれっと本番前に酒を飲んでいたのだけど、そのおかげで程よく仕上がったのかもしれない。

 

帰宅してアーカイブを見返すと、前回と同様、曲のテンポが恐ろしく速くて笑ってしまった。今回は割とセーブ出来てたかなと思っていたのに、全く変わっていない。ライブ中はアドレナリンがドバドバ溢れ出て、感覚もバグっていたのだろうか。自分も含めて、みんなこんな速さによく着いて来られたよな…。

 

ライブは下の動画から視聴出来ます。楽しく演れたので是非観てみてください。

 

1月22日(月)

在宅勤務。消化すべきタスクが複数ある時、その3分の2くらいを片付けると途端にやる気が無くなる。まぁ会社にいる時も、会議とか諸々の都合で作業は止まってしまうし、総合的な仕事量はどちらも大体同じだと思いたい。

先週コートのボタンがひとつ取れてしまっていたのを、退勤後に店で修理してもらった。裏ボタンの付いている生地の厚いやつは自力で上手く直せる自信がないので、プロにやってもらった方がいい。待ち時間のあいだに日高屋で晩ご飯を済ませた。

 

夜、『ひみつストレンジャー』を読んだ。スピッツのアルバム「ひみつスタジオ」の曲の詞を元に描かれた、13編の絵物語。本を開いた瞬間に泣きそうになり、慌ててアルバムを再生した。

曲の歌詞以外に言葉は使われておらず、音楽に合わせてページをめくると、それぞれのMVを観ているような感覚になる。どの物語も明るく温かくて良かったけれど、特に好きなのは『i-O(修理のうた)』『美しい鰭』『未来未来』『ときめき Part1』『讃歌』。みんなそれぞれ違った世界で生きている想像力や尊さを感じさせてくれた、最後の『めぐりめぐって』も素晴らしかった。

ひみつスタジオのアルバムは、何もかもがダメだと沈んでいた頃の記憶、自分なりに動いてみて色々救われたこと、しんどいけど確実に待っている楽しみを糧にどうにか頑張ろうという気持ちなど、自分の中の様々なものが詰め込まれているみたいだ。聴いていて複雑にもなるけれど温かい作品で、スピッツの中でも好きなアルバム上位に入る。『ひみつストレンジャー』で改めてじっくり歌詞を読むことで、その気持ちが一層強くなった。

 

1月23日(火)

昨日もついダラダラ起きてしまい、寝不足の状態。明るくなるのがもっと早くなってくれれば…。出勤してから、なんか喉がヒリヒリし始める。寒暖差のせいだろうか。

午前も午後も会議があり、仕事の時間が中々取れず。夕方になるといきなり身体がだるくなって、直感でヤバいやつだと思った。なんか今年度は頻繁に体調を崩してるな。残業せずサッと帰り、担々麺を食べて早めに寝た。

 

1月24日(水)

たくさん寝てだるさはマシになったけど、喉は相変わらずイガイガ。それとは別に、何となく精神の状態もよくなかった。作業に集中したいのに手を止められると苛ついてしまう。喉の痛みは仕事をしているとだんだん治まってきて、代わりに洟が出始めた。風の治りかけか。2時間ほど残業して帰宅。

 

朝の通勤中に、ふと部屋の模様替えがしたいと思った。今ほとんど使っていないソファを、本棚がある向かい側の壁に置いて積極的に使うようにしたい。ちょっとした休息や読書する時のためなどに。

帰宅してから家具の寸法を測り、頭の中でレイアウトを考えて、動かすのは週末に…と思ったけど、早く実行しないと落ち着かないので夜遅い時間に模様替えを始めた。割と思い通りの感じになって満足。埃が溜まっていた所を掃除したりもして、流石に疲れた。新しい位置に置いた布団で眠る。

 

1月25日(木)

朝起きると、やっぱり喉が痛む。埃の吸いすぎかと思ったが、朝ご飯を食べているとかなり和らいだので乾燥のせいかもしれない。新しい布団の位置が、エアコンのほぼ真下なんだよな…。外の空気が肌を刺すように冷たかった。

今日も気分は落ち込み気味。仕事も立て込み始めてしんどいんだけど、なんか色々なことを考えるのが面倒で放心してしまう。気分が全然上がらない。明日はなるべく半休を取りたいので、21時くらいまで残業して書類を片付けた。

 

四分音符のあたたかさ(1月16日〜1月20日)

1月16日(火)

仕事休み。今日はずっと楽しみにしていたスピッツのライブだ。新幹線で大阪まで行く。大阪遠征の帰りは毎回夜行バスだったのだけど、流石に身体が限界だと学んだので宿を予約しておいた。ホテルのチェックインを済ませてから、会場の大阪城ホールへ。

ツアートラックも停まってた

新しいアルバム「ひみつスタジオ」を引っ提げたツアー。城ホのアリーナ席は初めてだったけれど、うしろの方とはいえ、どうにかステージ全体が見える所でひと安心。アルバムのラスト曲『めぐりめぐって』からライブはスタートした。

 

『i-O(修理のうた)』では、ステージに立っていたi-Oくん(アルバムのジャケットに大きく写っているロボット)や、イラスト調の映像がモニターに映し出され、特別な温かさを感じた。「再起」とか「救い」をイメージさせるバラード曲だ。サビのところは、バスドラムの四分音符刻みによる、一歩ずつゆっくりと進んでいく様子を表現したようなリズムが心地良い。アルバムの1曲目としてこれを聴き、新しいスピッツにも一瞬で引き込まれたのだった。

さらに続けて演奏された『正夢』のイントロで、涙腺をやられた。正夢は元々スピッツの中でも3本の指に入るほど好きな曲だけど、流れがとにかく美しかった。まだライブは中盤だけど、これらの組み合わせを生で聴けただけでも、今日は来て良かったと胸を張って言える。

 

『オバケのロックバンド』はマサムネさん以外のメンバーもボーカルで参加しており、全員の生歌が満を辞して聴けたので大満足。スピッツは毎回ライブで生で聴ける曲が増えて嬉しい。今日は『サンシャイン』と『甘ったれクリーチャー』が大きな収穫だ。

今回のツアーは抽選に10回以上落ちていて正直参加を諦めていたのだけど、どうにか大阪公演の抽選が当たって来ることが出来た。本当によかった。

イカリー食堂(松屋系列のカレー屋)で晩ご飯を済ませ、ホテルに戻る。部屋のシャワーを浴びたあと、ダラダラとスマホを見てしまい中々寝られなかった。

 

1月17日(水)

10時前にホテルをチェックアウト。みどりの窓口で乗車時間を変更してもらい、予定より早く東京に帰ることにした。昨日のライブのアンコールで『えにし』が聴けたことを思い出しながら、売店でランチパックを買う。スピッツを聴き始めた中学の頃、ランチパックのCMにタイアップされた曲なので思い出深い。

 

行き帰りの新幹線では、荒川洋司『日記をつける』を読んでいた。様々な日記やその歴史、書く人そのものの心情など、日記にまつわる話が色々書かれている本だ。最後に1ページ分だけ書かれていた、著者の日記をつける理由に共感するところがあった。

僕がネットで日記を書き続けている原動力は、「その時その時の考えや感じたことを記録しておきたい。出来れば誰かに読んでもらって、共感してもらえるとさらに嬉しい」といった気持ちだと思う。しかし今のような形式で更新をしていると、ブログ記事の中で自分が特に押し出したい話題が伝わりづらく感じてしまう(他多数の話にうもれてしまって)。特に強調したい出来事・話題は、タイトルやサムネでどうにか分かるように工夫はしているつもりである。

実は学生の時も日記をつけようと試みたことがあったのだが、文字通り三日坊主で終わってしまった。思い返せば、あの頃は大したことを何もやっておらず、今よりも真剣に物事を考える力がなかったんだよな。

 

この本は何ヶ月か前に通販で買ったものなのだけど、表紙を開くと新聞の切り抜きが挟まってあった。

 

1月18日(木)

最寄り駅にホームドアが設置されていた。昨日帰ってきた時は無かったので、まっさらな新品だろう。

仕事、作業に没頭している時に声をかけられるのが死ぬほど怖くてビクビクしてしまう。自分の流れを阻害されるのがとにかくストレスになってしまう。そうなる前から過剰なほど気にしすぎて全然落ち着かなかった。

夕方、上司と現在の業務の現状について軽く話した。今のポジションにいるとどうしても組織や人間の汚さを痛感してしまう。誰も根本的な所に触れようとしないので問題は解決しそうにないし、そのせいでこちら(職場)にとばっちりが来るのも歯痒いな。

 

1月19日(金)

普通に起き、朝食、身支度を済ませ駅へ向かうが、電車の来る時間が普段と違う。ダイヤ乱れか?と思ってスマホを見ると、時間がピッタリ1時間進んでいた。全く気付かず寝坊していた。おそらく目覚ましのかけ間違いだろう。駅のホームで急いで会社に連絡を入れた。

本当にこれ。要らないアラームは全部消した。

 

中学の友人が研修で東京にいるらしく、昼休みに連絡が来た。定時で退勤し、滅多に行かない国分寺で飲む。もう何年も会っていなかったので、お互いの近況や徳島の状態など(大手チェーン店がオープンするたびに新しいもの見たさで人が集まるとか)、いろんな話が弾んだ。

 

1月20日(土)

バンドのリハ。昨日酒を飲んだせいであんまり眠れず、寝不足のままスタジオ入り。演奏中に迷いが生じると一気にダメになる。明日がライブの本番なのだけど、もう思い切ってやるしかない。帰宅したらドッと疲れて、何時間も爆睡してしまった。

 

死の匂いを感じ取る(1月11日〜1月15日)

1月11日(木)

仕事のことを日記に書けなくなっている。ありのままを書けば大半が愚痴になってしまいそうだし、内容を意図的にぼかしているとはいえ、万が一身バレしたら怖いし。今朝は一段と寒くてだるかった。

班の業務が立て込みそうな来週に休暇を2日も入れてしまい、正直すごく申し訳ないと思っている。しかし10月ごろから決まっていた予定だし、何よりプライベートが最優先なので仕方ないと開き直っている自分もいる。両方とも同じくらいの気持ち。休暇取得を快く了承くれる環境であることはありがたい。

 

夜、ポケモン追加コンテンツの番外編が配信された。ネタバレが怖いのでその日のうちにストーリーを進める。コミカルな表現で色々薄まってはいるものの、村全体が洗脳されるのはだいぶホラーだった(夜遅い時間に配信開始されたのも意図的なものか?)。スグリの精神が安定したところに落ち着き、こちらまでホッコリした。

 

1月12日(金)

仕事のひとつを片付けて、時間休で早退。数日前から口内炎の痛みがつらすぎて、食事をするのもめんどくさい。ビタミン補給のためチョコラBBを飲みつつ、適当に魚肉ソーセージなどを食べる。

口内炎、嫌な位置で肥大化したせいで飲食する度に激痛が走る。箸の運び方すら気を付ける必要があったり、ホットコーヒーがまともに飲めないのがだるい。ここでは何度も書いているが、口内炎は生活を脅かす絶対悪だ。連休後に口内炎がよく出てしまうのは、間食が増えて糖質を摂り過ぎてしまうせいなのだろうか…。

 

1月13日(土)

ドラムの個人練のあと、近くのブックオフへ。先月、本を売った時に買取ブッくじを13枚もらっていた。くじの結果は全部ハズレだったけど、外れても1枚50円の値引きクーポンになり、実質無料で650円分の買い物が出来る。クーポンは実際に本を売った店舗でしか使えないので、店内で見つけた、タイトルだけ知っている未読の本を3冊買った。

 

最近、日常生活で音楽をあまり聴かなくなった。バンドでコピーする曲を通勤電車の中で聴いたりはするけれど、これは曲を頭に叩き込む作業感がある。無音の中でぼんやり過ごすのが心地よく、自宅でも曲を流す気分になれない。その代わりとして、合間合間に活字の本を読むことが増えた。今はなるべく毎日、数ページでも何か読む時間を作りたいと思っている。

本やネットの文章を読んでいると、自分も読んでみたいと思える本がいくらか見つかり、それらを探すためにブックオフを何店か巡った。秋葉原の店舗で、特に欲しかった『二十歳の原点』を見つけて嬉しくなった。

 

帰宅する直前に、雹のような粒の大きい雪が降ってきた。いや、降ってきたというより"ボトボト落ちてきた"という表現がしっくり来る。これが東京の初雪か。途中から雷も鳴り出してゲリラ豪雨のようだった。

 

1月14日(日)

プレデタコピバンのリハ。朝9時からのスタートなので頑張って早起きした。

途中でピロウズワンマンライブの一般販売に乗り込もうとしたけれど、先着に間に合わず購入出来なかった。1分で完売かよ。去年のように抽選方式にすればよかったのに、と思うけれど、転売ヤーにも平等にチケットが渡ってしまうリスクを懸念したのか…?

気付けばライブまであと1週間。まぁ何とかなるだろう。解散時間が早かったので、何となく渋谷から体力が保つまで帰り道を歩いてみた。見たことのない道を歩くのはワクワクする。1万ぐらい歩いて足が痛くなったところで電車に乗って帰った。

霊園のそばのトンネル

 

1月15日(月)

仕事はほぼ定時で退勤。会社のエレベーターで同じ寮の先輩と遭遇し、そのまま帰って近所の定食屋で晩ご飯。寒ブリの塩焼きが美味かった。

 

去年の文学フリマで、自分の日記本を人に献本したのだけど、それを読んだ感想と思われる内容が日記に書かれてあった。

そこにはあくまで「知人の日記」としか書かれていなかったし、本当に僕の日記本かどうかは定かでないのだけど、「"死んでしまった人が生前つけていた日記"のような感じがした」といった言葉に、何だか感動してしまうものがあった。この例えとして同時に挙げられたのが、高野悦子二十歳の原点』という、同じく日記形式の本。どうしてもこれが読みたくて探していたのだ。

その『二十歳の原点』を今日読み終えた。以下、感じたことのメモ。

・孤独や虚無感や惨めさに苛まれ、何をやっても気持ちが堂々巡りになってしまっているところなど、時代が大きく違うとはいえ自分と重なりそうなところが多々あった。

・他には、組織や人間の嫌な部分に翻弄され、しかし1人の力ではどうにも出来ず息苦しくなっているところとか。僕には闘いたい気持ちはあんまりないのだけど、主題のひとつとして書かれていた学生運動について、もっと深く知りたいと思った。

・日記の終盤は著者の気力がどんどんなくなっていくようであるが、全体的に諦念っぽい雰囲気を纏っているように見える。僕の日記が客観的にどう見えているのかは分からないけれど、自分も気持ちの面で色々衰弱している自覚があるので、同じような匂いを嗅ぎ取ったのかもしれない。

 

高野さんはこの日記を書き終えた数日後に自殺してしまう。自分はまだそこまでは思っていない…と言いたいのだけど、仕事が苦しいとどうしても希死念慮みたいなものが湧いてしまう。僕は生きづらいというより、単に"働きづらい"性質であるだけなのかもしれないけれど。

でも、自分も何かの拍子でサクッとよくない行動をとってしまうかもしれない。安楽死なんて導入された暁には、(あくまでもポジティブに)そういう選択をしそうな気がする。今のところ楽に死なせてはくれなさそうだし、とりあえず手持ちのカードで生き延びるしかない。