自分の好きなアーティスト達の曲をひとつずつ集めたプレイリストを作ったりしているのは、学生の時からである。
社会人になったあたりからだろうか。それらのオムニバスプレイリストに『生命維持装置』というタイトルをつけるようになったのは。
生命維持装置。我ながら秀逸なタイトルだなと思っている。
・音楽自体が自分の生きがいであり、日々を生きるのに不可欠な要素であること。
・いかにも厨二病くさい単語。
理由は主にこの2つ。
これまで生命維持装置が何度更新されたか、最早覚えていないけど、現在はこんな感じ。
ナンバリングされてあってプレイリストは複数あるけど、最近ではこれが一番しっくりきている。
この「1号機」の特徴は、『自分の特に好きなアーティストの中から1曲ずつ選曲する』ということにある。
この選曲の基準は、「何となく自分の気分、状況に近いもの」だ。
結果として、このプレイリストは『変われない自分・変わらない自分』といったテーマに仕上がったように思う。
冒頭から後半まで、様々な方面で変われない情けない自分を憂いて、
最終的にPlease Mr. Lostmanやはぐれ者讃歌で、そんな自分さえも肯定して生きていこう、という感じの流れになるのが何となく好きだ。
こうして、現状を変えられない自分を自然と肯定して生きている。
このプレイリストは、脳みそが回っていなくて、曲のテンポがゆっくり感じる時にこそ聴くべきだと思う。
(曲的にゆっくりめの方が映えるものが多いからだろう。実際頭が冴えてテンポ速く感じる時に聴くと、どうしても違和感があって気持ち悪くなってしまう。)
本当は、小説のようなものを書きたかった。
あるいは映画っぽいものでもいい。僕の現状や訴えたいものを、そういう作品として表したかった。
でも、僕にそこまで能力はない。
それでも自分の納得できる形で、今の気持ちを表したいという思いで、この生命維持装置を作っているのかもしれない。
このプレイリストは、僕のひとつの作品だ。
何度も何度も更新されているけど、今の「1号機」は作品としても結構型にはまっているなと自分でも思っている。
今年度が終わった辺りで、CDに焼き出すとするかなぁ。