ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

今日の日記

心療内科睡眠導入剤が処方されている。

症状も快方に向かっている(ということになっている)今でも時々寝付けない夜に飲んでいるんだけど、そうすると大体翌朝になっても薬が抜けていない感覚があり、その日の午前中くらいまではぼんやりした状態で過ごすことになってしまう。

そんな薬を金曜の夜に、翌日起きる時間を気にする必要のないタイミングに飲んで寝た。予想通り薬の効果を朝まで引きずって、昼頃まで心置きなく眠る作戦に成功する。

 

朝食と昼食を兼ねたコーンフレークを食べてから、服を着替えてスマホを置いて散歩に出かけた。

5月の下旬という時期なのに、未だ肌寒い。毎年こんな感じだっただろうか。薄い長袖のインナーに同じく長袖のシャツを着て、ちょうど肌に合う。

 

ショッピングモールの建物を過ぎて一級河川に架かる橋を渡り、大通りをだらだら歩く。何気に通ったことのない道だった。

歩き続けていると、隣駅のある辺りまで着いた。普段通勤している方向とは、反対の隣駅。過去に一度だけここに降りてみたことがあったけどあまり惹かれるものはなくて、何となく印象の薄い町というイメージが根付いていた。

こんにち改めて散策すると、大きめの商業施設内にある図書館を見つけたのでふらっと寄ってみる。

 

中央図書館と名付けられているそこは広く開放的で、内装のデザインもオシャレなので居心地がよかった。屋外テラスも数箇所あり、今日は悪天候だったが天気のいい日にここで読書すると気持ちいいだろう。

ただしコロナの影響で、閲覧室やすべての座席が利用できず、施設内での読書は今のところ不可能なようだった。残念すぎる。その気になれば1日中居られそうなよい場所なのに。

自分の住んでいる区全体の図書館で使える利用カードを今日は家に置いてきたので、ゆっくり書架を眺めてから施設を出る。何冊か読みたい本があったので、また時間のある時に借りに行こうか。でもやっぱり図書館の中で読みたいなぁ…。

 

もと来た大通りの反対側を歩きながら帰っていると、道中にもうひとつ図書館があることに気付く。

こちらも新築のように真新しく大きめの建物なので期待したのだけど、入口が分からないしどうも開館している感じではない。

外の掲示板に貼られたチラシによると、どうやらここは何年も前から休館していて、今年の6月にリニューアルオープンされるところらしい。なるほど。また来てみるか。

 

一級河川のところまで戻ってくると、今度は遠くに見つけた橋を目指して川沿いを歩くことにした。

学生時代もしょっちゅう、音楽を聴きながら地元の川沿いを歩いていたな。淡々と歩いていると、凸凹に歪んだ心が均される感じがして好きだ。水面や野鳥を眺めたり、途中のベンチに腰掛けてボーッと空を見上げたりする。

目的の橋までたどり着くと、そこにも腰を掛けるスペースがあったので、そこに尻を置いて高架線を走る電車を何台も見送った。高架の近くで、子どもを連れたおじさんが撮り鉄のごとく写真を撮っていた。

 

道を引き返している途中で野良猫が3匹集まっているのを見かけて、ここで初めてスマホを持ってきていないことを少し悔やんだ。

僕がノースマホで散歩に出かける理由は、純粋に「歩く」行為を楽しむために、ネットとかTwitterとか余計な選択肢を排除したいからだ。しかし時々、どうしても写真に収めたい場面に遭遇することがある。

コンパクトなデジカメでも買ってみようか。でもたまの散歩のためだけに物を買い足すのもなぁ…。次の給料日までまだまだ出費の予定があるので、これもしばらく先延ばし案件になるだろう。

 

それから川を離れて見慣れた街に戻り、坦々麺を食べてから帰宅した。

今日は約4時間くらい歩いた。