ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

忙しいと息苦しい

4月に入ってから、急に残業をするようになった。いろんな対応に追われて、日頃の業務が思い通りに進まなかったことが大きな原因である。

思えば全く残業せずにやれていたことの方が異常であり、昨年度の1年間は相当甘やかされていたのかもしれない。残業の原因も、おおもとを辿っていけば、自分が選び決定したことによるものなので誰を責めることも出来ない。

 

前からそうだったのだけど、仕事が慌ただしくなると、いつも酸欠でも起こしたかのように息苦しくなる。異動前の部署で頻繁に起こっていたやつが、最近また発症するようになった。うわ、ヤバいサインだ、と頭の中だけは冷静であろうとする。

業務外の対応は今月中旬に何とか終わらせて安心したが、本来のタスクが予定通りに進められていなくて焦る。いちおう自分なりに考えて作業するのだが、どうしても所どころがやっつけの状態で、えいやと資料チェックに出す。どうせ間違いは指摘してくれるからあとで直せばいいや、という適当な考えだ。

それでも「自分のペースで~」等とのんびり言ってる余裕がなかったので、残業をぶっ込むしかなかった。どうせいつかはこうなると想定していたことだ。

途中で3回目のコロナワクチン接種があり、その翌日くらいはゆっくり休みたかったけど、それすら危なかったので在宅で仕事を進めていた(それ以外の日はずっと出勤していた)。

 

前の部署と違って、淡々と作業してれば終わりっぽいものが見えてくることが救いである。しかしどうしても、仕事中に嫌な感情が湧き上がってしまう。

無意識に歯ぎしりをしていて、治療したばかりの銀歯がじんじんしていることに気付く。元々根性論が大嫌いなのに、いざという時は結局それに頼らざるを得ない無能さに嫌気が差す。

 

平日は気分が沈みっぱなしだったが、とりあえず連休前にここまでは終わらせる、という目標まで辿り着き、安心してゴールデンウィークを迎えることになった。あとのことは連休明けに考えるしかない。

今日は午後半休を取ってとにかく寝た。残業のせいで睡眠時間の短い日が多く、最近はずっと朝がしんどかったのだ。

ゴールデンウィークは偶然にもライブの予定がぎっしり詰まっていて充実している。予定のない日は何もしたくないけど、勉強もしなくちゃなんだよな。適当にやるか。

 

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先週の日曜日に、the pillowsコピーバンド枕営業による主催のセッション会に参加してきた。ピロウズの曲を色々セッションするイベントだ。コロナ禍でしばらく開催出来ず、2年ぶりとなるらしい。

僕は学生時代にずっとドラムをやっていたのだけど、就職してからは人前で披露する機会が全くなく、めっきり叩かなくなってしまった。たまたま知り合いに誘われて、久しぶりにドラム叩きたいと思ったので、思い切ってエントリーを決めたのだった。

 

ブランクがありすぎてまともに演れる自信がなかったので、ここ1~2ヶ月はほぼ毎週末スタジオを予約して練習していた。

僕が担当するのは、『New Animal』『LAST DINOSAUR』『ONE LIFE』の3曲。何も考えずに好きな曲ということで決めたけど、いざ叩くと腕や足が忙しい曲が多く、慣れるのが大変だった。腕の筋肉がすぐガチガチに固まってしまう。

 

本番は失敗したところもあったけど、楽しくセッション出来たのでよかった。フィルインが曲と合わせて上手くキマると気持ちいい。他の人の演奏も上手で、何より全員が楽しくやっているのが見ていて楽しかった。

 

イベント後の打ち上げにも参加した。知らない人ばかりだから不安だったけれど、人との繋がりを作るチャンスだと思ったので。

お酒を飲みながらいろんな人の話を聞く。僕のドラムもよかったと言ってもらえたのが、純粋に嬉しかった。

 

色々考えてみると、自分はオリジナル曲をやりたいという気持ちが全然なく、今はバンドをやりたいとはあまり思わない。

でも子供の時からドラムや打楽器をやってきた訳で、たまにはそれを人前で披露したいという欲望も同時に持っている。そんな僕にとって、こういうセッション会は本当にありがたいものだった。

参加にあたり多少の不安もくっついていたけれど、本当によかった。いい刺激になった。日頃の仕事ではとことん無能で落ち込むばかりだけど、何かを楽しむ機会がある時は、とことん楽しんで最低限の自信くらいは持っておきたいと思う。またドラム叩きたい。

 

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