7月24日(日)
鶴見済『人間関係を半分降りる』を読み終える。
すごくいい本だった。人間関係をゆるくやっていこう的なエッセイはたくさんあるだろうけれど、「人間はそこまで立派じゃない」、「生きることは特別素晴らしいものではない」という考えのもとに色々書かれている。
僕も、世の中に溢れている底抜けに前向きな言葉にはかなり懐疑的な方だ。人間は所詮脳ミソが少し発達しただけで、本能的には他の生物とそれほど大差ないと思っているし、頼んでもないのに与えられた生を神格化するような考えにも疑問ばかりが浮かぶ。
今では「どうせ〇〇だし」という諦めが多いけど、そんな中でもやれることをやって楽しみたい。ネガティブとポジティブは両立するものだと思っている。自分のそういう考えを肯定してくれているようで、安心感が持てた。
そんな人が、僕もずっと抱えている悩みについて言及してくれていて、これはちょっと本気で改善しないと、と思えたのだった。ある種の癖みたいなものなのだけど、でも放置していたら結局自分がしんどいだけなのは分かっていた。ちゃんと直そう。
本を読みながら、ハルカトミユキの曲『どうせ価値なき命なら』が頭に浮かんだ。この辺の考えは、ちゃんと整理してnoteにでも書いてみようかな。
鶴見済さんの存在はツイッター等で前から知ってはいたのだけど、実際にエッセイを読むのは初めてだった。すごくよかったので、他の書籍も読みたくなった。
ふらっと近所の喫茶店へ。この店はスコーンサンドが人気で、キウイジャムのやつを注文した。コーヒーの香りが心地よい。
あったかくてサクサクのスコーンと、フレッシュなジャムとクリームチーズの相性がよい。美味しかった。
店内で勉強も進める。自宅と比べて集中はしやすいけれど、それでも1時間半くらいが限界だな。外に出たら強烈な日差しにやられた。そういえばもう夏だ。
劇場版『輪るピングドラム』の後編を観てきた。
記憶があやふやなところもあるけど、面白かった。楽しく観れた。やくしまるえつこの主題歌(新曲)も4月に聴いていたけど、すごくよい。
今日はたまたま舞台挨拶のある特別な上映であり、終演後にライブビューイングでその様子を観た。ゲストや監督の解説によって、ラストの部分がうまく咀嚼出来たのでよかった。あの兄弟にとって、「自分が何者なのか」というのがようやく分かったということだな。
それにしても木村昴さん、本当にリアルジャイアンみたいにガッシリしてるなぁ…。
帰宅したら、Amazonプライムデーの時に買ったカルピスの箱が届いていた。これでしばらくは健康のはず。
7月25日(月)
仕事。気を抜いたら一瞬で体調崩しそうって感じの状況が、ここ何ヶ月間ずっと続いている。
後輩にサラッと言われた一言が地味に傷付いた。俺はもういいから、お前が主任に上がった方が絶対いいと思うぞ…。
7月26日(火)
仕事。頭回らず。大した予定もなかったのに、作業が全然進まなかった。しんどすぎて人と話す余裕が全くない。
自分の部署内や課内で、コロナ感染者が急増している。ここ最近、ツイッターを見ていると周りの人がどんどん感染しているようだったけど、いよいよ本当に他人事じゃなくなってきた。
今自分が感染すれば溜まってる仕事もうやむやにならないかな、的な考えが浮かぶ。流石に口には出せないし、最悪の場合における代償が大きすぎるな。身体はもうずっと慢性的にだるいままなので、発熱か味覚障害ぐらいしか感染症状が分からないと思う。
松屋のひつまぶし定食が美味かった。出汁茶漬けの類にハズレはない。味覚はしっかりあるので、たぶんまだ大丈夫。
7月27日(水)
朝の出勤時間が、日に日に早くなっていることに気付いた。これも現場時代の悪い傾向だ。昨日より10分遅く家を出る。
会社に着いて少し仮眠をとったら、そこそこ穏やかに作業が出来た。こういうのは結構大事。隣にいた新人に心配されたけど、こうでもしなきゃやってられんほど体力がないのよ…。
定時で退社し、家でだらだら。こういう時間はあっという間に流れていくのが本当に歯痒い。文フリで買った同人誌を少し読んだりした。
7月28日(木)
日差しが強すぎて朝からクラクラする。睡眠時間はそこそこ確保しているつもりなのに、疲れが全然とれない。
コロナの感染者が急増したことによって、来週会社が参加するイベントの手伝いが増えることになった。仕事…。
そもそもこんな状態で開催・参加していいのかよと思うけど、それだとライブとか他のイベントもダメだろってなってしまうしな。なるべくダブルスタンダードにならないように、その辺はあまり考えないことにする。