ただのモノローグ

しがないヘイホーが書く日記

近況と2023年の諸々

12月は会社で嫌な目に遭ってから急激に気分が落ち込み、そこから体調も悪化してボロボロだった。職場に居るだけでだんだん調子が悪くなり、人から何を言われても自分が責められているように感じてしまう。出来事のひとつひとつは繋がりのない別問題なのだろうけど、物理的にも精神的にも、久しぶりにヤバいところまで追いつめられてしまった。

11月の文学フリマが終わった時点で僕の2023年は終了したと思っているので、この不調は空白期間の悪夢なのかもしれない。いや空白のあいだくらい気楽に過ごさせてくれよと思うけど。年内最後の週、残業込みで片付けなければならない仕事で頭がおかしくなりそうだったが、どうにか仕事を納めることが出来た。

 

今年は日記本を制作するにあたり、必然的に自分の過去を振り返ることになった。原稿を作っているあいだは無我夢中だったものの、すべてがひと段落してから日記本を読み返すと、かなり恥ずかしくなったというのが正直な感想だ。

自分は物事を多面的な視点で見ることが出来ず、視野もすごく狭いと思う。音楽や本や映画などいろんな作品に関して、いちいち自身の心境と重ねないと感想が浮かばない。さらにその自分自身も薄っぺらくて中身がないので、単調な言葉しか並べられていない。

こういうことを考えてから、日記で何かの感想を書くのが怖くなったり、自分の振る舞い方が分からなくなったりした。おそらくこれも自意識過剰なのだろうし、ネット上での振る舞いなんて迷惑をかけない範囲で好きにやればいいだけの話かもしれないけれど。

 

ツイッターで何かをつぶやくことに妙な抵抗感を持ってしまい、最近はタイムラインもほとんど追わなくなった。しかしこれ自体は、自分にとってポジティブな変化だと思っている。

今はとにかく心身の休養を優先したいし、良い言葉が響かず嫌な言葉だけ突き刺さってしまう状態では、むやみにタイムラインを見ても疲れるだけだ。自分が何かつぶやきたい時にその近辺を確認する、くらいの距離感がちょうどよい。つながりも無理に作る必要はなく、その場の流れや既に仲良くさせてもらっているたちとの縁を大切にすればいい。

こうした変化は、コピーバンドでの活動や文フリに遊びに来てくれた知り合いたちのおかげで、少なからず自信がついたからだと思う。自分の中の歪んだ部分はすぐ直せそうにないので、無理にどうにかせず楽して過ごすことを優先して心を落ち着かせたい。

 

日記本を作ったり文フリに出店したことで大きく心境が変わったわけではないけれど、諸々の気持ちを切り替えるきっかけとなった。自分の文章を本にして売ることにも憧れがあり、実際に同人誌の制作を行うことで入稿の流れやルールなどいろんなことを知れたので良い経験にもなった。

ふと去年の最後のブログを読み返すと、後半に「日記をまとめて本にしてみようかな」と書かれてあった。自分が書いたことを完全に忘れていた。文フリに申し込んだのは衝動によるものだけれども、これはちゃんと頭の片隅に残っていた願望だったのだ。よく有言実行したな。来年以降の予定は特に何も考えていないが、また衝動で何かを作って出店するかもしれない。

 

日記本のあとがきにも書いたことだけど、今年になってから生きていく気力が急激に抜け落ちた感覚がある。何をやってもどこか虚しい。最近は会社という組織に所属していること自体に強いストレスを感じるようになり、これが続くようなら生活や働き方について改めて考え直す必要があるのかも。

僕は仕事だけの人生を送るのが絶対に嫌で、その気持ちが趣味の活動を続けるエネルギーになっているところがある。来年もバンドやセッション会などでドラムを叩く機会があることが救いだ。ドラムは体力が必要で疲れるけど、演奏はすごく楽しいし自分の数少ないアイデンティティでもあるので頑張って続けたい。

 

体調不良のせいで今月のライブチケットを2枚も無駄にしてしまったが、どうにか休養を優先したおかげで、残りのライブでとても良い時間を過ごすことが出来た。正しい判断をして最善を尽くせた自分を褒めよう。

1月はスピッツのワンマンがあるし倒れるわけにはいかない。僕はポジティブなエネルギーはライブでしかもらえないと思っているので、来年も行きたい公演にたくさん足を運んで活力を枯らさないようにしたい。

 

まだ年末まで日はありますが、これを年内最後のブログにしたいと思います。今年もお疲れさまでした。来年もどうにか生き延びましょう。

この1年でカラーボックスも豪華になりました